「ずらか」は「だろうか」や「でしょうか」の意。
例文1
「きらわれ
ちまった ずらか」=「嫌われてしまっただろうか(でしょうか)」
「
あしたなさ は あめ
ずらか」=「雨だろうか(でしょうか)」
「しっぱい し
ちまった ずらか」=「失敗してしまっただろうか(でしょうか)」
「もう
こんぼこ うまれた
ずらか」=「もう赤ちゃんは生まれたでしょうか(でしょうか)」
「
ひとら で
けーって これる
ずらか」=「一人で帰ってくる事が出来るだろうか(でしょうか)」
「ひらおよぎ うまく およげた ずらか」=「平泳ぎを上手に泳いげただろうか(でしょうか)」
「あ
ん ひと わたし の
こん すき
ずらか」=「あの人は私のことを好きだろうか(でしょうか)」
「はっぴょうかい で うまく おどれた ずらか」=「発表会で上手に踊れただろうか(でしょうか)」
「こんねに
たんと もらっ
ちまって いー
ずらか」=「こんなに沢山いただいてしまって良いだろうか(でしょうか)」
「
あんねに たけー
とこ い のぼって へいき で いられる
ずらか」=「あんなに高いところへ登って平気でいられるだろうか(でしょうか)」
例文2
※秀吉の父母の会話
母親 「ひでよしはもうとうきょう
いついた
ずらか。」
父親 「つきゃーでんわのひとつもよこす
ずらで そんねんしんぱいしなんだって いいってこんさ。」
はじめてでんしゃのってのとうきょうだし いたっておっちょこちょい
だで しんぱいでしんぱいでー。」
例文2の標準語(?)訳
母親 「秀吉はもう東京へ到着したでしょうか。」
父親 「到着すれば電話の一つもかけてくるだろうから そんなに心配する事は無いよ。」
母親 「そうですかねー。
初めて電車に乗っての東京行きですし いたっておっちょこちょいだから 心配で心配で仕方がありません。」