2月20日
カルバリーの宿では、明け方激しい雨の音が聞こえていました。
慌てて起きて窓を閉めましたが、空には黒い雲が・・・
TVをつけるとモーニングショーで北の町「ダーウィン」にサイクロンの被害が出た映像が流れています。
そしてこの台風と同じ熱帯低気圧のサイクロンが、これから更に海沿いを南下するようで・・・
進行を示す矢印の先端がナント!モンキーマイヤー近くまで伸びています
いくらノーテンキな私たちでも、風雨の中の荒野を車で走る気はありません
パースの大家さんに
して意見を仰ぎました。
「勢力は随分弱まってきているようなので大丈夫ですよ」とのお答え・・・
旅は続行です。
雨がやんだので、9時過ぎに宿を出て真っ先に「ビジターセンター」に行きました。
そこで見どころを聞いて地図をもらうのが我らのやり方・・・
断崖の風景が美しいカルバリーの海を見に行きましたが、ご覧のとおり白波が立っていました。
至る所に様々な奇岩や断崖絶壁を巡るトレッキングコースがありましたが、残念ながら空の色を映した海はいつもの「インド洋」の青さを見せていませんでした。
ここでは「マッシュルーム岩」まで行きたかったのですが、時々パラパラと雨も落ちてきたので諦めました。
時々スポットライトをあびたように海の一部分に陽が照り、そこだけ虹色に輝いてとても綺麗なのですが、雲の流れが早すぎてとてもカメラには収められませんでした。
「光を我に!」
思わず有名な画家と同じような台詞をはいてしまいましたが・・・
撮影目的の旅行なら延々と太陽待ちなのでしょうね。
私たちは諦めて出発することにしました。
国道一号線に入るまでの道路は、まさに360度何もない荒野が続きます。
ブッシュの右側は黒い焼け跡が延々と

この左側のブッシュの奥を行くと「カルバリー国立公園」があり、私たちは寄るべきかどうかと悩んでいました。
正直、ここまで来てこのナショナルパークを見ないなんて「後悔」するに決まっています。
ビジターセンターのオバ様に「道が悪いので4WDで行くべきですが、2WDでも揺れるのを覚悟なら入れます。渓谷をめぐるトレッキングルートは8km、有名なネーチャーズウインドーを見るだけなら駐車場から歩いて30分。現地はとにかく暑いから水を大量に持って行くように」と言われたのです。
こちらが100万年以上の歳月が作り出した「ネーチャーズ・ウインドー」
ここは常にカルバリーの町よりも10度以上温度が高く、この一週間前にイギリス人の女性観光客(50代)が暑さにやられて死亡したとニュースで見ました。
Zベントといわれる岩の岸壁も迫力があり、岩壁の頂上が突き出ている「ホークスヘッド」からはカルバリー国立公園が一望でき、眼下に広がる渓谷の景色には圧倒されるほどだが、そこを流れるマーチソン川の岸辺にはカンガルーが現れるなど自然の壮大さと優しさとがミックスされている(写真&説明文はパースツーリストラウンジの予約サイトより)
これを見なければ後悔するのは分っていましたが、悪天候の中無理する気にはならず・・・
結局いっきに一号線に入り、世界自然遺産に指定されている「シャークベイ」に向かいました。
前日の砂と毒蜘蛛騒ぎに懲りて、すっかり慎重になった私です
このような所はカルバリーからも出ているツァーに参加すべきですね。
途中ガソリンスタンドで給油し、昼食にハンバーガーを食べました。
そして約200km走った一号線を左に折れて、「世界自然遺産」を示す看板を確認し、地図を見ている主人の指示通り、デンハムの町を目指しました。
この間ずっと私が運転しましたが・・・
「何故いっきにデンハムに行ってしまうの?途中見るべき所があるでしょうに」と内心思っていました。
110kmで運転する私を追い抜くでもなく、ずっと後に一台の白い車が見えていて、運転を交替するために停まっていた私たちの目の前で、その車がス~ッと右脇の道に入っていきました。
慌てて追いかけます。
そこは絶対見逃してはならないシャークベイ湾の中の「シェルビーチ」でした

浜辺がすべて貝殻で覆われている「シェルビーチ」の120kmにも及ぶ海岸線は流石に見事です。
お天気が良ければ~~と悔やまれました。翌日に期待です
浜辺を10cmほど掘っても細かい貝殻の層でした。
遠浅の海の底もすべてそのようです。
この広い海岸線の中に、我々ともう一台の車の3人の他には人の姿は見当たりません。
運転手兼ガイドさんが中高年のご夫婦を案内しているようでした。
英語で挨拶をしてくれたのはガイドさんのみ・・・
どこの国のご夫婦かしら?
この浜辺で出会った異国のご夫婦とは、思いがけず最後まで縁があったのでオドロキました。
ところで、このブログを見てくれている友人達から「ご主人の毒蜘蛛騒ぎは大丈夫だったの?」と聞かれますので、ちゃんとお知らせしなくてはなりませんね。
主人は真夜中にリビングでゴソゴソしていましたが、翌朝は元気に起きてきました。
「特に気分が悪いとかはなかったけど、指先がズキズキ痛むのでやっぱり毒蜘蛛にやられたかな~?と心配になった」そうですが・・・
痛みの原因は「トゲ」でした。
自分で持ってきた針でトゲを抜いて消毒し、キズ用の絆創膏を貼ってそれで終り!
いろいろご心配かけてスミマセンでした
![]() |
カルバリーの宿では、明け方激しい雨の音が聞こえていました。
慌てて起きて窓を閉めましたが、空には黒い雲が・・・
TVをつけるとモーニングショーで北の町「ダーウィン」にサイクロンの被害が出た映像が流れています。
そしてこの台風と同じ熱帯低気圧のサイクロンが、これから更に海沿いを南下するようで・・・
進行を示す矢印の先端がナント!モンキーマイヤー近くまで伸びています

