「モンティ・パイソン」(1976年)東京12チャンネル
役名:ジョン・クリーズ
以前に、放送当時のメモのあるスケッチをご紹介した事がありますが、久しぶりに再登場です!!
今回ご紹介するスケッチは、「血液銀行」と「人事異動」です。
これらのスケッチは、それぞれ「モンティ・パイソン Vol. 8」(日本語版)と「アンド・ナウ」にも入っています。
短い物なので、比較して頂ける様に、東京12版とビデオ・DVD版を両方アップします。
個人的には、東京12版の方がテンポが良い様に思いました。
「血液銀行」 東京12版
キャスト:納谷悟朗、広川太一郎
*ご注意:やや下ネタです。(少しネタが汚いと言えば、汚いです。ご注意下さい。)
血液銀行にて。白衣姿のジョン。エリックが献血(?)にやって来る。
納谷:(献血に来た人に向かって)献血の方はそこへ並んで下さい。どうも。
(エリックが近づいて来て、ジョンの耳元でささやく。)
納谷:え?
(エリック、ささやき続ける。)
納谷:ダメです。そういう事は出来ません。さようなら。
(エリック、ささやく。)
納谷:ここは血液銀行ですよ。おしっこはダメなんだ。
(エリック、ささやき続ける。)
納谷:いくら言われてもダメですよ。
(エリック、さらにささやく。)
納谷:いや、尿銀行なんてのはありませんよ。そんな物はいらないんですよ。
世界中の人がみんな持て余しているぐらいなんですからね。
広川:サンプルだけでも。
納谷:尿のサンプルはいりません。欲しいのは血液だけですよ。
広川:あれくれたら、血液あげるから。
納谷:あれって?
広川:おしっこ入れる物。
納谷:ダメです。帰って下さい。
広川:僕は血液あげたくないんだ。
納谷:結構。強制なんかしていませんからね。
広川:涙は受け取ってくれる?
納谷:ダメです。
広川:汗は?
納谷:ダメです。
広川:唾は?
納谷:ダメです。ここは血液銀行。血液だけを頂きます。
広川:わかったよ。それじゃあ血液あげるよ。
(エリック、血の入ったビンを取り出す)
納谷:これどっから持ってきたの?
広川:採りたての新鮮な奴よ。
納谷:血液型は?
広川:血液型って言うと?
納谷:AとかB・・・
広川:あ、B。
納谷:(ジョン、血の匂いを嗅ぐ)ちょっと待ちなさいよ。あたしんだ。
あたしの血をどっから持って来たの?
広川:落っこってたの。
納谷:オレの体の中に落っこっていたのを拾ったんだろう?
広川:違うもん。
納谷:どうも貧血気味だと思った。
(エリック、血のビンをひったくる。)
納谷:オレの血を返せよ。
広川:僕のだもん。
納谷:オレんだよ。お前、盗んだんだぞ。
広川:違うもん。
納谷:よこしなさい!
広川:いいよ。でも僕のおしっこを採ってくれる?
納谷:列に並びなさい。
広川:ハイ。
「血液銀行」 モンティ・パイソン・ビデオ版 Vol. 8 より。
*ご参考の為にアップしています。著作権侵害の意図は一切ありません。
関係者各位様:不都合な点が御座いましたら、メールにてご一報下さい。
即刻対処させて頂きます。
白衣姿のジョン。
納谷:(献血に来た人に向かって。)あの列に並んで下さい。
(エリックが近づいて来て、ジョンの耳元でささやく。)
納谷:何?
(エリック、ささやき続ける。)
納谷:いいえ。
(エリック、さらにささやく。)
納谷:生憎だがダメです。
(エリック、ささやく。)
納谷:いえ、おしっこでは献血になりません。
(エリック、ささやく。)
納谷:献尿は献血じゃない。
(エリック、ささやき続ける。)
納谷:ありませんよ、尿銀行なんて。
広川:お願い。
納谷:いいえ、いらないんですよ。尿なんて寄付されなくたって、いくらでも自分で出せるから。
広川:ほんのちょこっとで・・・
納谷:いりませんよ。血液の他の物は何もいらないんです。
広川:では、血をあげる代わりに・・・
納谷:何ですか?
広川:おしっこ貰って下さい。
納谷:ダメです。帰って下さい。
広川:でも尿意をもようしている、尿意ドンなんつって。(広川節、堂々登場! 爆)
納谷:いらないんですよ。帰って下さい。
広川:唾なんか欲しくない?
納谷:いらない。
広川:汗は?
納谷:いらない。
広川:( )なんかは?(早すぎて聞き取れません。)
納谷:いらん。ここは血液銀行だ。欲しいのは血液だけだ。
広川:分かりました。血、あげます。
(エリック、血の入ったビンを取り出す。)
納谷:それどうしたんだ?
広川:今日採ったばかりのはばかり・・・(聞き取れません)
納谷:血液型は?
広川:どんなのがあるんですか?
納谷:えーと・・・
広川:じゃAです。
(ジョン、血の匂いを嗅ぐ)
納谷:ちょっと待てよ。私のだ。この血は私のだ。どうしたんだ?
広川:そこで拾ったの。
納谷:拾った?私の体から盗んだんだろう?
広川:違う。
納谷:道理で眩暈がすると思った。
(エリック、ジョンから血の入ったビンをひったくる。)
納谷:返せ。
広川:私のです。
納谷:お前のじゃない。盗んだくせに。
広川:違うよ。
納谷:返えせったら。
広川:いいですよ。おしっこ貰って。
納谷:列に並んで。
***
次回、「人事異動」をご紹介します!
