「今年もいろんな文化財見て歩くんだ~」とミモロが出かけたのは、3月18日まで開催される「第56回 京の冬の旅」非公開文化財特別公開です。まず向かったのは、堀川通沿いにある「西陣 興聖寺」です。
ここは、「京の冬の旅」では、40年ぶりの公開です。臨済宗興聖寺派の本山で、武将であり茶人の古田織部と深い関りがあるお寺で、「織部寺」との呼ばれるそう。
「なんか空いている~」と、ほとんど人影がない境内を進みます。
27日から京都もコロナ禍でまん延防止が行われ、町はひっそりしています。「京の冬の旅」は、予約優先ですが、ミモロは予約なしでやって来ました。「本当に静かでゆっくりご覧いただけますよ」と受付の方も手持無沙汰な様子でした。
まずは、本堂へ
ここには、ご本尊である釈迦如来像や武将の藤堂景虎寄進と伝わる達磨像が安置されています。坐禅をする場所があり、毎朝、希望者はここで坐禅ができるそう。「あの~何時からですか?」とミモロは、そこにいらしたガイドさんに尋ねます。「今は、6時半からだそうですよ」と。「う~まだ寒いから、その時間はベッドから出られないなぁ~」とミモロ。
案内係のボランティアガイドさんに、臨済宗らしい建物の構造や天井の龍の絵のお話などを伺いました。
ここは、楓が多く境内にあり、秋はそれは美しい景色だそう。でも、公開されていないので、拝見することはできません。残念…。
そこから順路に従って、方丈へと移動します。
広い方丈には、なんと青い襖が…。
「なんか見たことのない襖だね~」とミモロは、興味津々。
「あれ?これ写真なの?」そう、それは全面大きな写真でできた襖です。
海洋写真家の杏橋幹彦さんの作品で、深海の青さが座敷に溢れます。「なんか海の中みたい~。こういう襖見たことないね~斬新!」座っていると、本当に海の中にいる心地に…。
また格天井は、4人の方の寄進で、四季の景色が描かれています。
座敷に座り、お庭を拝見。
冬枯れの景色は、庭の構造がよくわかります。
ボランティアガイドさんが「これは見逃さずに見てくださいね~」というのは、平安時代に掛かれた「一切経」で、ここには、5000巻を超えるものが所蔵されているそうです。
その貴重なものの一部を拝見。
さらに順路に従って奥へと進むミモロです。
「ここ板戸の絵がいいね~」と途中にある板戸も鑑賞。
「わ~これなぁに~」と身を乗り出してみたのは、地面を深く掘り下げて作られた手水鉢で、「降りつくばい」というもの。
「あそこまで、手を清めに行くの大変だね~」というミモロです。そういうもんじゃないと思うけど…。
「あれ~まだ雪が残ってる~」日陰部分には、前に降った雪の姿が…。
その奥には、茶室「雲了庵」があります。古田織部好みの茶室です。
「冬のお庭って、なんか寒いね~」ブルブル…景色が寒いのではなく、実際に気温が低いのです…。
「お寺に行くときは、厚手の靴下必須アイテムだね~」というミモロ。
そう、くれぐれもお寺に行くときは、万全な防寒の服装で…
まん延防止が施行されている今、観光客はほとんどなく、訪れるのは京都市内の方ばかりだとか…。
密になることもなく、静かに過ごす時間でした。
*「京の冬の旅」の詳しい情報はホームページで
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