7月31日(土)、松本城を出た私は、暫く駅の方に歩いていくと、「松本縄手通り」と書かれた歩行者専用道を見つけました。
面白そうなので、歩いてみました。トップの写真のように、縁日のような楽しさのある道です。食べ物、お土産等が売られています。
縁日のような楽しさは当然です。1879年(明治12年)に建立された四柱神社の参道として、露天が並び、活気の有った道だったそうです。下の写真が、その四柱神社です。
その当時、この道と並行して流れている女鳥羽川には、多くの「河鹿蛙(かじかがえる)」が生息し、美しい声で鳴いていたそうです。露天の並ぶ参道と美しい河鹿蛙の声のある活気のある風情だったようです。
しかし、いつしか河川環境が悪化し、河鹿蛙は上流にしかいなくなり、参道も寂しくなったそうです。1972年に「かえる大明神」を祀り、元の活気を取り戻そうとして、現在に至っているそうです。それを教えてくれたのは、下の写真の「縄手と蛙」の掲示です。
昔は河鹿蛙が生息していたという女鳥羽川は下のような様子です。静に流れ、子供たちが遊んでいました。
この通りの入り口には、東京藝術大学から2005年(平成17年)に寄贈された「ガマ侍」が展示されています。
縄手通りから少し離れた所に、「花いっぱい運動発祥の地」の碑が有りました。
「社会を美しく、明るくする、住みやすくする」、「花を通して人の気持を豊かにする」との願いから、1952年(昭和27年)4月8日に、当時、松本市小学校の教員だった小松一三夢氏により始められた運動だそうです。松本駅お城口の広場には立体花壇を設置しているそうです。
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