レンゲツツジ(蓮華躑躅)の葉にはアンドロメドトキシン、花にはロドヤポニン、根にはスパラッソルという毒がが含まれているため、放牧地では牛や馬が食べずに残り群生します。
また、このエリアで増えている鹿もこのレンゲツツジ(蓮華躑躅)を食べないようで、見事に群生しています。
このエリアでは鹿に食べられるか食べられないかで咲く花が大きく変化してきているようです。
食べられてしまう典型がニッコウキスゲ(日光黄菅)で、十数年前は山肌を黄色一色に染めるように咲いていましたが、今は見る影もありません。
食べられずに残る植物は、マルバダケブキ(丸葉岳蕗)、ツクバトリカブト(筑波鳥兜)という所でしょうか。
松本城を含めて、日本のお城といえば三角形の屋根が沢山ついているのが特徴ですが、この三角形をした合掌形の屋根部分は破風(はふ)と呼ばれています。
城郭建築における破風は見栄えを良くするための飾りというだけではなく、同じ重の壁よりも前方に出ているため、地上部分への視野面積が広く、敵の動きをより良く知ることができるという実戦に則した効果もあります。
松本城大天守は五重六階となっています。
破風は五重南北に入母屋破風、四重南北に唐破風、三重東西に千鳥破風、二重南に千鳥破風があります。
現存する大天守の千鳥破風は三箇所につけられていますが、建築当初は八箇所に千鳥破風がつけられていたと考えられているそうです。
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南に面した松本城の石垣に蔦が絡み、見事な緑の壁となっています。
《ちょいと情報》
信濃毎日新聞の記事によると、北アルプスなど山岳観光地へのペットの同伴が増えているそうです。
交通手段の発達で簡単に山々へ入る事が出来るようになったためと、ペットの家族化が大きな原因かもしれません。
記事によると、法的にはペットの同伴は禁止されていないとの事ですが、野生動植物への影響といった観点から地元や行政機関は自粛を求めているそうです。
連れ込んだペットの尿便などから野生動物等に病気がうつらないとも限りません。
反対に、野生動物からペットに未知の病気がうつることも考えられます。
私には家族同様のペットはいませんが、未知の病気に感染する可能性があるとすれば絶対に連れてはゆきません。
アルプスでは雷鳥の生息数が減少していると聞いた記憶がありますが、ペットの山岳地域への侵入が野生の猿・鹿などを高地に追いやり、雷鳥の生息域がこれら動物に荒らされていることも考えられます。
総苞片が5枚。
総苞片が6枚。
ドクダミの総苞片をよくよく観察すると通常は4枚なのですが、枚数の多いものを見る事が出来ます。
このあたりが八重咲きのドクダミにつながっているのでしょうか?
≪ちょいと情報≫
恐るべき松本サリン事件から十三年が経とうとしています。
犠牲者となった河野様の奥様は未だに闘病生活をされています。
菅谷昭松本市長が奥様を見舞ったとの報道が新聞にのっていました。
松本サリン事件では「松本市包括医療協議会」が大きな役割をはたしたたようですが、今夜その会の会議が開催されています。
舞良戸(まいらど)は、框(かまち:窓や障子などの周囲の細長い枠)の間に板を入れ、舞良子(まいらこ)と称する細い桟を小間隔に取り付けた板戸です。
松本城では「月見櫓」で見る事が出来ます。
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