ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

豊かな自然に抱かれた山の上の「京北ゼミナールハウス」。個人グループでの利用も可能

2011-12-11 | 宿・ホテル
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京都市の北部、京北エリアは、自然豊かな山々に抱かれたところ。ミモロが参加している「初冬の京北まるごと体験ツアー」を主催する「京都府立ゼミナールハウス」は、京都府が設立した生涯学習を推進する財団法人で、ツアーの企画、実施は、その事業の一環で、その名の通り、生涯学習・研修の施設であり、公共の宿です。


9万平方メートルの広大な敷地は、自然にあふれ、都会の喧騒を離れ、静かなゆっくりとした時間を過ごすにはぴったりの場所です。


木々が茂る山には、280名収容のホールや、会議室などの研修施設、バス・トイレ付の特別室や2段ベッドのユニットハウスなどの宿泊施設をはじめ、大浴場、大食堂、ギャラリーなどを備えてた建物が。


ミモロが、ツアー参加者おふたりと共に、宿泊したのは、8つの2段ベッドのあるユニットハウス。初めての2段ベッドに、大喜びのミモロです。

敷地内には、シャクナゲ園など、散策の楽しみも。
山を縫うように続く散策路で、自然を満喫。

「あ、キレイなアザミのお花…」
自然観察も、存分に楽しめます。

敷地内の道には、さまざまなオブジェが飾られて、それを鑑賞する楽しみも。


ツアーでは、食事は、すべて館内の大食堂で頂きました。
八宝菜のようなランチ。
湯豆腐やてんぷらなどの料理が並ぶ夕食。目玉焼きと焼鮭などが盛られた朝食
など、地元の食材を使った料理を食べながら、ツアーの皆さんと楽しく過ごす食事タイムです。

フロントのそばのギャラリーでは、京北エリアに工房を構える陶芸家、木工作家、染織作家などの作品展が、開催中(12月25日まで)。

お気に入りの品は、購入もできます。

グループで過ごすのに、ぴったりの宿泊施設。
慰安旅行や忘年会にも、利用したいところ。

*「京都府立ゼミナールハウス」の詳しい情報、アクセス、料金などはホームページで。
宿泊料金は、ユニットハウス4名部屋、ひとり2200円~。
冬の時期おすすめの宿泊宴会パックは、和牛すき焼き、または地山ぼたん鍋で、ひとり7000円とリーズナブル。
4名以上の宿泊、会食、宴会の利用には、京都市内から無料送迎バスが。
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京都北山の地酒「初日の出」。蔵元「羽田酒造」の見学へ。試飲もしっかりするミモロ。

2011-12-10 | お気に入りの品
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ミモロが参加している「初冬の京北まるごと体験ツアー」の一行6人が、次に向かったのは、北山杉の里にある「羽田酒造」です。


古くから北國への道として、多くの旅人が行き交った周山街道。周辺は、深い杉の山々が連なり、その山の間を清らかな川が流れ、日本らしい美しい景色が見られる地域です。

街道沿いに、古い佇まいを見せる「羽田酒造」。その創業は、110余年前。地元の人々に愛され、飲まれ続けるお酒を手掛ける蔵元です。清らかな水と空気、地元の酒米、そして、蔵人たちの技と熱意が、美味しいお酒を生み出します。

さっそくお酒の工場見学へと向かう一行。

古い醸造場の入口には、大きな杉玉と注連縄が。
お酒づくりは、古くから神様を崇めながら行ってきた作業。どんな近代的な工場のメーカーも、必ずどこかに神棚を祀っています。「ここの注連縄はりっぱ…」とミモロ。

