さつまいもの一部が残っていたので、捨てるのはもったいないと思い、酒のおちょこに入れ育てていたところ、芽が出て葉っぱが育ってきた。それを見るたびみずみずしさが感ぜられ、「今日一日もがんばるぞ」と。生きる力がわいてくる。
こんなどこにでもあるものから生きる力の基、エネルギーが湧いて来るかと思うと人は単純でもあり不思議なものでもある。人は、ひょとしたところから、思いがけないエネルギーをもらう。それはその人の心がいつもビビッドとして輝いているからだと思う。その輝きが生きる日常につながっているのだと思うと共に神様(自然の摂理)に感謝する毎日である。このささやかな日常がいつまで続くという保証はないけれど、毎日が生まれ変わる自分である限り多分続いていくのではないかと思う。