花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
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いっぱいの主婦の日記です

梅雨の鎌倉・「明月院」(その1)

2008年06月09日 | 鎌倉散策

この丸いピクチャーズウィンドウは、鎌倉「明月院」本堂のお座敷にある丸窓です。
向こう側の庭園が絵のように浮かび上がっていますね

5月に予定していた山登りがずっと雨で延期になっていて、今度こそ行けると思っていましたが、寸前になって天気予報がコロリと変わり・・・
「曇りのち晴れなら行ってもいいけど、マークがあるのでやめよう」
土曜日の夕方、ヘルパー派遣会社の副社長をしている山仲間のKさんからが入りました。

私たちは大雨の妙高登山でひどい目に遭って以来、決して無理はしないのです。
3度目の延期となりました



梅雨入り後初めての日曜日・・・
時雨れていましたが、激しい雨にはならないようなので主人は仕事に行きました。
私は・・・
山は諦めたけど、多少の雨が降っても楽しめるところはどこだろう?
「鎌倉だわ!」カメラを抱えて家を飛び出しました。

まだ10時前だというのに、北鎌倉の駅を降りたら大勢の人の列が続いていました。
道の両側にもたくさんのアジサイがありますが、日本アジサイの見頃はまだまだこれからのようです。



向かった先は「明月院」
アジサイ寺としても有名なお寺です。
門からすでに人の波でした。



明月院のアジサイのほとんどが「ヒメアジサイ」という日本古来の品種だそうです。
まだちょっと時期が早くて、ブルーの色が何とも控えめ。
これから日ごとに色が変化して、淡い青から深い青になっていくのでしょう。
その透き通るような青色は「明月院ブルー」とも呼ばれています。


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こちらは白い「ヤマアジサイ」でしょうか・・・
楚々とした美しさが大好きです
マウスオンでご覧下さい

今回、私が一番見たかったお花が下の写真の「夏ロウバイ」です。
完全に盛りは過ぎていましたが・・・



このお花を初めて知ったのは、2年前の5月下旬にご近所仲間とこの「明月院」に来た時です。
このブログでもUPしましたが、その時はほとんど観光客の姿も見えず、お寺の和尚さんが親切にお花の説明をしてくれました。

「ロウバイは三種類あります。冬に咲くロウ細工のようなロウバイとこの白いナツロウバイ、そして黒いお花のクロバナロウバイ・・・ここにはこの三つが全部揃っています。ナツロウバイは私が京都から持ってきて増やしたものですから、鎌倉のお寺ではここだけにしかないでしょう」

クロバナロウバイはもう終わっていて・・・
このナツロウバイも辛うじて、2本の木にお花が数輪残っているだけでした


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観光客がどんどん増えてきて、本堂の丸窓を写すのも順番待ち状態でした。
あちら側の後庭園にも人の姿が見ていて、何やら紫色のお花がたくさん咲いています。
「そうだ!今は花菖蒲の季節だから中に入れるんだわ!」
マウスオンで、反対側から見た風景もご覧下さい



「明月院」の拝観料300円とは別に、500円を支払って後庭園の中に入りました。
ここは花菖蒲と紅葉の見頃の時だけ入れるのです。

辺り一面に紫色の濃淡のハナショウブが咲き乱れる楽園のような所でした


コメント (30)
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