寺町通で2周年、じゃこ山椒の「しののめ寺町」。洋菓子店とのコラボ「じゃこメレンゲ」も絶品

今や、京都のおみやげの定番のひとつとなっている、「ちりめん山椒」。「ホント、いろんなお店があるよね～」と。もともと家庭で作られていた常備菜で、その専門店ができたのは、それほど昔のことではなく、40年ほど前だとか…。

ミモロがよく行く寺町通。御池通から北側は、舗道が両脇にある歩きやすい道で、骨董店、茶道具、墨、紙、お茶の老舗が多い大人が楽しい道です。
　竹屋町通にほど近い場所に、2年前、オープンしたのが、じゃこ山椒の「しののめ寺町」。
以前は、北区で38年間、お店をしていたという店主の木村一伸さんと奥様のひろみさん。
「もともと母方のおばあさんが、木の芽炊きなどのお店をやっていて、塩昆布は、その味を受け継いだんです。じゃこ山椒は、自分でいろいろ工夫して、現在の味に…」
　
お店に並ぶのは、塩昆布とじゃこ山椒の2種類のみ。「何を買うか迷う余地がない…」と、ミモロ。
「試食してみてください…」「え？試食・・・はいはい…」ミモロの大好きな試食タイムの始まりです。
じゃこ山椒そして、塩昆布
じゃこ山椒は、宮崎県と徳島県で水揚げされたちりめんじゃこを使います。「一口にちりめんじゃこと言っても、水揚げされる地域で、色や大きさ、味を違うんです」「へー違いがあるんだ～。あのーちりめんじゃこって、大人なの？」「いいえ、カタクイイワシの子供です」「大きくなると、イワシになるんだー。ここのちりめんは、すごく細かいねぇー」と。実は、お店によって、使うちりめんの質たサイズは、違います。ここでは、とても細かいものだけを選び、国産の山椒の実と合わせて、秘伝の調味料で炊き上げるそう。「その日に炊いたものを販売しています。保存料や防腐剤は、一切使用していないので、日持ちは1週間ほど。必ず冷蔵庫に入れてくださいね。たくさんある場合は、冷凍し、使う量だけ解凍するのをおすすめします」と。細かくて、色の薄めなじゃこ山椒が、このお店の特徴。「わーご飯が欲しくなっちゃったー。アツアツご飯といっしょに食べたら、たまらないねぇー。何杯もおかわりしちゃいそう…」とミモロ。

また、塩昆布は、北海道産の昆布を使用し、山椒、干しシイタケ、じゃこなどとじっくり炊き上げたもの。「柔らかい昆布…これはお茶漬けが食べたくなっちゃう～」と。

「あのーこれなんですか？」丸い形で、小さなお饅頭みたい…。ミモロのそばでは大きく見えますが、これは山椒メレンゲ。「ひとつ食べてみて下さい」と。同じ寺町にある洋菓子店「シェ・ラ・メール」とのコラボ製品。記念品として作り、贔屓さんにプレゼントしたところ、大変好評で、今やお店に並ぶ品に。「わー甘いメレンゲが口の中で溶けて、後味に、さっぱりと山椒の香りと味が残るー。スゴーク美味しいねー」と、ミモロ、絶賛の品。3個入りで130円

おみやげに、贈答品にふさわしい品々で、地方配送も可能。電話やFAXで受け付けてくれます。

あれ？ミモロは？店の片隅で、何かジッとしています。なにしてるの？「見て～これ、ランドセルだよー」
ミモロが背負っているのは、この時期限定の「新入学お祝いセット」1850円。ランドセルの中には、じゃこ山椒、塩昆布、そして山椒メレンゲも。入学祝のお返しにもふさわしいセットです。なんか妙に似合うランドセル…「ミモロも1年生！」と嬉しそう。


品の種類は、少ないけれど、いずれも美味しい上質の品…
ちりめん山椒は、本当にいろいろな専門店や料理屋さんなどで販売されています。お気に入りの味を見つけるのも、京の旅の楽しみに・・・・。

＊「しののめ寺町」京都市中京区寺町通夷川上ル西側久遠院前町６６９の３　電話０７５－２５５－７０８８　FAX075－255－7012　10：00～18：00　水曜休み　



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