「新年の書初めの準備しよう~」と、やっとお正月への準備を始めたミモロは、寺町通へと二条通を進み、一軒のお店へ。
ここは、書に関するあらゆるものが揃う「書芸サロン 賛交」です。
「どれにしようかな?」と書初めの半紙を探します。
昔から文化人がよく通う寺町通は、「書」に関する老舗の専門店が点在し、また、その顧客には神社仏閣が多いというのも、いかにも京都らしいこと。和の文化が盛んな京都には、日常的に墨、和紙、筆などを使う人も多いのです。
そんなお店のひとつが、ここ…。
広々した店には、墨、和紙、筆などのコーナーがあり、そこに種類豊富に品々が並んでいます。
ここで扱う品々は、書の初心者から書家まで、あらゆる技術の人に合うような品々があるのです。
「本当にいろんな品がある~」と、品々をひとつひとつ見てゆくミモロ。
筆も、漢字用、仮名用、写経用、日本画用など、あらゆる用途のものが…。
「わ~いろいろあってどれにしたらいいのかな?」と迷います。
日本の道具は、本当に種類が多いのが特徴のひとつ。それは日本人の完璧さを追求する姿勢の表れかも…。
各文字などのサイズによっても、筆の大きさは異なります。
墨も同様…漢字用、仮名用、写経用、水墨画用、拓本用などの用途をはじめ、墨の黒色にも、青系、紫紺系、赤系、茶系など微妙に異なる色合いがあるのだそう。
「う~どれにしよう~」とここでも迷います。
「わ~硯もいろいろある~」
墨の色や発色は、硯によって変わるのだそう。使う墨の特徴を活かす硯が理想的。また国内の産地からの和硯だけでなく、中国産の唐硯も揃っています。「ちょっと表面触ってみてください~」とお店の方に言われ、ミモロは、いくつかの硯を触ります。
「わ~滑らかさが違う…」とビックリ。また、代々受け継げるのも硯で、人から譲られて使い続けるという人も…。
さて、お店の棚には、本当にいろんな種類の半紙が…
「あの~どれにしたらいいですか?」ともうわからなくてオロオロ。
「半紙も漢字用、仮名用などをはじめ、手漉きと機械漉きなどで違うんですよ」とお店の方。
「墨が裏側まで滲むのが、手漉き半紙、ほら機械で漉いた半紙は、墨があんまり裏側に滲んでいません」と。「ホントだ~」
また、仮名用の半紙は、透明感があって、表面がいっそう滑らかで、サラサラと筆運びができるような感じです。
棚には、中国や台湾で漉かれた半紙なども…その種類の多さに驚くばかり。
「あの~ミモロ、書は初心者なんです~あんまり筆持つことなくて、お正月の書初めくらいかな?」と。
「それなら、初心者や練習用の半紙でも…」とお店の方。
「あの~字が上手に見える半紙ありませんか?」とミモロ。「そうですね~ともかくいろいろな種類の紙を使ってみて、お気に入りのものを探すのもいいかもしれませんね~」とお店の方。
書の用具は、筆、硯、墨、そして紙と、初心者向けとプロ仕様では、本当に価格の差があるもの。
例えば、練習用の半紙は、1000枚3370円、手漉きの品は、100枚9350円と、全然値段が違います。
「ミモロ、練習用でいい~」と。そう、まずはたくさん書かないとね…。
お店の方に相談しながら、自分にあった品々を選ぶのも楽しいもの。
「わ~きれいな紙…」手漉きの和紙で、キラなども施されたもので、作品として仕上げるのに素敵。
「あ、1枚1000円くらいするんだ~失敗できないね~」と。
お店には、書関係だけでなく、和の雑貨なども…。
「来年は、もっと字がきれいに書けるようになりたいなぁ~」と、毎年、同じような誓を立てるミモロです。
*「書芸サロン 賛交」の詳しい情報はホームページで
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