2016年4月に「白い九重栗」の種を購入、栽培し、果皮が乳白色の実を秋に収穫する事ができました。
とれたカボチャは甘みが強くうまかったので、その年の食べた中で一番甘いと感じたかぼちゃから種をとり、翌年の種蒔きにつかってきました。
以後繰り返すこと6年。栽培面積もすこし増やし、畝の長短ありますが4畝で栽培を行い、今年は40個ほどのカボチャを収穫する事が出来ました。
今回、昨日食べたカボチャが甘かったので、今年の春に蒔く種として採種を行いました。
採種と言っても難しい事をするわけではなく、種を水洗いし果肉をなるべく取るようにする事と充実した種を選ぶだけです。
選りだした種は広げた新聞紙の上に置き乾燥させます。
もう2日程室内で乾燥させて、茶封筒に入れ種箱に保管します。
「白い九重栗」の特徴は、
果実は2.0〜2.5kg前後の大きさで、揃いが良い。
基本的に果形はやや尻がとがる甲高の扁円形。
果皮は灰緑色と乳白色の中間色。
果肉は濃黄色で、調理後は明るい黄色。
極粉質で、ホクホク感が強く、食味、食感が極めて良い。
デンプンの糖化が遅いので、貯蔵性が高い。
ですが、自家採種を繰り返すこと6回。
結果として、
果形は一定せず、さまざま。
果皮は灰緑色の物ばかりになってきている。
(12月を過ぎると果皮が橙色になるものが多い)
デンプンの糖化が早くなってきたのか、貯蔵性が悪くなってきている
(収穫してから12月までに腐りのでるものが多い)
になってきています。
ただ、食べて甘みの強い物から採取しているので甘みはいずれも高く、外れはありません。
今年も甘みの強いカボチャを収穫できそうです。