「もう東京で桜の花見ちゃった~もうすぐ春だね~」とミモロ。でも、春が近づくと、「冬の京都も素敵だったよね~」と、過ぎた時間を思い出します。
今年の京都は、久しぶりに元旦から雪が積もり、昨年より、雪が積もる回数が幾分多いよう…。先週の14日にも、朝起きると「わ~雪積もってる~」とミモロは、さっそく帽子をかぶってお散歩の準備を始めました。
京都市美術館の裏側で、京都市動物園の前の並木道へ
ミモロのお気に入りの道です。「なんか京都じゃないみたい…」うっすらと積もった雪が、モノトーンの世界を創っていました。
「あ、大文字も雪…」
五山の送り火の大文字の文字も、白バックの三角形に…。
琵琶湖疏水の脇をトコトコ進みます。今は白銀の景色も、もうすぐ春になると、疏水沿いの桜で、ピンク色に…。
ミモロの朝のお散歩は、四季を通じて変化に富んだもの。「全然飽きないね~」と…。
ミモロは、南禅寺の境内へ。
だれもいない境内は、いっそう凛とした空気があたりに…。「身が引き締まるよう…」さすが禅寺…雪景色の美しさに心洗われます。
お線香を納めて、法堂の釈迦牟尼仏さまに参拝。天井には、今尾景年画伯の龍が、にらみを利かせています。
ミモロも心を鎮めてお詣り…。
境内の北側の道を歩き、近くの水路へ。
琵琶湖から流れる水路の一部で、ここから動物園のそばの疏水に合流します。
野村美術館の南側にあたるエリア。明治になり、多くの別荘が建てられた場所、今も、大きなお屋敷が並んでいます。
「あ、雪の模様…」壁の蔦に積もった雪は、まるで水玉模様のよう…自然が作る造形の美しさは、お散歩していても出会うもの。
「岡崎神社に行こう…」とミモロは、丸太町通へ。
左京区の南側の氏神様である「岡崎神社」。昔は、大きな森に囲まれ、そこには野ウサギがいたことから、ここの神使いは、ウサギ。
「久しぶり~」「元気だった?」
ミモロの大好きな狛ウサギさん。特に、本殿に向かって左側のウサギと仲良し。
ウサギは、多産なことから、子授け、安産を象徴するもの。また、縁結び、夫婦和合の神としても、厚く信仰を集めます。それは…ご祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)と奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)のお力で…。
もともと、平安遷都の直後に、陰陽道に基づき、都の東西南北の方位を守る八将神の魔王天王=大将軍と呼ばれる神様が祀られました。
ここ「岡崎神社」は、東を守る神社で、「東天王」と呼ばれます。「だからこの地域、岡崎東天王町っていうんだ~」とミモロ。
大将軍は、八坂神社の御祭神である牛頭天王の息子とされ、今は、素戔嗚尊と重なっています。
日本の神様仏様は、時代と共に、さまざまな形で、信仰されます。「この寛容なところが日本らしくていいよね~平和で…」
それぞれを尊重し、時代に合わせて姿を変えた日本の神様仏様。「日本人でも、その関係やつながりがよくわかんないから、海外の人がわからないの当たり前だよね~」とミモロ。
日本人にとって、自分たちを守ってくださる大きなお力を敬うことが、大切なのです。
日本ほど、人々が拝む場所が多い国は珍しいかも…「だって、八百万の神様がいらっしゃるんだよ~。それに仏様たちもいらっしゃるし…みんなで仲良く、協力しあって、人々を守ってくれているんでもの…」とミモロは、いつも思います。
朝のお散歩だけでも、南禅寺、岡崎神社と、仏様と神様へ参拝。無宗教と言われる多くの日本人。でも、なにか大きなお力を崇める心は、誰もが持っている、ある意味で、信仰心が篤い国民と言えるのでは…。
「あ、光が射してる…」本殿の御幣に、サーッと朝の太陽が…。
「こういう景色に出会うと、ありがたいなぁ~って思っちゃう…」
朝の陽の光には、特別なものを感じる人が多いよう…「ご来光って好きだもんね~日本人」
「なんかお腹空いた~」朝のお散歩は、ミモロの健康維持にも大切な運動…。
「朝ごはん食べなくちゃ…」
毎日、続けなくちゃね~本当は…。「うん~」気の向いた時しかしない朝のお散歩…。
「今年は、できるだけ規則正しい生活をしよう!」とミモロ…
「規則正しい生活をすると心が落ち着くんだって~」と、最近読んだ禅関係の本で。読んだだけじゃダメ…実行しなくちゃ…。
「う~ん。頑張ってみる…」口で言うのは安く、実行するのが難しい…。自分に甘いミモロでした。
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