自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

トパーズ

2014-11-07 | 吹き替え

悟朗さんと家弓さんの御共演作からヒッチコックの「トパーズ」です。
悟朗さんはフランス人スパイのアンドレ、家弓さんはアメリカ人スパイのマイク役です。

ヒッチコックの作品の中では評価があまり良くない様ですが、私はそれなりに面白く拝見しました。
ただ、いかにも大スターと言う俳優が出ていないので、全体的に地味な感じです。


北米版DVD(1995年発売版)のカバーです。
家弓家正、納谷悟朗


これは上記DVDと同時期発売のビデオのカバーです。
主役ではないのに、アメリカ人俳優のジョン・フォーサイスさんが大きく載っていました。
やっぱり北米版だとこうなるんでしょうか???(笑)

***

お二人のシーンを少しご紹介します。
アンドレとマイクが親しい感じで、悟朗さんも家弓さんも素敵でした。

アンドレの家を訪ねるマイク。
アンドレの妻二コールはスパイの仕事が嫌いの様です。


納谷悟朗、家弓家正
The Hitchcock Report Photo

納谷:ブランディーは?
家弓:ああ、いいね。 
奥さん不服らしいが、辞める気あるのか?
納谷:いいや。
誰かソビエトから亡命してきたって?何て奴だ?
家弓:ボリス・クゼノフだ。ワシントン郊外の隠れ家に保護してある。
夕飯に誘われた時ピンと来たけど、やっぱりそうか。
納谷:なのに何故来た?
家弓:君には教えようと思ってさ。
納谷:但しパリへは報告しないっていう条件でかい?
家弓:うん。危ない橋だと思わないでもないんだが、どうかね。
納谷:マイク。君と私とはお互いに持ちつ持たれつ他(ほか)に類(るい)のないほど上手くやって来たな。
家弓:これからもそれで行きたいね。

***

ニューヨークへやって来たアンドレと家族。
超高級なセントレジスホテルの部屋へ行くと、ワシントンからマイクが来ていました。


小原乃梨子、?、納谷六朗、納谷悟朗

家弓:出てってくれなり何なり言う前に、来たくて来たんじゃない点だけ、了承してくれ。
納谷:これじゃあ家内が可哀想だよ。
家弓:止むを得なかったんだ。
納谷:どうしてここが
家弓:だって君は
納谷:わかったよ。
家弓:ニューヨークへ来るってこないだそう言ったろ。だから。
納谷:もういい。用件は?
家弓:ソ連とキューバとの間に、協定が出来た。ついてはその、内容を知りたい。
リコ・パーラがニューヨークに・・・
納谷:リコ・パーラには弱いんだよ。嫌われてるんだ。
家弓:分かってる。ただリコ・パーラに一人秘書がいる。ルイス・ユリベだ。
納谷:どうして君が自分でやらないんだ。
家弓:出来ないんだ。ユリベはアメリカ人を寄せ付けないんだよ。
納谷:いや。お断りだな。
家弓:君の手先を使ってその書類の写真を撮るだけでいい。
ただ、タクシーに乗ってハーレムへ行くだけの事だよ。ユリベは買収出来る。
アンドレ、何とか頼む。他にどうしようもないからこうして君んとこへ来たんだ。

***

「トパーズ」 Topaz 1969年 米
1974年3月15日(金) フジ ゴールデン洋画劇場

アンドレ・デブロ(フレデリック・スタフォード):納谷悟朗
マイク・ノードストロム(ジョン・フォーサイス):家弓家正
二コール・デブロ(ダニー・ロバン):小原乃梨子 
ワニタ・デ・コルドバ(カリン・ドール):鈴木弘子
リコ・パーラ(ジョン・バーノン):滝口順平
ジャック・グランヴィル(ミッシェル・ピッコリ):寺島幹夫
アンリ・ジャレ(フィリップ・ノワレ):嶋俊介
フランソワ・ピカード(ミシェル・シュボール)、ナレーション:納谷六朗
ミシェル(クロード・ジャド):?
ボリス・クゼノフ():千葉耕市
トーマス():森功至
フランス人高官():千葉順二
フランス人高官():緒方賢一(?)

***

「トパーズ」にはエンディングが三種類あった様ですが(?)、悟朗さんが吹き替えられたバージョンはトパーズの高官が自殺する物でした。
飛行場でその彼がロシア行きの飛行機に乗り込むバージョンも見た事があります。
決闘シーンのあるエンディングは、私には意味が分かりませんでした。(笑)

***

オマケです。画質がイマイチですが。


納谷悟朗、小原乃梨子、家弓家正、鈴木弘子、滝口順平


ヒッチコックのカメオの場面です。
(車椅子に乗っているのがヒッチコック)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする