M's World

食と酒にまつわるエトセトラ

心にも優しい蒸し料理

2015年05月05日 | グルメ

ゴールデンウィークに食事に行こうと、予約の電話をかけました。
すると「本日はお休みです」との留守番電話。

(残念。まぁ、明日もう一度電話してみよ。)

ここまではよくある話。

翌日、私の携帯電話にメッセージが届きました。

「お電話いただきありがとうございます!留守電話で申し訳ございません。ご予約等ご連絡お待ちしております。」

こういう経験は初めてです。
ちょっと感動して、どんな店なんだろう? どんな人がやっているんだろう? 絶対行ってみよう!と予約をしました。 

 
ついに昨日、訪問することができました。

三宮の「蒸亭」さんです。
野菜を中心とした蒸し料理のお店です。 

カウンターだけの小さなお店。
ほんとに見るからに優しくて人柄の良さそうな大将と奥さん(多分)の二人でやっています。

大将のオススメは蒸し料理のコースで、メインに「豚さん」「魚さん」「牛さん」が選べます。(大将がそう呼ぶんで。)
「豚さん」のコースをお願いしました。 

人柄もさることながら、すべての料理が優しいんです。

季節の野菜の「蒸し野菜」
お好みで「ごま塩」をすり鉢で擂っていただきます。
野菜の本来の味を楽しめます。

夏野菜のラタトゥーユを胡桃パンに載せ、その上からチーズをかけて陶板焼きに。
これは美味しい!

さらにサラダがすごい。
生まれて初めて食べた野菜もありました。

 

大将がひとつづつ、丁寧に説明をしてくださいます。
緑、白、紫の三種の「アスパラガス」、「アイスプラントとマイクロトマト」、2種の「ニンジン」、「スナップエンドウとビート」、多肉植物の「グラパラリーフ」。 
カップの中にはジャガイモ「インカの目覚め」と「クスクス」と「雑穀」を合わせたもの。その上に「サラダほうれん草」と「ロメインレタス」と「赤カブ」。
見た目も美しいです。 

初めて食べる「グラパラリーフ」は意外な味。
ちょっとレモンのような酸味があります。

ドレッシングは三種類。
「イタリアンパセリ」「パルメジャーノ」と「コーン」のドレッシング
「コーン」のドレッシング が甘くて美味しいです。

 

メインの「豚さん」です。
ポン酢がゴマダレを選べます。
私はあっさりとポン酢で。
ロース肉とバラ肉、野菜と豆類が一緒にせいろで蒸しあがっています。
もうお店に対する信頼感、安心感しかありません。

デザートは「アーモンドミルク」のプディングに「チアシード」(女子の中では話題らしい)
甘みを加えないあっさりとしたデザートです。 

本当に料理も気配りもすばらしかったです。
心にも身体にも優しいお店で、ほっこり幸せな気分になりました。
とてもステキなお店です。 

 

翌日、携帯電話にお礼のメッセージが届きました。 

 

 

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あらためて感謝を

2015年05月03日 | グルメ

この暴飲暴食ブログを綴り続けて、7年が経ちました。

お料理やお酒だけではなく、お店の人や一緒に飲んで人も含めて、たくさんの人たちと共に「幸福の食卓」を囲むことができました。
ありがとうございます。
また、このページを見ていただいている方にも心より感謝いたします。


三浦しをん著「舟を編む」の中にこういう一節がありました。

「おいしい料理を食べたとき、いかに味を言語化して記憶しておけるか。板前にとって大事な能力とは、そういうことなのだと、…」


私の言語化能力などは、まだまだ全然いけてませんが(板前でもないですけど)、これからも食べて飲んで笑って、私なりに綴っていきたいと思います。

これからも、この酔っ払いの戯言にどうぞお付きあいのほどをよろしくお願いいたします。

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がぜうに

2015年05月03日 | グルメ

三陸の旬!「ガゼウニ」を初めていただきました!

淡路島の「由良ウニ」は板の箱にきれいに整列して入っています。
「箱ウニ」とか「板ウニ」と呼ばれていて、箱一枚なんてもう大変な贅沢品です。

「ガゼウニ」は殻つきのウニです。
ワタを取って殻付でいただきます。
見た目もいいですね。


味わいは濃厚というよりも、フレッシュ。
みずみずしいです。

地元でした食べられない。
これも贅沢品です。

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壁ドンよりも…

2015年05月03日 | グルメ


ゴールデンウィーク「みちのく一人旅」
3月に再興したばかりの女川駅に行ってきました。
震災から4年経っても駅前にはほとんど何もありません。

そんな女川のお店や会社のポスターを作って女川を盛り上げようという活動がされています。
みなさん、楽しんで再興に取り組んでいます。

「女川ドン」の『おかせい』さんは、1時間近く待ちの大盛況。(他に行くところがないのでひたすら待ちました)

イクラの量が半端ない。

やっぱり「女川ドン」の勝ちでした。



今月末には仙石線が全線開通します。
ネパールもたいへんな被害がありましたが、東北の復興もまだまだです。

みなさんも東北支援を!

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仙台『阿古』さん

2015年05月02日 | グルメ


ゴールデンウィークの「みちのく一人旅」
もう4年目になります。

昨夜は震災前に行って、私のお気に入りになっていた『阿古』さんで食事を楽しみました。

毎年、仙台に来たら店の前を通るのですが、タイミング悪くいつもお休みでした。(ひょっとして…と、ちょっと心配してました)

相変わらず強面ですが優しい大将は、女性のお客さんとLineの登録に四苦八苦中(笑)
結構オチャメなんですね(失礼!)

魚の炭焼きがオススメです。
昨夜は「吉次(キンキ)」を焼いていただきました。
串に刺した吉次が炭で焼かれている姿を見ながら、宮城の「日高見」で一杯。
脂が滴り落ち、ジュッという音と微かな煙、その後の香ばしい香り。
これだけで、いいアテになります。

塩水に浸けて干した「吉次」は旨味が凝縮されています。
大将が「醤油は少な目、大根おろしで」と言う通り、大根おろしが脂といいマッチングです。



2杯目の「蔵王」をちょっと飲んでは身をほぐして食べ、また飲んでは食べ、黙々と一心不乱に食べていました。

「吉次」の解体が終わり満足していると、身を食べ終わった後の骨で出汁をとった「にゅうめん」を出してくださいます。

骨の髄までまで完全攻略しました。

満足満足。

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