友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

意思疎通が悪い

2017年03月17日 17時51分32秒 | Weblog

 カミさんの叔母が入院している病院に行ってきた。2月の初めに見舞った時は、比較的元気そうだったからそろそろ退院かも知れないからと、カミさんが従弟に電話をすると、「寝たままで、車イスにも乗れない」と言われ、見舞いに行くことになった。途中にある「白鳥庭園にも行きたい」と言うので、待ち合わせ時間を考え早く出かけた。

 白鳥庭園も病院も私は行ったことがあるので場所は分かるが、カミさんは「ナビに案内させる」と操作を始める。ナビは高速道路を案内するので到着時間は下道を走るより30分も早い。ところが高速を降りると私が思っている道とは違う方向へと導いてくれる。こうなるとナビの指示通りに運転した方がいいのだが、隣の席のナビゲーターが「右じゃーなくて左」とか「左ではなく直進じゃーないの」とか、とてもウルサイ。

 「あのねえ、ナビが指示してくれるのだから黙っていてくれない」とお願いする。すると、「この頃、意思疎通がうまくいかないわね」と言う。運転中にいろいろゴチャゴチャ言われるのが一番困る。困るというより危険である。それにナビの画面を勝手に操作して混乱させるのもやめてもらいたい。ナビ通りに運転して来ているのに、道路も確認しないで指示するのもやめて欲しい。

 「意思疎通がうまくいかないのは、あなたが私の言うことを理解しないからよ」と言いたいのだろうが、そっくりそのまま返上したい。大事なこと、たとえば待ち合わせの時間とか、そういうことだけをキチンと伝えて欲しいのに、枝葉のことが多すぎる。けれどカミさんからすれば、「肝心なことを聞こうとしない」と言うだろう。年寄りの夫婦が、意思疎通が下手なのは相手の言うことを理解する前に思い込んでしまうためだろう。

 「話しても無駄だと思う前に、無駄でもいいと思うことが大事」と先輩が言っていた。頑固になるのは仕方ない。歳を重ねれば柔軟になるのは無理だ。せめて腹を立てたり、無視したり、怒ったりしない大人になろう。

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