工場の中には、大きなタンクがずらり。
鼻をくすぐる甘いお酒の香りが漂う工場…芳醇なお酒に変わる時が、ゆっくりと静かに流れてゆきます。

「あれ、傷だらけの柱…」
古くから酒をつくる蔵人たちが、忙しく行き交い、傷つけた柱。歴史の長さと、蔵人たちの熱気が刻まれているようです。

この「羽田酒造」では、地元の酒造米を使い、伝統に培われた技で、手づくりの地酒「初日の出」がつくられています。

工場のそばには、広い水田が。

大吟醸は、この水田で栽培された、酒米「祝米」を用いた、まさに地元産の逸品。奥深い味わいと芳醇な香りが、飲む人の喉を潤し、心を酔わせるお酒です。


ミモロもさっそく試飲を…。「いい香り…まろやかで豊かな味わいのお酒だねぇ」と。

「大きな蔵元ではないので、作るお酒の量も限られていますが、どれも丹精こめた手づくりの品です。『初日の出』という名もお正月のお酒にふさわしいもの。ぜひ新年に味わっていただきたいお酒です」
と、工場を案内してくださった藤田さん。

次々に試飲をしたミモロ。「どれも美味しくて、迷っちゃうーピック」と、顔を赤らめながら…。もしかして、試飲で酔ってるのでは? お友達へのお正月の贈り物を、注文したミモロです。

*北山杉の里で生まれた美酒「初日の出」の「羽田酒造」の詳しい情報は、ホームページで。オンラインショッピングも可能です。ぜひ、お正月のお酒に…めでたさもいっそう。

また、地ビール「周山街道」もおすすめ。
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38棟の茅葺の民家がつくる日本のふるさとの景色。美山町の「かやぶきの里」へ

2011-12-09 | 癒し
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「初冬の京北まるごと体験ツアー」のプログラムは、多彩。京都の北部にある山里の暮らしをいろいろな角度から見学、体験してゆきます。

小蕪の収穫体験の次は、南丹市美山町の「北集落」(通称・北村)へ、車で向かうミモロたち。


そこは、戸数40戸、人口約100人の過疎の村。集落には、38棟の茅葺屋根の民家が、杉に覆われた山に寄り添うように、立ち並んでいます。もちろん、人々の暮らしが、日々営まれている茅葺の家です。



茅葺の屋根には、苔や草が生え、緑色に。長い間、屋根の葺き替えをしていない様子。でも、それもかえっていい風情…と思うミモロです。

集落の入口には、古いタイプの郵便ポストが。「これも、わざわざ古いものにしてるのかな?」


ミモロは、ツアーのみんなに付いて、村の中を散策します。

家の前には、小さな畑。「きっと家族で食べる分を、作っているんだね。いつも新鮮な野菜が食べれていいなぁ」。

村を見渡す場所で、ちょっと休憩するミモロです。


ここ北集落は、50棟の民家のうち、なんと38棟が茅葺屋根の民家で、”かやぶき屋根残存率”日本一を誇ります。今では、誇れる記録ですが、日本一になったのは、実は、屋根の葺き替えができなかったという、この村の貧しさによるもの。

この村に味方したのは、新しいものを追い続けた時代から、古いものの価値を見出そうという時代の流れといえましょう。かつて、貧しさの象徴だった古い茅葺屋根は、今や貴重な観光資源に。

それには、村の風景を守りながら、村人が生活してゆく糧を作り出す、地域ぐるみの取り組みが行われたのです。平成12年、住民の出資による有限会社「かやぶきの里」を設立。雇用を増やすことで、過疎化への歯止めも狙います。

今や、北集落には、年間26万人が、国内外から訪れ、日本を代表する山里のひとつに。
現在は、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。



観光客のために、村は、トイレなども用意。
茅葺の民家に隣接し、景色を損なわない公衆トイレです。

「わーなんかいい感じの村だねぇー」ミモロは、村を散策し、いっそう心惹かれた様子。

村には、小さな小屋のような建物が点在しています。「これ、なあに?」
これは、放水銃。万一火災が起きた時、屋根の上まで勢いよく水が発射される、いうなれば消火器。

「あれ?この村には、コンビニがないねー」とミモロ。今や日本の通津浦々まで展開されているコンビニ。
「この村は、景観をとても大切にしているので、コンビニはありません」と、案内役の安谷さん。
「その代わり、ほらバスが、いろいろな品を運んで来るんですよ」。
村の入口には、マイクロバスのお店屋さんが。遠くまで買い物に行けないお年寄りには、欠かせないお店です。

