懸魚(げぎょ)の種類
・蕪懸魚・鏑懸魚(かぶらげぎょ)
野菜の蕪(かぶ)や鏑(かぶら)に形状が似ているところから。
縞模様の渦巻きは鱗目(うろこめ)と呼ばれています。
・猪目懸魚・猪の目懸魚(いのめげぎょ)
日本古来の文様である猪目と呼ぶ心臓型(ハート型)文様を刳り抜いてあります。
心臓型(ハート型)文様を二つ重ねたものはその形から「瓢箪(ひょうたん)猪目」と呼ばれます。
・三花懸魚(みつばなげぎょ)
猪目懸魚や蕪懸魚の変形。猪目(いのめ)や蕪(かぶら)などの図柄を三個組み合わせてひとつの形とした懸魚。
・二重懸魚(にじゅうげぎょ)
蕪懸魚あるいは猪目懸魚などの図柄を二段に重ねた懸魚。
・梅鉢懸魚(うめばちげぎょ)
梅の花を図形化した梅鉢紋からついた呼称。
・貝頭懸魚(かいがしらげぎょ)
輪郭が貝の形に似ているところからついた呼称。
・雁股懸魚・狩股懸魚(かりまたげぎょ)
先が又(また)の形に開き、雁(がん)が斜めに並んで飛ぶ雁行(がんこう)の形や刃のある鏃(やじり)の形に似ているところからついた呼称。
・楯懸魚(たてげぎょ)
武具の楯(たて)に似ているところからついた呼称 。
・切懸魚(きりげぎょ)
輪郭の各辺が直線である六角形の懸魚。
・結綿懸魚(ゆいわたげぎょ)
真綿を束ねて結わえた形に似ているところからついた呼称。
・彫懸魚(ほりげぎょ)
彫刻を主体とした懸魚。
・兎毛通・兎の毛通し(うのけどおし)、唐破風懸魚(からはふげぎょ)
唐破風にとりつけられた彫刻を主体とした懸魚。
・拝懸魚(おがみげぎょ)と降懸魚(くだりげぎょ)
破風の中央にあるものは拝懸魚・拝み懸魚(おがみげぎょ)、左右の下側にあるものを降懸魚・下降懸魚(くだりげぎょ)と呼ばれています。
拝懸魚は本懸魚(おもげぎょ)、降懸魚は脇懸魚(わきげぎょ)・桁隠(けたかくし)とも呼ばれます。
※上記の分類に合わない懸魚も沢山あります。 ☞ 私の知識では分類できない懸魚一覧

夕方、西の空がきれいな色に染まりました。

常念岳の後方も綺麗に染まりました。
松本に住んでいたよかったなと、こんな景色を見て思います。
今日は卯月(うづき)最終日。
明日からは皐月(さつき) となります。
あっという間に卯月が過ぎてしまったように感じています。
明日からの五月の連休は百姓三昧で過ごせそうです。

「でっけー」は「大きい」の意。
例文
「でっけー こえ だすな」=「大きな声を出すな」
「にがした さかな は でっけー」=「逃がした魚は大きい」
「えれー でっけー ふろしき ひろげた もんど」=「とても大きい風呂敷を広げたものだ」
「ぞう より でっけー どうぶつって いる だかやー」=「象より大きい動物はいるのかな」
「こん でっけー にもつ はこぶ てつだって おくりや」=「この大きな荷物を運ぶのを手伝ってください」
「この あしあと から すると そうとう でっけー くま だぞ」=「この足跡からすると相当大きい熊だぞ」
「まつもとじょう で いちばん でっけー いしっちゃー げんばいし だぞ」=「松本城で一番大きな石と言えば玄蕃石だぞ」
「どかーん て でっけー おと した もんで そと に でたら でっけー とらっく と でっけー だんぷ が ぶつかって いた だだよ」=「ドカーンと大きな音がしたものだから外に出たら大きいトラックと大きなトラックがぶつかってしたのですよ」
「うらが に くろふね らいこう で えど は でっけー さわぎ に なってる こん が すうじつご には まつもと にも つたわって いた」=「浦賀に黒船が来航で江戸は大騒ぎになっている事が松本にも数日後に伝わっていた」

