「ベン・ハー」の悟朗さんの吹き替え入りブルーレイが発売になりました。
関係者の皆様、飛行鬼様、本当にどうも有難う御座いました。
今回悟朗さんの吹き替えはフジ版のみの収録になりましたが、いつか何かの機会に、テレビ朝日版も陽の目を見る事があります様、願ってやみません。
ベン・ハー役のチャールトン・へストンさん(納谷悟朗)
メッサラのスティーブン・ボイドさん(羽佐間道夫)
***
フジ版とテレビ朝日版はカット編集が異なっている為、吹き替えがフジにあってテレ朝にはないシーンとテレ朝にあってフジにはないシーンがあります。
前に少しテレ朝にあってフジにないシーンを書いた事がありました。(死の谷のシーンとピラトとの面会のシーン)
今回はフジ版にあってテレビ朝日版にはないシーンをご紹介します。
細かくチェックしていない為、他にもあるかもしれませんが、一応以下の5シーンをご紹介します。
***
1 メッサラがティルザへ贈り物(ブローチ?)を渡すシーン
ベン・ハーとメッサラが再会して、槍投げ、乾杯のシーンの後で、ベン・ハーの母と妹に再会します。
部屋の中に入り、メッサラがティルザにお土産を渡すシーンの吹き替えはフジ版のみになっています。(テレビ朝日は完全にカット)
セリフをほんの少しだけ載せておきます。
ティルザ:塚原恵美子
メッサラ:羽佐間道夫
<フジ>
塚原: こんな素敵な宝石初めて。綺麗だわ。ローマの物?
羽佐間: いや、リビアだ。去年行ったんだ・・・
ベン・ハー(納谷悟朗)、母ミリアム(寺島信子)、妹ティルザ(塚原恵美子)、メッサラ(羽佐間道夫)
*フジ、テレ朝ともに、乾杯のシーンの吹き替えがないのが本当に残念です。
***
2 アリアスがローマ皇帝と面会し、ベン・ハーの処置を言い渡されるシーン
フジ版ではこのシーン全部の吹き替えがあります。
テレビ朝日は最後の部分のみです。
テレビ朝日にも吹き替えのある部分を載せます。
ローマ皇帝:高島忠夫(フジ)、仲木隆司(テレビ朝日)
<フジ>
高島: 奴隷としてそちにつかわす故(ゆえ)好きなようにせい。
これが元老院の決定。ローマの世論じゃ。
<テレビ朝日>
仲木: この度の大勝利の褒美として、あの男はその方の奴隷としてつかわすから好きにするが良い。
これが余と元老院の決定である。
テレビ朝日版にはこれらのセリフ以前の吹き替えはありません。
ジョージ・レルフさん演じるローマ皇帝(高島忠夫、仲木隆司)とアリアス
(アリアスが勝利の凱旋をするシーンからです)
*テレビ朝日版のローマ皇帝役は仲木さんだった、とKAMEちゃん。様に教えて頂きました。
本当にどうも有難う御座いました。
***
3 族長とのシーン
ベン・ハーが族長に馬の配置のアドバイスをし、その後族長のテントに招かれます。
フジ版はテントの中でのシーンの吹き替えがありますが、テレ朝版はほとんどカットされています。
テレビ朝版にも吹き替えがある部分をご紹介します。
ベン・ハー(チャールトン・へストン):納谷悟朗
族長(ヒュー・グリフィス):相模太郎(フジ)、内海賢二(テレビ朝日)
<フジ版>
相模: ジュダ・ベン・ハーか。ユダヤなのに本当にローマのレースに出たのか。
納谷: ああ、巡り会わせだ。己の意思じゃない。
相模: 何だってわしの馬に乗れんのかな?優勝間違いないのに。
<テレビ朝日>
内海: ジュダ・ベン・ハー。ユダヤ人でもローマのレースに出られたのか?
