![鉢伏山 2014/1/31](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ce/8cd95867e97a46a9e86ddf620952917d.jpg)
お昼頃の鉢伏山です。
真っ白ですが、所々樹木が見えていますので積雪は多いところで2m程でしょうか。
1月15日の新聞記事に『ササ覆う菅平、高山植物減 「温暖化要因」指摘』との記事がありました。
菅平高原一帯の根子岳(2007m)や四阿山(2354m)の標高1800~2100m付近でササが増え、高山植物を枯らしていることが、地元の研究家らの話で13日までに分かったとの記事でした。
一帯は国内で菅平から白根山にかけての山々と北アルプスにしかいない「ミヤマモンキチョウ」が生息していて、食草である「クロマメノキ」が背の高いササに覆われて枯れてしまっていて、「ミヤマモンキチョウ」にも影響が及ぶ事が心配されているようです。
鉢伏山も最近は笹がかなり繁殖していて、やはり高山高原植物の生育に影響が出ているのではないかと感じています。
根子岳は、田中澄江さん「花の百名山」でも取り上げられている程の山です。
ササの繁殖が深刻な事が想像できます。
鉢伏山も、田中澄江さんの改版新花の百名山、NHK花の百名山、山と渓谷社決定版花の百名山に記載されていますが、鹿の食害やササの生茂りでマツムシソウ、ニッコウキスゲ、ヤナギランなどに深刻な被害が出てしまっています。
植生が変わると昆虫の生育環境も変化してしまいます。
鉢伏山では絶滅危惧に指定されている昆虫が生息していましたが、今ではこの鉢伏山で見る事が出来なくなってしまっています。