豊川稲荷に行こうと思い、調べていて驚きました。稲荷というくらいだから神社と考えていましたが、実際は曹洞宗のお寺でした。

祀っている「鎮守 豊川だきにしてん」が稲穂を荷い、白い狐に跨っていることから、豊川稲荷が通称になったそうです。
トップの写真の総門から入ると不思議な世界となります。
寺ですので、山門が有ります。天文年間に今川義元公が寄進したものだそうです。

そして、鐘を撞くための鐘楼堂も有ります。

1937年(昭和12年)に改築されたものだそうです。鐘は戦時中には軍に徴用され、1945年12月8日に改鋳されたそうです。
進んでいくと鳥居の向こうに本殿があるという不思議な光景となります。


本殿は1930年(昭和5年)の完成だそうです。


本堂の横には、おみくじを売る場所が有り、読経が聞こえる中、おみくじを買っている人がいました。


完全に寺と神社が合体した形です。見たことが無いので、たいへん不思議な世界です。
私が見たかったのは、霊狐塚です。本堂から右手に進んでいくと、千本幟が有ります。


なかなか壮観です。



その奥に霊狐塚が有りました。

無数のキツネの像が有ります。



これらのキツネの像は信者が献納したものだそうです。皆、赤い前掛けをしています。きっと何か意味があるのでしょう。
