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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

襟裳(半島) 野の花の宝庫

2013-10-15 09:07:00 | 草花
「えりも」は平地でありながら高山植物級の草花が咲き乱れます。「えりも」は野の花の宝庫なのです。
大型の花から、ひっそりと花を付けた小型の植物(花)まで色々です。

「えりも」は風が強い土地なので、海岸にあっても撮影に邪魔になる「蚊」に襲われません。蚊の邪魔が無く花の撮影は、じっくり構えて撮る事が出来るのです。花の撮影を趣味としている人にとっては最高の条件の地なのです。
風が強いためか、どちらかと言えば小型の草花が多く、花にあまり関心の無い人にはなかなか目につきにくいのですが、本当に珍しい花が多く咲いております。人目につかないようにひっそり咲いています。

8月末、「えりも」に出向いた折り、印象深かった花は二つの花で、どちらも背の低い花でした。
それは、真っ赤な花を咲かせる「ヒダカミセバヤ」と、あわいピンク色(薄紫色もある)の斑入りの花の「チシマセンブリ」です。



      チシマセンブリの実(10月12日)

特に「ヒダカミセバヤ」は岸壁の割れ目に住まいを求め、他の植物や動物に害される事はありません。8月31日にはまだピンク色の蕾の花で、「あと一週間もすれば咲くでしょう」という事でした。先日えりもに出向いた10月12日には、ピンクの花はもう落ちておりました。


それでも、中には岩陰の風の当たりにくい場所になごりおしそうに「ヒダカミセバヤ」が咲いているものがあり、季節外れにお目にかかれて最高でした。「肉厚の葉はこれから紅葉し最高ですよ」と、同行のH先生は話して下さいました。
 
 この岩場の崖にヒダカミセバヤが生えています 

またえりもに、11月に行きますが、「ヒダカミセバヤの葉が赤に染まり、岸壁の黒色とヒダカミセバヤの赤い葉の景は見事」だと云います。
11月にもえりも行きますが。岸壁のこの花が楽しみです。