役名:ジョン・クリーズ
以前に、放送当時のメモのあるスケッチをご紹介した事がありますが、久しぶりに再登場です!!
今回ご紹介するスケッチは、「血液銀行」と「人事異動」です。
これらのスケッチは、それぞれ「モンティ・パイソン Vol. 8」(日本語版)と「アンド・ナウ」にも入っています。
短い物なので、比較して頂ける様に、東京12版とビデオ・DVD版を両方アップします。
個人的には、東京12版の方がテンポが良い様に思いました。
「血液銀行」 東京12版
キャスト:納谷悟朗、広川太一郎
*ご注意:やや下ネタです。(少しネタが汚いと言えば、汚いです。ご注意下さい。)
血液銀行にて。白衣姿のジョン。エリックが献血(?)にやって来る。
納谷:(献血に来た人に向かって)献血の方はそこへ並んで下さい。どうも。
(エリックが近づいて来て、ジョンの耳元でささやく。)
納谷:え?
(エリック、ささやき続ける。)
納谷:ダメです。そういう事は出来ません。さようなら。
(エリック、ささやく。)
納谷:ここは血液銀行ですよ。おしっこはダメなんだ。
(エリック、ささやき続ける。)
納谷:いくら言われてもダメですよ。
(エリック、さらにささやく。)
納谷:いや、尿銀行なんてのはありませんよ。そんな物はいらないんですよ。
世界中の人がみんな持て余しているぐらいなんですからね。
広川:サンプルだけでも。
納谷:尿のサンプルはいりません。欲しいのは血液だけですよ。
広川:あれくれたら、血液あげるから。
納谷:あれって?
広川:おしっこ入れる物。
納谷:ダメです。帰って下さい。
広川:僕は血液あげたくないんだ。
納谷:結構。強制なんかしていませんからね。
広川:涙は受け取ってくれる?
納谷:ダメです。
広川:汗は?
納谷:ダメです。
広川:唾は?
納谷:ダメです。ここは血液銀行。血液だけを頂きます。
広川:わかったよ。それじゃあ血液あげるよ。
(エリック、血の入ったビンを取り出す)
納谷:これどっから持ってきたの?
広川:採りたての新鮮な奴よ。
納谷:血液型は?
広川:血液型って言うと?
納谷:AとかB・・・
広川:あ、B。
納谷:(ジョン、血の匂いを嗅ぐ)ちょっと待ちなさいよ。あたしんだ。
あたしの血をどっから持って来たの?
広川:落っこってたの。
納谷:オレの体の中に落っこっていたのを拾ったんだろう?
広川:違うもん。
納谷:どうも貧血気味だと思った。
(エリック、血のビンをひったくる。)
納谷:オレの血を返せよ。
広川:僕のだもん。
納谷:オレんだよ。お前、盗んだんだぞ。
広川:違うもん。
納谷:よこしなさい!
広川:いいよ。でも僕のおしっこを採ってくれる?
納谷:列に並びなさい。
広川:ハイ。
「血液銀行」 モンティ・パイソン・ビデオ版 Vol. 8 より。
*ご参考の為にアップしています。著作権侵害の意図は一切ありません。
関係者各位様:不都合な点が御座いましたら、メールにてご一報下さい。
即刻対処させて頂きます。
白衣姿のジョン。
納谷:(献血に来た人に向かって。)あの列に並んで下さい。
(エリックが近づいて来て、ジョンの耳元でささやく。)
納谷:何?
(エリック、ささやき続ける。)
納谷:いいえ。
(エリック、さらにささやく。)
納谷:生憎だがダメです。
(エリック、ささやく。)
納谷:いえ、おしっこでは献血になりません。
(エリック、ささやく。)
納谷:献尿は献血じゃない。
(エリック、ささやき続ける。)
納谷:ありませんよ、尿銀行なんて。
広川:お願い。
納谷:いいえ、いらないんですよ。尿なんて寄付されなくたって、いくらでも自分で出せるから。
広川:ほんのちょこっとで・・・
納谷:いりませんよ。血液の他の物は何もいらないんです。
広川:では、血をあげる代わりに・・・
納谷:何ですか?
広川:おしっこ貰って下さい。
納谷:ダメです。帰って下さい。
広川:でも尿意をもようしている、尿意ドンなんつって。(広川節、堂々登場! 爆)
納谷:いらないんですよ。帰って下さい。
広川:唾なんか欲しくない?
納谷:いらない。
広川:汗は?
納谷:いらない。
広川:( )なんかは?(早すぎて聞き取れません。)
納谷:いらん。ここは血液銀行だ。欲しいのは血液だけだ。
広川:分かりました。血、あげます。
(エリック、血の入ったビンを取り出す。)
納谷:それどうしたんだ?
広川:今日採ったばかりのはばかり・・・(聞き取れません)
納谷:血液型は?
広川:どんなのがあるんですか?
納谷:えーと・・・
広川:じゃAです。
(ジョン、血の匂いを嗅ぐ)
納谷:ちょっと待てよ。私のだ。この血は私のだ。どうしたんだ?
広川:そこで拾ったの。
納谷:拾った?私の体から盗んだんだろう?
広川:違う。
納谷:道理で眩暈がすると思った。
(エリック、ジョンから血の入ったビンをひったくる。)
納谷:返せ。
広川:私のです。
納谷:お前のじゃない。盗んだくせに。
広川:違うよ。
納谷:返えせったら。
広川:いいですよ。おしっこ貰って。
納谷:列に並んで。
***
次回、「人事異動」をご紹介します!