ブログを見たら、金魚をクリックしてね。
納豆づくりの次は、前日に、畑で収穫した小蕪の漬物づくりに挑戦します。
「初冬の京北まるごと体験ツアー」は、山里暮らしの体験が盛りだくさん。
「初めてのことばっかり!」と、ミモロは、もう楽しくてたまりません。
畑で収穫した小蕪は、漬物づくりをする「京都府立ゼミナールハウス」に運ばれ、漬物づくりの準備は万全。いよいよミモロたちツアー参加者による漬け込みの作業スタート!
土は、前日、あらかた落としてあるものの、漬物にするには、葉っぱの裏側まで、キレイに土や汚れを落とすことが肝心。
まずは、小蕪の先端と傷んだ葉っぱを取り除く作業を。
次に小蕪を、スポンジを使って洗います。ミモロも、冷たい水に手を付けて、濡れるのも気にせず作業を。
「みんなで、作業すると楽しいねぇ」と、ミモロも、しっかりお手伝い。
「わーキレイになった!」
さぁ、漬け込みの準備ができました。
洗った小蕪は、秤で重さを計測。重さの3%の塩が、漬け込みに使われます。
ミモロ、秤にのってちゃダメよ。ミモロの重さ分だけ、塩辛くなっちゃうかも…。
「あ、いけない…」と、慌てて秤から降りるミモロ。(まぁミモロの体重では、あまり変化はありませんが)
ここからが、技ありの作業…
小蕪は、一つずつ丁寧にプラスチック製の樽の中に並べます。頭の部分からおいて、長い葉っぱの部分を樽の側面のカーブに沿わせるように、隙間なく並べます。
桶に並べられた小蕪には、1段ごとに塩を振ります。
参加者は、樽に並べる人に、次々そばの小蕪を手際よく渡してゆきます。
籠いっぱいの小蕪が、大きな樽にギュウギュウ詰めの状態に。
「樽からあふれているみたい…大丈夫かなぁ?」と、見守るミモロは、ちょっと心配そう。
漬物づくりのベテランのスタッフと、経験豊かなツアー参加者の方が、手際よく小蕪を樽に盛り込みます。
そして、上から塩をたっぷりと。
最後に、大きな重石を乗せて、小蕪の塩漬け作業は、ひとまず終了。フーお疲れ様でした。
よく漬かるようにと、重石の上に乗るミモロです。
樽いっぱいの小蕪も1週間ほどすると、蓋は、25センチほど下がります。
そこから、ころあいを見計らって、いよいよ糠を使った本漬けが行われます。
ミモロたちの塩漬けの小蕪は、本漬けまで、日数が必要なので、ここのスタッフの方におまかせして、すでに塩漬けが十分に進んだもので、糠漬けを体験することに。
しんなりとした葉っぱになった小蕪。長い葉っぱをクルリとまるめて、しばります。
「この手間が、キレイな漬物をつくる技かも…」と、ミモロ。
みんなで、樽から取り出した、小蕪を、次々にまとめ、籠の中へ。
そして、糠を振りながら、樽の中にビッシリと並べてゆきます。
そして、また重石をして、しばらくすると美味しい糠漬けのできあがり!
「みなさんのところには、本漬けが終わって美味しくなった小蕪のお漬物が、届きますから、どうぞお楽しみになさってくださいね」と、漬けものづくりを教えてくださったスタッフの方。
「はーい、楽しみに待ってまーす!これで、またご飯が益々美味しく食べられる…ウフフ」と、届く日が待ち遠しいミモロです。
ツアーが終わっても、納豆やお漬物が、後で送られてくるなんて、ステキ!です。
いよいよツアーも最後のプログラムへ。
*小蕪の漬物は、山里の冬の保存食のひとつ。それぞれの農家で、冬に備えて準備したもの。そのお味も、微妙に個性が…。それが、おふくろの味になっていたのでは?手間を掛けて作る納豆や漬物。自然の恵みに感謝しながら暮らす山里の人たちの心が、こめられている品々です。小蕪の漬物づくりが終わる頃、京北は、本格的な冬を迎え、山々に雪が舞う季節に。静かな冬も、京北らしい魅力を感じさせます。