10月11日(日)、山口県萩市の観光をした私は、萩駅に着きました。ここから列車に乗るためです。レトロな駅舎を見た後、駅前で時間があるので休んでいました。傍らに立派な実のなる木が有りました。トップと下の写真です。
木の根元には「ナツミカン」と書かれていました。
「ナツミカンって、初夏に実が成るわけじゃないんだ!」と気が付きました。
私たちがナツミカンを食べるのは、初夏から夏ですので、私はてっきり初夏に実が成ると思っていました。
札幌に帰ってきて調べると分かりました。ナツミカンもミカンと同じように春に花が咲き、秋には実が成ります。でも、秋の実のナツミカンはあまりにも酸味が強く、果物としては食べられないそうです。
調味料にはなるそうです。ナツミカンの実はそのまま冬を越させると、春にはまた花が咲きます。花と実が同時に見られるそうです。縁起が良いということで、「ダイダイ(代々)」とも呼ばれるそうです。
そして、夏になると酸味が抜け、果物として食べれるようになります。冬に収穫して、保存しても同様だそうです。ナツミカンは、現在は品種改良で、夏までまたなくても食べれるとのことです。
翌日、山口県宇部市の郵便局訪問をしている時にもナツミカンの実を見つけました。
こちらは少し黄色くなっています。
山口県の県道には黄色いガードレールが設置されています。
1963年(昭和38年)の山口国体の開催に際し、特色のあるおもてなしとして、山口県の特産品であるナツミカンの色である黄色としたそうです。ちなみに山口県の花は「ナツミカンの花」です。県の魚もあります。もちろん、「フグ」です。