「じゃここで、みんなで記念撮影を…」
ツアー参加者の方々に、可愛がってもらうミモロです。


道を隔てた向こう側には、村人たちが出資して設立した「有限会社 かやぶきの里」が運営する食事処やおみやげ処が。





「ここは、アンコも美味しんですよ」と、お店の方。

ミモロは、さっそく手づくりおはぎの前へ。

地元でとれた小豆を炊いた餡は、ほどよい甘さが、小豆の風味を際立だせる味。
「この大福も食べようかなぁー」
どこでもミモロの食欲は、旺盛です。

*「かやぶきの里 北村」に関するアクセスなど詳しい情報は、ホームページから。
また、村の特産品などは、お取り寄せが可能です。ぜひ、山里の味をご賞味ください。
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京の冬の味、小蕪の収穫を、初めて体験。大きく育った葉っぱもみずみずしく・・・美味しそう!

2011-12-08 | グルメ
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教育・文化・芸術の振興を目的に、さまざまな生涯学習活動を推進する「京都府立ゼミナールハウス」が主催した「初冬の京北まるごと体験ツアー」に参加したミモロ。

北山杉の里にある「道の駅 ウッディー京北」を訪れた後に向かったのは、小蕪が育つビニールハウスです。

のどかな日本の景色が広がる中に、そのビニールハウスはありました。
「なんか懐かしい景色…時間が止まっているみたい…」と、稲刈りが済んだ水田の畦道に佇むミモロです。

「さぁ、みなさん。ここで小蕪の収穫を体験してもらいます」と、JA京都の方から、収穫の際の注意事項の説明が。

ビニールハウスには、こんもりと大きな葉っぱが茂っています。

「これが、小蕪?なんか随分大きな葉っぱ…」。ミモロが以前、スーパーで見た蕪の葉は、こんなに大きくなく、もっと茎が短いもの。でも、地面を見ると、土の中から、確かに白い蕪が頭を出しています。

「この蕪の葉は、とても傷つきやすいので、みなさん、よーく注意して収穫してください。蕪は、力を入れなくても、すぐに簡単に抜けますよ。収穫したものは、トラックに積んでくださいね」と。
「ハーイ」とミモロは、お返事すると、さっそく小蕪を抜いてみることに。


葉っぱを折らないように、注意しながら、引っ張ると、「あれ?簡単に抜けちゃった…面白い!」と。
ミモロの力でも、簡単に抜けます。10分ほど、参加者全員で、次々に蕪を収穫。

ミモロも10本ほど、小蕪を抜いて、トラックの上に。

「こんなにたくさん!」収穫した蕪が、トラックの荷台にこんもりと。

「では、次は、蕪を洗ってもらいます」と。ミモロは、再び車に乗り込み、トラックの後を付いて、農協の敷地へ。
トラックから降ろされた小蕪は、ソースの水を掛けて、土を洗い落す作業へ。


ミモロもスタッフの方に、洗い方を教わります。

ツアー参加者みんなで、次々に小蕪を洗い、ほらこんなにキレイに。


「取れたての小蕪は、生でもおいしいんですよ」と。ミモロは、葉っぱをちょっとかじります。

「ホント、葉っぱも、苦みがなくて、美味しい…サラダにしたいくらい…」。
新鮮な小蕪の美味しさを初体験したミモロです。

「明日は、この小蕪漬けの仕込みを、みなさんにやっていただきます。美味しいお漬物を作りましょう」と安谷さん。
「あ、そうだ、お漬物も作るんだった…。どんな風にするのかな?」と、ミモロは興味津々。明日が楽しみになってきます。
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「初冬の京北まるごど体験ツアー」に参加するミモロ。まずは、北山杉の里の「道の駅ウッディ京北」へ。

2011-12-07 | お気に入りの品
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「もっと京都の暮らしを知りたい!」とミモロは、12月3日、4日の泊りがけで、京都市の北部にあたる京北エリアで開催された「初冬の京北まるごと体験ツアー」に参加することに。

