
「わね」は「ですよ」や「ますよ」の意。
例文1
「ねー わね」=「無いですよ」
「ある わね」=「有りますよ」
「やる わね」=「あげますよ」
「うる わね」=「売りますよ」
「かう わね」=「買いますよ」
「ぬく わね」=「抜きますよ」
「たかい わね」=「高いですよ」
「やすい わね」=「安いですよ」
「あかい わね」=「赤いですよ」
「あおい わね」=「青いですよ」
「せまい わね」=「狭いですよ」
「うらん わね」=「売らないですよ」
「かわん わね」=「買わないですよ」
「そった わね」=「言ったですよ」
「しら なんだ わね」=「知らなかったですよ」
「ゆうわけ ねー わね」=「言うわけ無いですよ」
例文2
男の客 「こんちわ。
男の客 「そうかい。
商店主 「きいろいくつだったら いっそくだけあるんね。
ねだんは5000えんだわね。」
男の客 「そりゃー ちょっとたかい わね。
もうちょっとなんとかならんかい。」
男の客 「4000えんかい。
4000えんじゃーかえんわね。
ほかのみせい いってみるわい。」
例文2の標準語(?)訳
男の客 「今日は。
男物の赤い靴は ありますか。」
商店主 「男物の赤い靴は 無いですね。」
男の客 「そうですか。
そしたら男物の黄色い靴は ありますか。」
商店主 「黄色い靴でしたら 一足だけありますよ。
値段は5000円になります。」
男の客 「それはちょっと高いですよ。
もう少し何とかなりませんか。」
商店主 「それでは 4000円でどうでしょう。」
男の客 「4000円ですか。
4000円では買えないですよ。
他の店へ 行ってみるとします。」

「くぼったみ」は「窪み」や「窪地」や「窪んだところ」の意。
例文1
「どうろ の くぼったみ に みず が たまって みずたまり が たんと できてた」=「道路の窪みに水が溜まって沢山の水溜りが出来ていた」
「ことしゃー しろかき が うまく いかなんで くぼったみ が いくつも できちまった」=「今年は代掻きを上手にできなくて窪んだところが幾つもできてしまった」
「くぼったみ に とらっく の こうりん が はまっちまって うごけなく なっちまった もんで わりー が たすけとくりや」=「窪みにトラックの後輪がはまってしまい動く事ができなくなってしまったものだから助けてください」
「つき の ひょうめん にゃー たんと くれーたー が あるが この くれーたー は いんせき が しょうとつ して できた くぼったみ だじ」=「月の表面にはたくさんのクレーターがあるがこのクレーターは隕石が衝突してできた窪みですよ」
例文2
※織田信長と豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
なんにもけがしなんだかい。」
豊臣秀吉 「あい おかげさんでけがはしなんだだいね。」
例文2の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「この前バイクで畔道を走っていたのですが くぼいところにタイヤが入ってハンドルをとられて転倒してしまい 大変な目にあってしまいました。」
織田信長 「豊臣さん また細い道なのにスピードを出していたでしょう。
なにも怪我は無かったですか。」
豊臣秀吉 「えー お蔭さまで怪我をしなかったのですよ。」

「さっきな」は「先ほど」や「今しがた」や「ちょっと前」の意。
例文
「さっきな わたした しりょう よんで くれた かい」=「先ほど渡した資料を読んでくれましたか」
「さっきな かのじょ から でんわ が かかって きた ぞ」=「ちょっと前に彼女から電話が架かってきたぞ」
「さっきな まで にわ に じょうびたき の おす が いた だ よ」=「ちょっと前まで庭にじょうびたき(尉鶲)の雄がいたのですよ」
「さっきな まで ふってた あめ が いま は ぼたんゆき に なってる じ」=「先ほどまで降っていた雨が今は牡丹雪になっていますよ」
「どうも みち に まよった わね。 さっきな の わかれみち まで もどった ほう が いいね」=「どうも道に迷いましたね。 先ほどの分かれ道迄戻った方が良いですね」

「みぐさい・みぐせー」は「見苦しい」や「みっともない」の意。
例文
「みぐせー いいわけ する な」=「見苦しい言い訳をするな」
「みぐさい まね しないで おくれ」=「みっともない真似はしないでください」