「目が覚める赤い実 コウライテンナンショウ」
里山の秋の魅力は、草木の豊かに実った姿を見る事です。特にコウライテンナンショウの赤い実は秋の山の豊かさを表現しているかのようです。
美味しそうですが、実は食べられません
コウライテンナンショウの奥にある赤色の葉はツタウルシです。ウルシかぶれにならないよう、用心して取り除きしません。
感じ方によっては、毒々しくも見えるのか、誰一人としてコウライテンナンショウの実を取っていく人が居りません。
むかしは良く花瓶にさして、乾燥花として秋を楽しみましたが、時代と共にその様にして楽しむ人が少なくなったのかもしれません。
右の茎はコンニャクの木の肌に似ています。マムシの模様にも似ていますので、マムシクサとも呼ばれています。
お陰様で、確実に北海道医療大学のラビ丘のあたりにはコウライテンナンショウの個体数が多くなっています。
秋も遅くまで山歩きのお供をしてくれるのが、コウライテンナンショウの赤い実です。