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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

トウキビ トウモロコシ 北海道の物は美味い

2012-08-05 12:06:20 | 
北海道では「トウモロコシ」と云わずに「トウキビ」とよく言います。
10日前には茨城産のトウモロコシがスーパーで一本170円ほどで販売されていました。「店では200円前後でも売れています。」などと知人が話しておりましたが、我が家では一本100円以下にならないと買って食べません。トウキビの季節になれば地物の物が出て、それも安くなりかつ美味しいのです。本州のトウモロコシは食べたくありません。
トウキビの食べ方を見ていて、この人は旅行客か、土地(道産子)の人なのかが分かります。内地の人は食べ方が雑(?)で、北海道の人は綺麗に食べるからなのです。
昨日、我が家では今年初めての(初物)トウキビを食べました。もちろん地物です(札幌の隣の町の当別町太美産)ので美味しく更に値段も95円と安くなっていたのです。
ずいぶん前の事ですが、大雪山(旭岳)に行った時の事です。快晴の気持ちのよい澄んだ空気の日でした。頂上までは行くのはどうかなどと思いながら、少しずつ高さをあげておりました。そうしたら、若い二人の男女がこの上に登るのを止めようかどうしょうかと体力なさげに迷っているのでした。朝、宿(十勝岳吹上温泉白銀荘)を出る前に茹でたトウキビのストックがありましたので「トウキビ食べるかい」と声をかけたら、ほしいとの事で、あげたのでした。
トウキビを食べて体力が回復したらしく、その後私たちと前後しながら若者が山を登ります。とうとう最後は抜かれてしまいました。なにせ、トウキビを食べて元気がでたもののようです。我々が頂上にたどり着くと、男の子に女の子は抱っこされて、にこにこしながら私たちに挨拶します。抱っこした姿にはまいりましたね。トウキビをもらったこと、美味しかった事、御蔭で頂上にたどり着けたこと等は二人の若者の心に今も残っていることでしょう。