温かい陽気がつづく京の町。「もう、春だね~」と、ミモロもマフラーをせずに、お出かけです。
町にお買い物に行ったとき、御池通で、「あ、桜見ーつけた!」と、駆け寄ります。
「京都で、今年、初めて見た桜だ~」と、春の訪れに心弾みます。
これは、「御池桜」と名付けられた桜。早咲きの桜です。
あまりの嬉しさに、木登りするミモロ。ネコとして、自然な行動?
家に戻り、またお散歩へ。また行くの?「うん、なんか歩きたい気分…」と、近所のお散歩へ。
「あれ?工事中だ~」
ここは、毎月第2土曜日に「平安楽市」が開催される「岡崎公園」。今、平安神宮の付近では、大規模な工事が進んでいます。
3月16日から、二条通と平安神宮の前の冷泉通の間の神宮道が、閉鎖され、以後、一切車の通行ができなくなります。つまり、平安神宮の前の「岡崎公園」と、向かい側の「岡崎グラウンド」が、一体化し、大きな公園のようなスペースになるのだそう。
突然、神宮道に立札が置かれ、地域住民は、正直、戸惑っています。確かに、交通量は、観光シーズンや週末以外、それほど多くないかもしれませんが、近隣の住民にとっては、使い慣れた道が突然閉鎖され、これからは、疏水沿いの道から、グルリと回って、神宮道に入らなくてはならなくなります。
「桜のシーズン、すごく交通渋滞するんじゃないの?」と、心配するミモロ。平安神宮正面へは、岡崎道からか、二条通を疏水沿いに上がり、冷泉通にはいるしか方法がなくなります。つまり、三条通から、直進では、到達できないのです。
周辺に住む人たちは、「どうなるんだろ?」と心配そう。
桜の時期の混雑は、半端ではありません。しかも、今年は、JR東海の「そうだ 京都 行こう」のキャンペーンが、なんと「平安神宮」なのです。
「なんで平安神宮なんだろ?もっと郊外の観光客があまり行かないところをやってあげればいいのに~」との声も多数聞こえています。
「もう、これ以上、混雑してほしくない…」と、住民たち。観光名所のそばに住む人たちは、観光シーズンが訪れるのに恐怖すら覚えています。
「観光シーズンの時は、朝早く、お散歩しないとね~。もし車を使うなら、早めに、駐車場から出さないと、出られなくなっちゃう」とミモロ。車で外出した場合、平安神宮付近には、夜になってから戻らないと、マンションの駐車場に車を入れるのに、すごく時間がかかります。
以前、平安神宮から三条通に出るのに、車で、30分以上かかりました。「普段なら、3分くらいなのに~、歩いても、10分だよね~」と、にがい経験をしたことがあります。
京都の町中の移動は、できるだけ、地下鉄を使いことをお勧めします。バスも、動かなくなりますから…。
さて、平安神宮の神苑に行ってみることに…。
「なんかなんにもない~」冬を過ぎた今は、まだ緑は、常緑樹のみ、もちろん花も見えません。でも…「あ、椿…」
藪椿でしょうか、緑の中に、ポツポツと赤い花が…。
「こんな帽子どう?」落ちていた椿の花を頭に…。
かわいい~。
だれも観光客がいない神苑。中国からの観光客も、本殿や白砂の境内には、多数、その姿を見たのですが、神苑までは興味がないよう・・。
池では、鴨がのんびりお昼寝。
ここも春の準備でしょうか?作業する人たちの姿が…。こういう庭のお手入れが、春からの美しいお庭を作るのです。
「こんにちは~鯉さん…」池をのぞくと、エサをもとめて大きな鯉がミモロのそばへ。
「ごめんね~なんにももってないの~」と、申し訳なさそうに…。
トコトコ神苑の池の畔を歩くと、「あ、梅~」
白梅、紅梅が、蕾を丸く膨らませ、ちらほら花を開いていました。「春だね~」
あと1か月もすると、紅しだれ桜に縁どられる池…「でも、まだ何にもないね~」
「あ、この場所だよね~ポスターの写真」そう、池にかかる泰平閣からの景色が、ポスターの景色です。
まだ、緑の木々しか見えない池の周り…でも、ポスターのような景色が見えるのも間もなくです。
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