「おぞい・おぜー」は「粗末だ」や「良くない」や「劣っている」や「品質が悪い」の意。
例文1
「おぞい ふく」=「粗末な服」
「
おぜー こん した
もん ど」=「お粗末な事をしたものだ」
「こりゃー おぞくて いけん わ」=「これは品質が悪くていけないです(役に立たない)」
「えれー
おぞい もん かった
じゃー ねー かい」=「とても品質の悪い物を買ったではないですか」
「やすい
もん かう で
おぞい もん つかまされる
だ」=「安い物を買うから品質が悪い物を掴まされるのだ」
「あいつぁー いう
こん も やる
こん も
おぞくて いけ
ねー」=「あいつは言う事もやる事もお粗末でいけない」
「こんな
おぜー もん うりつける なんて
おぞい みせ
だ」=「こんな粗末な物を売りつけるなんて良くない店です」
「やすっぽい
おぞい ずぼん かった
もん じゃー ねー かい」=「安っぽくて粗末なズボンを買ったものではないですか」
「この せっけん は おぜー わ。 あわ が ちっとも たたん」=「この石鹼は品質が良くない。 泡がちっともたたない」
「たにんのふこう は みつのあじ なんて いう やつ は
おぜー もんど」=「他人の不幸は蜜の味等と言う奴はお粗末な者です」
「こんな
おぞい くるま に よく のってる
じゃん かい。 しんしゃ かい
ましょ」=「こんな粗末な車によく乗っているではないですか。 新車を買いなさいよ」
「たいふうのひがい うけた ちく
い ほうしかつどう いく に かわぐつ はいてきたやつ が いた。
おぜー もん じゃー ねー かい」=「台風被害を受けた地区に奉仕活動に行くのに革靴を履いてきた奴がいた。 お粗末な者ではないですか」
例文2
※織田信長、豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
豊臣秀吉 「こ
んまえかったみずいろのみずでっぽう もうこわれちまった
じ。」
みずいろのみずでっぽうは
おぞいで かわ
ねーほうがいい
じって。
例文2の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「この前買った水色の水鉄砲がもう壊れてしまいましたよ。」
織田信長 「だから言ったではないですか。
水色の水鉄砲は品質が良くないから買わない方が良いと。
買うのであれば赤い水鉄砲にしておきなさいよと。」
豊臣秀吉 「やはり安い物は駄目ですね。
品質の悪い物を買ってしまったという事です。」