友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

安倍首相の所信表明演説

2019年10月04日 17時55分38秒 | Weblog

 晴れてきたが、風は強い。今日から国会が始まり、安倍首相が所信表明演説を行った。「令和の時代の新しい国創り」を強調し、憲法はその道しるべであり、「改憲を論議するのは国会議員の務めである」と、議論に参加して改憲に加担したくないとする野党を攻撃した。

 そして、安倍首相はどのような国創りを進めるか、国家のイメージを語った。子育て世代の負担を軽減し、高齢者の雇用支援を行い、全世代型社会保障制度を構築すると。発言の揚げ足を取ったり、ただ反対しているだけでは、野党は国民から見放されるだろう。

 日本の若者は政治に醒めている。諦めているのかも知れない。書店に並んでいる『Hanada』『Will』『正論』を買い求めるのは中高年が多いが、若者の支持政党は自民党が多いようだ。確かに、安倍首相の政策を見れば、「働き方改革」「女性が活躍できる社会」など、革新的に聞こえる。企業に有利な税制など保守層を守り、外国人労働者を受け入れて企業に要望にも応えているのに。

 安倍首相の老獪な戦略に立ち向かうには、野党の力不足が余りにも見て取れる。関西電力の幹部に多額の金が流れた。まさしく日本の保守政治の典型だと思うが、モリカケ問題同様にウヤムヤに終わりそうだ。それでもきっと誰かがこの政治の構造にメスを入れるだろう。

 民主主義は「最大多数の最大幸福」を目指すための仕組みだった。けれど、どうも限界に来ているような気がする。「最大多数の最大幸福」そのものが間違っていたのか、そのための仕組みが間違っているのか、どちらもなのか、誰か教えて欲しい。

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