この体験ツアーは、京都市右京の北部の山と畑が広がる場所にある『京都府立ゼミナールハウス』が主催するもの。
「小蕪漬け、納豆仕込み、餅つき、地酒蔵元見学など、自然豊かな京北の人々が今に伝える伝統の食文化を、実際に体験できるんだってー」と、送付された資料を見ながら、参加するのが待ち遠しいミモロ。


3日の朝、待ち合わせの二条駅まで、参加者を車がお迎えに。

このツアーを企画、主催する「京都府立ゼミナールハウス」は、教育・文化・芸術の振興を目的に設立され、四季折々のさまざまな企画事業を行い、都市と農村との交流を図る生涯学習活動を推進する機関。県外の人でも、参加できる体験ツアーがいろいろ企画されています。(ぜひホームページをご覧ください)

今回のツアーの参加者は、ミモロを含む6名。毎年、このツアーに参加するのを楽しみにしている方も。

車に乗り込んだ参加者は、一路、京都市の北部へと、紅葉の鮮やかな周山街道を進みます。


紅葉の名所である高雄を過ぎて、さらに北へ。この辺りは、川端康成の小説「古都」にも登場する北山杉の里。車窓からも、まっすぐに伸びる美しい杉の林や、切り出した木の姿が。


二条駅から、車で約1時間ほどで、最初の目的地「道の駅ウッディー京北」に到着。

店内には、「京北特産品」として、近隣の農家で育った野菜や米、小豆などの穀物、地元産の乳製品のプリンやシュークリーム、お餅などの加工品と、さまざまな品が豊富に揃う、まさに充実した道の駅。

ミモロは、地元の人や観光客で賑わうお店の中を、トコトコと見て回ります。

店の中央部には、北山杉の里を象徴する大きな杉の木が。
そして、杉を使った温もりあふれるおもちゃや、
作りもしっかりとした椅子や机などの家具もいろいろ。

なかでも、「わーこれ欲しくなっちゃう…」とミモロが気に入ったのは、フラフラ揺れる木馬。

子供が生まれた方へのプレゼントにしたくなる品です。しばらして…。

「ギャー!」とミモロが声が。
「もうビックリしちゃった…」と、クマのはく製の前で、震えるミモロ。そんな時…。

「ミモロさん、ちょっとこちらに…」と、今回のツアーの担当者である「京都府立ゼミナールハウス」の安谷さんの声。少しフラフラしながらも、クマの前から、お店の奥へ。そこには、京都府の地形の高低差がよくわかる地図が壁に掛っています。
「ここが今、我々がいる京北です。ほら、京都の市街地より、こんなに高い場所にあるでしょ。ここには、この山間の道を通ってきたんですよ。冬は、ここらは、雪がかなり積もります」と、地図を指し示しながらの説明を。

そもそも京北は、丹波高原のなかにあり、日本海と太平洋の分水嶺をなすことから「京都府の屋根」とも言われるところ。多雨多湿の気候は、森林の育成に適し、総面積の93%を森林が占める山里です。

集合時間まで、ミモロは、またお店の中を歩き回ります。
「あ、これ美味しそう!」とミモロが、見つけたのは、美山産の牛乳で作ったシュークリーム。
「これくださーい!」とレジへ。
「それ、とても美味しいんですよ」とレジの方。
その言葉どおり、香ばしいシュー皮の中には、ミルクたっぷりのお味のトロリとしたカスタードクリームがいっぱい。

次の場所へと向かう車の中で、「うーん、やっぱりすごく美味しいシュークリーム…」と言いながら、口のまわりにクリームをつけながら、ひとり早々とおやつの時間を楽しむミモロでした。

「さぁ、つぎは、小蕪の収穫を体験してもらいますよ」と安谷さん。車は、ミモロたちを乗せて、初冬の村の中を進みます。


*「道の駅 ウッディー京北」 京都市右京区京北周山町上寺町1-1 電話075-852-1700 営業時間:9:00~18:00 休み:年末年始 




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