「この世界の片隅に」 アニメ映画 これは見応えあり
マンガなんてと馬鹿に出来ない映画が出来ました。
第2次世界大戦中、広島から呉へ18歳で嫁いだ少女「すず」の主人公を中心にして、市井の人々の暮らした姿を描いたアニメ映画です。
昨年11月12日の封切時は全国の上映館数がわずか63でしたが、1月24日現在で198館と3倍になっています。
新聞などで評判を知り、我が家でもさっそく見に出かけました。アニメ映画「君の名は」が一番人気と勘違いして見に出かけ、その後に、いやいや一番人気は「この世界の片隅に」がそうだと知り、再び映画館に足を運んだのでした。
この二つのアニメ映画、見るのは「この世界の片隅に」が良かったと残念に思っています。鮮やかな画面の「君の名は」の方が、目の感覚からいって後に見ると良かったと思ったからでした。
第二次世界大戦を取り上げた映画であったことも、「正月映画」にぴたりとはまったこともあって、観客総員が一位となり、更に伸びそうです。長い期間、上映がなされているのは人気が高い事を示しています。
本作で際立つのは、戦時下の暮らしぶりの綿密な描写が見る人の心を掴んたものと思われます。
空襲などがあった日の天気や繁華街の店の並びなどを忠実に描いています。
戦時中食べ物がない生活、いかに知恵と工夫で乗り越えたか、テンポ良く描いています。
呉が空襲される様、広島に原爆が投下される様は、戦争の悲惨さを伝えていました。
戦時下のリアルを斬新に表しているのは、当時の事を思い出され、引き込まれて映画に見入りました。
話の種に見ておくのも良いとお勧めです。
★興業収入20億円突破 初週から14週連続トップ10入り 現在17個の賞を受賞。
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