いくらノーテンキな私たちでも、風雨の中の荒野を車で走る気はありません

パースの大家さんに

「勢力は随分弱まってきているようなので大丈夫ですよ」とのお答え・・・
旅は続行です。
雨がやんだので、9時過ぎに宿を出て真っ先に「ビジターセンター」に行きました。
そこで見どころを聞いて地図をもらうのが我らのやり方・・・
断崖の風景が美しいカルバリーの海を見に行きましたが、ご覧のとおり白波が立っていました。
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至る所に様々な奇岩や断崖絶壁を巡るトレッキングコースがありましたが、残念ながら空の色を映した海はいつもの「インド洋」の青さを見せていませんでした。
ここでは「マッシュルーム岩」まで行きたかったのですが、時々パラパラと雨も落ちてきたので諦めました。
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時々スポットライトをあびたように海の一部分に陽が照り、そこだけ虹色に輝いてとても綺麗なのですが、雲の流れが早すぎてとてもカメラには収められませんでした。
「光を我に!」
思わず有名な画家と同じような台詞をはいてしまいましたが・・・
撮影目的の旅行なら延々と太陽待ちなのでしょうね。
私たちは諦めて出発することにしました。
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国道一号線に入るまでの道路は、まさに360度何もない荒野が続きます。
ブッシュの右側は黒い焼け跡が延々と


この左側のブッシュの奥を行くと「カルバリー国立公園」があり、私たちは寄るべきかどうかと悩んでいました。
正直、ここまで来てこのナショナルパークを見ないなんて「後悔」するに決まっています。
ビジターセンターのオバ様に「道が悪いので4WDで行くべきですが、2WDでも揺れるのを覚悟なら入れます。渓谷をめぐるトレッキングルートは8km、有名なネーチャーズウインドーを見るだけなら駐車場から歩いて30分。現地はとにかく暑いから水を大量に持って行くように」と言われたのです。
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ここは常にカルバリーの町よりも10度以上温度が高く、この一週間前にイギリス人の女性観光客(50代)が暑さにやられて死亡したとニュースで見ました。
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これを見なければ後悔するのは分っていましたが、悪天候の中無理する気にはならず・・・
結局いっきに一号線に入り、世界自然遺産に指定されている「シャークベイ」に向かいました。
前日の砂と毒蜘蛛騒ぎに懲りて、すっかり慎重になった私です

このような所はカルバリーからも出ているツァーに参加すべきですね。
途中ガソリンスタンドで給油し、昼食にハンバーガーを食べました。
そして約200km走った一号線を左に折れて、「世界自然遺産」を示す看板を確認し、地図を見ている主人の指示通り、デンハムの町を目指しました。
この間ずっと私が運転しましたが・・・
「何故いっきにデンハムに行ってしまうの?途中見るべき所があるでしょうに」と内心思っていました。
110kmで運転する私を追い抜くでもなく、ずっと後に一台の白い車が見えていて、運転を交替するために停まっていた私たちの目の前で、その車がス~ッと右脇の道に入っていきました。
慌てて追いかけます。
![]() |
そこは絶対見逃してはならないシャークベイ湾の中の「シェルビーチ」でした


浜辺がすべて貝殻で覆われている「シェルビーチ」の120kmにも及ぶ海岸線は流石に見事です。
お天気が良ければ~~と悔やまれました。翌日に期待です

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浜辺を10cmほど掘っても細かい貝殻の層でした。
遠浅の海の底もすべてそのようです。
この広い海岸線の中に、我々ともう一台の車の3人の他には人の姿は見当たりません。
運転手兼ガイドさんが中高年のご夫婦を案内しているようでした。
英語で挨拶をしてくれたのはガイドさんのみ・・・
どこの国のご夫婦かしら?
この浜辺で出会った異国のご夫婦とは、思いがけず最後まで縁があったのでオドロキました。
ところで、このブログを見てくれている友人達から「ご主人の毒蜘蛛騒ぎは大丈夫だったの?」と聞かれますので、ちゃんとお知らせしなくてはなりませんね。
主人は真夜中にリビングでゴソゴソしていましたが、翌朝は元気に起きてきました。
「特に気分が悪いとかはなかったけど、指先がズキズキ痛むのでやっぱり毒蜘蛛にやられたかな~?と心配になった」そうですが・・・
痛みの原因は「トゲ」でした。
自分で持ってきた針でトゲを抜いて消毒し、キズ用の絆創膏を貼ってそれで終り!
いろいろご心配かけてスミマセンでした
