

Short Cut と言う言葉がよく使われている。短絡的とか、近道という意味だろう。また、IT用語でもよく使われる。
最近の人間もこのようにShort Cut人間が急増中である。早くできることが素晴らしい。効率よくできることが素晴らしい。便利がいい。これらのことに毒されている人間のいかに多くなってきたことか。
風邪をひいた。すぐ、薬を飲むか医者に行く。この程度のことならほっといてもだいたい3,4日も立てば直ってしまう。自己免疫力が働くのである。この力が働く前に、薬や医者の力に頼ってしまう情けなさ。よくよく考えれば、薬の力で直ったようにみえるが、直る時期と薬の効果が現れて来る時期がたまたま一緒だということが多いだろうと思う。
同様に、勉強ができないと、すぐに塾だ家庭教師だと騒いでしまう。これも自分の力を信じないで外部の力で解決ようとする現代病だと思う。
昔と違い今は、参考書も,ちまたに溢れている。まず、塾に行く前に自分の力でなぜ、学力が上がらないのか考えることが大切だ。そこをとばしてすぐ塾に通う子どもが増えているのが気になる。
最終的には自分で○○したい。こうなりたい。という意思力がなければ解決しない問題である。人が出来るようにしてくれるのではなく、自分の意思がまず、あり、これに助言を与えるのが塾である。その辺の道筋がみえないまま、shortcutしてしまっているところに現代っ子の問題がある。
shortcutできない所に人が人たるゆえんがあるのである。
その辺を列挙してみる。
・物理的な時間は何人でも制御できない。心理的な時間はある程度制御できる。この辺に人間のおもしろさがある。
・価値観や信仰心、思想、情操、感性などはいくら知識を積んでも生まれてこない。ここに人間のおもしろだがある。
・人間いくつまで生きるか誰にも分からない。ここに人間のおもしろさがある。善を積んだ人でも早死にする人もあれば悪人でも長生きする人がある。なぜこうなるか神様にでも聞いてみたい。まさにこれが寿命である。こればかりは神に任せるしかない。神によって人間が生かされている証拠である。
・幸せ感は効率でははかれない。科学の進歩や勉強ができる出来ないとは別のものである。本人が幸せであると思えば幸せである。その力は万人に与えられている。パソコンが果たして幸せ感が満たされているだろうか。ただ、早く考えたり計算できたりするだけである。単に勉強が出来たりするだけの人もパソコンと同じようなものである。人間ならもっと、深いもの深遠なものを求めたい。
・学校教育の価値も知能指数や偏差値でなく幸せ指数ではかれないものか。現場にいるときからこの問題はよく考えていた。幸せ指数の高いクラスにしようと考えていた。
・最近世界の潮流もやっとGDPからGHP(幸せ感)に移りかけて来ています。よいことだと思います。日本の原子力政策もこの観点から見直しが必要でしょう。管直人さん頼みますよ。
最近気になっていたことに膝の皿の中がちょっとした坂道を登ろうとすると筋を張ったようにぴりっと痛くなる症状が昨年の今頃から出始めた。はじめは左足から始まり、しばらくしたら、右足も同じような症状が出始めた。
動けなくなってしまっては大変と色々考えていた。新聞にはよくヒアルロン酸とかコンドロイチンがいいとかでその関連の記事がよく出ている。気にはなっていたが、多分、こういうことが原因だろうという仮説を立てて見た。
自分の体は自分が一番知っている。すぐに、医者にかかったり薬に頼るのは自分のポリシーではない。まず、自分で自分の体を考えて見る。どうして、こうなったのだろう。やはり、運動不足なのだ。足腰が弱って来ているとしか考えられない。
そこで、次のような仮説のもと、ここ半年以上1万歩運動を実践ししてきたところ最近膝痛がなくなってきた。明らかに筋力のアップにも繋がってきた。多分、ヒアルロン酸などのエキスも運動や筋力アップと共に盛んに体内から放出されるようになったのだろうと思っている。適度な運動が何よりの私に取って薬なのである。医者に行く前に日頃の自分の生活を見つめることの大切さを何よりも学んだ。
仮説…関節はその周りを腱及び筋肉で囲まれているが、その腱や筋肉の力が弱くなって膝に余分な負荷がかかり、そのために膝痛が起こった。単に関節にいいヒアルロン酸やコラーゲン、グルコサミンが減ったと言う理由ばかりでなく、まずは筋力系統が弱ってきたために膝に負担がかかるようになったのだ。だから、その解決には周りの腱や筋肉を強化すればいいだろう。その後、それらの薬剤を使えばもっと効果が上がるだろう。
1 現状把握 2 原因究明 3 仮説 4 仮説に基づく実践 5 仮説の検証
まあ、こんな順序で進めている。