震災4年12月17日
衆議院選挙も自民圧勝で終わりました。民主主義とはいえ、最後は力は正義なりを見せつけた今回の選挙でした。民意を反映するのが選挙なら棄権も含めてこれが民意と言うのでしょう。
投票率も戦後最低を更新した模様で、52%台と言うところでしょう。棄権も民意とはいえ今一度盛り上がりに欠けた選挙でした。争点もアベノミクスの経済再生に偏っていました。私的にはもう、経済の拡大というには地球環境が危ういと思うのですが、いかがでしょう。
また、もうちょっと、若者が政治に関心を持ってもいいのではないでしょうか。その辺でも、国も今後はその工夫としてネット選挙の仕組みを研究して実施して欲しいです。投票率は60代が一番多かったように思います。退職して時間がたっぷりあるからでしょう。速くネット選挙も解禁になって欲しいです。そうすれば、若者や仕事が忙しい人の投票率もあがるでしょう。
解散権は現職総理にあるわけですので、自民主導で総選挙も始まるのは致し方かありありません。現実世界はどんな立派な事をいっても、力の論理で世の中は動いているのです。
私が昔4年間ばかり国の公務員に務めていて、そのことをつくづく感じました。正義を実現するなら力をつけねばなりません。力こそ最大の正義になるのです。世界はbalance of powerで動いているのです。力とは何かはここでは論じませんが、エネルギーの様なものです。どんなきれい事も現実界ではこのパワーに跳ね返されてしまいます。
私が一番憂いているのは全体主義になったら大変だと言うことです。この辺はいつも警戒をしていないと、国民は大変な悲劇に見舞われます。そのトレンドが来ているかいないかを国民は常に監視することが大切です。「物言えば唇寒し」こんな戦前の世の中に逆戻りさせてはいけません。能率は悪いが何でもいえる世界こそ現実素晴らしいのです。
その意味でも特定秘密保護法は今後も監視して言った方がいいと思います。民主主義ではバランス感覚が重要です。ある時期改革し引っ張っていくにはバランスというより猪突猛進もいいかもしれませんが、民主主義の世の中では最終的にこのバランス感覚が一番だと思います。
国の組織も三権分立で現在は機能していて安心しています。お互いが牽制しあう仕組みは優れたものだと思います。これも、マグナカルタを中心とした基本的人権思想が寝付いて来ているのではないでしょうか。
神様のような人が仮にいたとすれば専制国家もいいのでしょうが、現実、生身の人間が統治する世の中においてこのようなお方は出現していません。これは宗教にお任せした方がいいようです。
やはり民意を反映した政治をおこなう民主主義が一番だと思います。公共の福祉と基本的人権のバランスを考慮しながら今後もこの民主主義が機能するように我々国民は責任ある国民の一員として自覚と責任を持って行動ることが肝要です。
※人は毎朝生まれ変わる。
※何事も、つかず離れず、さりげなくさらっと、繰り返し繰り返し愛情を持って!