お昼頃の常念岳です。
北アルプスの山並み。
≪心配な情報≫
毎日新聞の記事に、常念岳の山すそで11月上旬ニホンジカを目撃したとの記事がありました。
目撃された鹿は雄であったようですが、目撃した付近に自動カメラも設置されているようで、9月末には雄と雌の成獣2頭の姿をとらえていたそうです。
こうなるといよいよ北アルプスの山麓でも鹿が繁殖し、高山植物の食害が発生してくるのではないかと思います。
先に鹿が繁殖した南アルプスについては、鹿の食害により「クガイソウ」が激減、「クガイソウ」を食草にしている「コヒョウモンモドキ」も激減しているとの事です。
鹿の食害により植生が変われば、昆虫の多様性も失われる現状があります。
北アルプスの鹿に対しては今から捕殺を考えた方がいいように思います。
※「コヒョウモンモドキ」は環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類に指定されています。