「う~不思議~どうして模様編みができるんだろ?」とミモロが編んでいるのは、「クンストレース」によるコースター
カギ編みで作るパイナップル編みのような模様を、なんと棒編みで作るのです。
これは、ドイツの民芸手芸「クンストレース」。修道院などで作られ、ヨーロッパの女性たちの間で流行った編み物です。
ミモロがそれを知ったのは、4月に京都東山の古川町商店街で開催された「LILY LACE]という西陣のレースメーカーのイベントで。
「ミモロちゃんもよかったら、クンストレースやってみませんか?」と西村社長に誘われて、自分の編み物の技術を考えず「はい、ぜひ~」と参加することになったのでした。
それで、その後、今回ご紹介する体験講座へやって来たのです。
講師は、日本におけるクンストレースの技術を継承する福子アラクネーさん。
さまざまなカルチャースクールで、長年ご指導に当たられています。作品の写真集なども出版。日本におけるクンストレースの普及に尽力なさっています。
そもそも複雑な模様を編む「クンストレース」
「なんでこれが編み棒でできるの?カギ編みならわかるけど…」というミモロは、その謎が知りたくて参加しました。
編み物には、設計図のような網目を示す指示書があります。それを見ても、ちんぷんかんぷんなミモロ。
「不思議な地図みたい…」
さぁ、クンストレース講座が始まります。
「ミモロちゃん、どの色がいいですか?」と、この日使う毛糸を選びます。
今回は、クンストレースの初心者講座なので、使うのは、太目の毛糸ですが、本来使うのは、非常に細いレース糸などです。
テーブルの上に用意された道具。編み棒の他に、カギ編みの編み棒などが
講師の福子アラクネーさんの説明を伺い、いよいよ実際に編み始めます。
今回の講座に参加なさった方々は、すでに編み物のベテランばかり。ミモロのようなほとんど編み物をしたことがないという人はいません。大丈夫???ミモロ・・・・
「う~ん、見てもよくわからない…」
今回作る小さなコースターの編み方を示す紙を見ても、「う~暗号みたい…どういうことか全くわからない…」
編み方の紙の上には、K1,KB1など、アルファベットと数字が並んで、それを読み込みながら編むのです。
「ともかく編み始めるところを作りましょうね」と…
中心から、外側に編み広げてゆくので、中心部は、カギ編みでスタート
それを丸くした部分に編み棒を入れて、いよいよ編み始めます。
「さぁ、ここから掛け目をやって…」と、ミモロには、マンツーマン指導が…
「え~と、掛け目、表編み、掛け目、表編み…」と、一目一目編みます。
「はい、その調子です…」と、ミモロを手伝ってくださるベテランの方。
「あ、まちがっちゃったかも…」とミモロ。「どれどれ…」
一目でも編み間違えると、その後に大きな影響をもたらすため、編みなおしを…
「はい、ここね~」とミモロが編み間違えた部分を修正してくださいました。
「さぁ、ここからまた、ミモロちゃんがんばって~」と。
「はい…」必死に頑張るミモロですが、何しろ、編み物をほとんどやったことがないので、真剣に網目を見つめる目もチカチカしてきます。
今回の講座で作るのは、小さなコースターなので、他の編み物の経験豊かな参加は、もう次々に作業を終えています。
「ウ~むずかしい…」でも、途中で投げ出すわけにはいきません。がんばれ!ミモロ…
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