雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

食事を頂く時 どう言いますか? 今はただ「頂きます」ですかね。

2013-02-20 18:54:48 | 歴史
「君と親とのご恩を味わえ 頂きます」 君とは天皇陛下のことです。
カムイラピットは終戦時は小学校2年生でした。家では戦争の色濃い中での生活でした。
防空頭巾を子供ながらに被り、ゲートルの巻き方も練習しました。夜は灯火管制であかりが外にもれないようにしていました。奉安殿の前を通る時はお辞儀をして通りぬけました。空襲時の避難訓練や火災に遭った時の連携水運びも大人に混ざってしました。防空壕に避難練習もしました。
食事はカボチャやジャガイモとご飯に混ざったオジヤや団子イモでした。
戦時下にあって我が家の長兄、と次男の二人が戦死しました。
生活はどの家でも苦しくなりましたが、それでも田舎に生活していたので食べる物はなんとかあって、空腹の生活はしていませんでした。いま思うと北海道に生活していたことが幸いしました。
どう教えられたのか、食事の時は手を合わせて、「君と親とのご恩を味わえ」と唱え「頂きます」と言って食べ始めました。君とは天皇を指していたのだと思います。
親も絶対的存在で、食卓の座る位置も定められ、食事も少し上等でした。さて今では「頂きます」とも言わないで食べだす人も多くなり、感謝の対称もなくなってしまった人がいるのです。心から感謝して食事は頂きたいものです。

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