「こ・こー」は「はずがない」や「ことはない」の意。
例文
「そんな こん やりっ こ」=「そのような事をやることはない」
「そんな こん ゆるされっ こー」=「そうゆう事は許されるはずがない」
「きずかねー なんて ありっ こ」=「気づかないなんてことはない」
「あんひと が うそ つく なんて ありっ こー」=「あの人が嘘をつくなどということはない」
「おめー との やくそく だ もん わすれっ こー」=「お前との約束だもの忘れるはずはない」
「あいつ の いう こん なんか しんじられっ こ」=「あいつの言う事などは信じられるはずはない」
「そんな まずそう な おかし なんて たべっ こ」=「そんな不味そうなお菓子なんて食べることはない」
「しごと が いそがしくて あそび に いく ひま なんか ありっ こー」=「仕事が忙しくて遊びに行く暇などあるはずがない」
「ひるま に たうえ を した もんで これから のみ に いく げんき なんか ありっ こー」=「昼間に田植をしたものだからこれから飲みに行く元気などあるはずがない」
「あいつ が がっこう の せんせい に なったってー。 そんな こん いわれたって しんじられっ こー」=「あいつが学校の先生になったてー。 そんな事を言われても信じられるはずがない」
「あいつ が やくそく した じかん に くる なんて ありっ こー。 あと まだ さんじゅっぷん は またなきゃー いけねー と おもうよ」=「あいつが約束した時間に来ることはない。 あとまだ30分は待たなければいけないと思うよ」

午後1時半頃の常念岳です。
雪解けが進んできています。

右側には雪形の「常念坊」が見えています。

北アルプスの山並み。
栽培されている麦の緑も濃くなり、穂も出揃ってきています。
気持ちの良い季節になってきました。
今日のアメダス松本観測所(沢村)の最低気温は3.9度、最高気温は19.4度でした。
≪ちょいと情報≫
今日上高地では「河童橋」のたもとで開山祭が行われたそうです。
住んでいる地区ではいよいよ田圃に水が入り始めました。
これを待っていたかのようにサギ類が餌を求めて田圃にやってきていました。

アオサギ (青鷺、蒼鷺)です。

ダイサギでしょうか?
くわえているのは大きな蛙(どんびき)です。
高ボッチ高原・鉢伏山の植物 ワダソウ(和田草)

草丈8~15cm。

花弁の先は浅くくぼむ。雄蕊は10個、花柱は3個。


下部の葉は小さく茎頂には長さ2cm程の大きな葉が十字につく。

茎には短毛の列がある。
和名 : ワダソウ(和田草)
科名 : APG:ナデシコ科、 クロンキスト:ナデシコ科、 エングラー: ナデシコ科
学名 : Pseudostellaria heterophylla (Miq.) Pax
花期 : 4月~5月
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科名 : APG:ナデシコ科、 クロンキスト:ナデシコ科、 エングラー: ナデシコ科
学名 : Pseudostellaria heterophylla (Miq.) Pax
花期 : 4月~5月
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高ボッチ高原・鉢伏山で最近咲いている花 セントウソウ(仙洞草)




和名 : セントウソウ(仙洞草)
科名 : APG:セリ科、 クロンキスト:セリ科、 エングラー:セリ科
学名 : Chamaele decumbens (Thunb.) Makino
高ボッチ高原・鉢伏山の植物 アオイスミレ(葵菫)

花柄はあまり立ち上がらずに地面にへばりついたように見える事が多い。

全体がビロード状の毛におおわれている。
新葉は両側が巻いてでてくる。

花色は淡紫色から白色。側弁基部は無毛あるいは有毛。

距は太めでずんぐりしている。
萼片は丸みをおび、毛があります。

花柱の先はかぎ型にまがっています。

(葉表) 葉は円形で、基部は心形、両面有毛。

(葉裏)

托葉の縁には細長い鋸歯がある。

匍匐茎をのばしその先に新株をつくる。
和名 : アオイスミレ(葵菫)
別名 : ヒナブキ(雛蕗)
科名 : APG:スミレ科、 クロンキスト:スミレ科、 エングラー:スミレ科
学名 : Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu
花期 : 3月~4月
科名 : APG:スミレ科、 クロンキスト:スミレ科、 エングラー:スミレ科
学名 : Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu
花期 : 3月~4月
タラノメ(楤芽)の天婦羅

知人からタラノメ(楤芽)をいただきました。
奥さんがさっそく天婦羅にして夕飯のお菜として出してくれました。
口に入れ噛むとまず、天婦羅に使用した油の甘みを感じます。
そして、噛むほどに口の中に広まる何とも言えない香りと微かな甘み、付け根の当たりの歯触りと微かなえぐみ。
春の味とえぐみを幾度も堪能できました。
高ボッチ高原・鉢伏山で最近咲いている花 ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)






和名 : ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)
科名 : APG:スミレ科、 クロンキスト:スミレ科、 エングラー:スミレ科
学名 : Viola obtusa Makino
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科名 : APG:スミレ科、 クロンキスト:スミレ科、 エングラー:スミレ科
学名 : Viola obtusa Makino
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