花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

南大菩薩・「湯の沢峠~大谷ヶ丸」(その3)

2008年06月22日 | 山シリーズ
大谷ヶ丸の下りでハプニング!

「大谷ヶ丸」頂上で一緒になった男女十数人のグループは「滝子山」方面に下っていきました。
私たちは反対側の「曲沢峠・景徳院」と書かれた標識を見て出発です。

深い緑の中の急降下が続いて・・・
その先は、新緑とお花と春ゼミの合唱の中を行く楽しい道でした。


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こちらの白いお花は「クサタチバナ」でしょうか?
ガガイモ科の清楚な雰囲気のお花です。良く見るとお花に虫が・・・
マウスオンで、可愛い蕾みの群落もご覧下さい

「クサタチバナ」は箱根の湿性花園で見たことはありますが、自然の中で見たのは初めてでした
登山道の両側を埋め尽くすほどの群落が続いていました。

この頂上直下の最初の下りで、一番後を歩いていたYさんが「大変、Kさんの靴の底が裂け出しているわ」と叫んだのです



確かにかかとの部分に10cm近い長さの亀裂がパックリと

ゴムの劣化が原因でおきるトラブルで、近年、販売店や山岳雑誌では「古い軽登山靴」は注意するように警告文が見られますが・・・
実はKさんのハプニングは今回で3度目なんです



前回は箱根の山中で、幸いバス停が近かったので予備の靴紐で抑えただけで大丈夫でしたが、今回はまだ山道を2時間以上も下らなければなりません

Kさんが鉢巻形のゴムのサポーターを取り出してKさんの靴に巻きました。
伸縮性があり、マジックテープで止められるので上手くいきました。
これだけでは滑って危ないので、私の予備の靴紐をその上から巻きつけました。

前回のトラブルでの教訓で「予備の靴ヒモ」は必ずザックに入れるようにしています



こうしてどうにか危険が回避できましたが・・・

「私たち3人は同じようなサイクルで靴を買い換えているけど、Kさんだけどうして3回もこんな目に遭うのかしら?」
「保存方法が影響を及ぼしているんだと思うけど、普段どこに置いているの?」と聞きました。

「押入れや下駄箱だとカビが心配だし、靴箱に入れてはいけないと雑誌にも書いてあったから、其のまま箪笥の上に置いているけど」との答え。
「高い所は高温で良くないのかもね

尚、以前このブログでもUPしましたが、登山専門店に貼られている注意書きをもう一度ここに記しておきます。
山をやる方はくれぐれもご注意くださいね。

●箱に入れての保管は駄目(高温湿気は避けること)
●洗った時は陰干しで、最低2日は干して完全乾燥をすること(ドライヤーでの乾燥は駄目)
●山に出かける前には、底のゴムにひび割れが無いかを要チェック。
●5年に一度は張替えを!

前回のトラブルはこちらでUPしていますので興味のある方はご覧下さい。

前々回は「木曽の御岳山・登山ツァー」に参加するために、3人で集合場所の新宿に向かっていた時に起きました。
Kさんはバスを目の前に、乗らずに回れ右して帰って行きました


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Kさんを真ん中に挟み「景徳院」を目指して下って行きました。
春ゼミが賑やかに鳴いています。
5本のお花を持った「フタリシズカ」を見つけました。

一本や二本のものもあります。マウスオンでご覧下さい



「大谷ヶ丸」から「コンドウ丸」を経て、およそ1時間で「曲沢峠」です。
Kさんも順調に歩いていました。ホッ

この峠からは右に「景徳院」、左に「滝子山」へ通じる道がありますが・・・
地図を見るとどちらも”悪路””迷いやすい”と書かれています。
このような道に入り込むのはやめましょう。

更に20分歩くと「大鹿山分岐」
ここから景徳院まで1時間かけて下ります。

コメント (20)
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