花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

南大菩薩・「湯の沢峠~大谷ヶ丸」(その2)

2008年06月20日 | 山シリーズ
大蔵高丸から大谷ヶ丸へ

「大蔵高丸」の頂上からは、残念ながら富士山も南アルプスも見えませんでしたが・・・
爽やかな風と緑を堪能し、次の「ハマイバ丸」に向かいます。

「ここのチゴユリは全部が双子だわ」
緑の林に入るとすぐにYさんが声をあげました。


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マウスオンで、ご覧下さい
ここまでのお花畑にもチゴユリはたくさんありましたが、この一帯の株は全部が二輪咲きでした



こちらは「ユキザサ」でしょうか?
軽井沢で見たものよりもずっと大きい感じです。

ここまでに見てきたアマドコロ・スズラン・マイズルソウ・チゴユリ、そしてこのユキザサも、みんな「ユリ科」のお花ですが・・・
この季節はユリの仲間の最盛期なんですね

大蔵高丸から緩いアップダウンを何度か繰り返し、30分ちょっとで「ハマイバ丸」頂上に辿り着きました。



漢字で書くと「破魔射場丸」・・・
何やら深い意味がありそうな名前ですね。

大蔵高丸の登りからずっと我々の前を歩いていた男性の二人連れに、ここでも一緒になったので、カメラを渡して3人並んだ写真を撮ってもらいました。

そして「アツモリソウが咲いていましたね」と話しかけられました。
「エエッ
「○○に咲いていましたよ」
「私たち見てな~い



クヌギ林の頂上から少し下ると、岩と松が点在する日本庭園のよう雰囲気の斜面に出て・・・
そこから先はヤブコギの中の急降下となりました。


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マウスオンでご覧下さい
背丈よりも高い笹や木の枝が、顔にバシバシとあたります
私たち、この歳になっても相変わらずお肌に悪い事ばかりしているわ・・・



ヤブコギを抜けると急に展望が開けて、前方にこれから向かう「天下石山」と「大谷ヶ丸」が見えていました。

それにしても日曜日だというのに、登山者の姿は見えません。
「以前に比べると山に来る人が少なくなったわね~。」
「あの有名な岩崎先生と行く登山ツァーでさえ人が集まらないと聞いたわよ。NHKTVで百名山をやっていた頃は凄かったのに・・・」
「登山は苦しい!カッコ悪い!というイメージが先行して、若者には中々受け入れられないし、第三次登山ブームも我々の年代で最後ね。」
そんな事を話をしながら歩いていきました。



緑の中にビッシリと白いお花を咲かせている木が印象的でした。
これまでにも「タニウツギ」が、あちこちに咲いていましたが・・・



お花を見ると、ウツギとはちょっと違います。
「ズミ」でしょうか?
又の名を「コナシ」といいますが・・・
上高地から徳沢方面に行くと、梓川沿いにたくさん見られますね。



再び登り返していくと大きな石が現れて、ここが「天下石」でした。
時計を見ると11時を過ぎています。
朝が早かったので流石にお腹が空きました。

「米背負峠」まで下ると、先を歩いていた男性の二人連れがバーナーでお湯を沸かしています。
我々もここで昼食タイムとし、オニギリやチーズかまぼこ等を食べました。

賑やかな声がして、男女10人くらいの中高年のグループがやって来ました。
「あと20分で大谷ヶ丸頂上だから、頑張って行きましょう」とそのまま急登に取り付いて行きました。



お腹を満たした後の急な登りが少々きつかったけど、我々3人も12時半前に無事「大谷ヶ丸」頂上に到着しました。
樹林に囲まれ、展望はあまり良くありませんが、晴れていれば一部伐採された木々の間から南アルプスが見えるらしい・・・

ここから「景徳院」までは2時間半の下りが続くので、私は膝のサポーターを両足に着装しました。
私の膝は大丈夫でしたが・・・
Kさんの靴がとんでもない事になったのです




コメント (14)
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