納谷: ああ、運命の悪戯か。不思議な縁(えにし)でね。
テレビ朝日はこのシーンの最初から、このセリフまで吹き替えがあります。
これ以降の吹き替えはなく、馬達がテントに入ってくるシーンへ続きます。
ベン・ハー(納谷悟朗)、族長(相模太郎、内海賢二)
***
4 エスターの父サイモニデスとの再会
ベン・ハーがついに家に戻り、エスターと再会します。
ベン・ハーの帰りを父に伝えるエスター。
その後、サイモニデスが牢獄で知り合い、今はこの家でボディガード的な仕事をしてくれているマラックが登場します。
マラックが出てくるシーンはテレビ朝日ではカットされています。
このマラックですが、後でエスターが死の谷にいるベン・ハーの母と妹に食べ物を運んでいく時に、エスターと一緒に登場します。
この死の谷のシーンはフジ版ではカットされています。
マラックの紹介シーンをフジは残したものの、死の谷のシーンがないので、マラックはその後登場しません。
またテレビ朝日版では、この部分がない為、死の谷でいきなりエスターを助けているマラックを見る事になります。
でも見るからにエスターを守っている様子なので、それほど唐突には感じませんでした。
マラックのシーンを少しご紹介します。
(マラックは口がきけない設定なのでセリフはありません。)
ベン・ハー(チャールトン・へストン):納谷悟朗
サイモニデス(サム・ジャッフェ):松村彦次郎(フジ)、矢田稔(テレビ朝日)
<フジ>
納谷: 二人はどこだ?
松村: あの日以来わかりません。噂すら聞いてないんです。
納谷: 痛めつけられた様だな。
松村: いやいや大した事はありません。頼りになる仲間もおりましたし。
ああ、これはマラックです・・・
<テレビ朝日>
納谷悟朗: 母達は?
矢田: あの恐ろしい悪夢の日以来風の頼りさえないのです。
以下はカットされている為、マラックが登場しません。
テレビ朝日版では、この部分が前編の最後になり、次週へ続く・・・と言う形になっています。
エスター(鈴木弘子、武藤礼子)、サイモ二デス(松村彦次郎、矢田稔)、ベン・ハー(納谷悟朗)
中央がアディー・バーバーさん扮するマラックです。(死の谷のシーンから)
IMDbによるとバーバーさんのクレジットは無いそうです。
***
5 死の谷から母と妹を助けるシーン
テレ朝版は最初の方がカットされています。
フジではこのシーン全部に吹き替えがあります。
比較の為、テレビ朝日に吹き替えがある部分をご紹介します。
エスター(ハイヤ・ハラリート):鈴木弘子(フジ)、武藤礼子(テレビ朝日)
ミリアム(マーサ・スコット):寺島信子(フジ)、中西妙子(テレビ朝日)
<フジ>
寺島: 来てはだめよ。
鈴木: 信じては頂けないでしょうけどイエス様のお陰で、助かった人が何人もいるんですよ。
<テレビ朝日>
中西: 来ないで。
武藤: ナザレのお方は苦しむ人達をお救いになろうと、私達に手を差し伸べていらっしゃいます。
このシーンはここから始まっており、この前の部分はカットされていました。
***
オマケにレースのシーンからです。
馬も大熱演ですね。(笑)
*クリックするともう少し大きい写真をご覧になれます。
***
*IMDb他
*荒野の流れ者様
*KAMEちゃん。様
関係者の皆様、飛行鬼様、本当にどうも有難う御座いました。
今回悟朗さんの吹き替えはフジ版のみの収録になりましたが、いつか何かの機会に、テレビ朝日版も陽の目を見る事があります様、願ってやみません。
ベン・ハー役のチャールトン・へストンさん(納谷悟朗)
メッサラのスティーブン・ボイドさん(羽佐間道夫)
***
フジ版とテレビ朝日版はカット編集が異なっている為、吹き替えがフジにあってテレ朝にはないシーンとテレ朝にあってフジにはないシーンがあります。
前に少しテレ朝にあってフジにないシーンを書いた事がありました。(死の谷のシーンとピラトとの面会のシーン)
今回はフジ版にあってテレビ朝日版にはないシーンをご紹介します。
細かくチェックしていない為、他にもあるかもしれませんが、一応以下の5シーンをご紹介します。
***
1 メッサラがティルザへ贈り物(ブローチ?)を渡すシーン
ベン・ハーとメッサラが再会して、槍投げ、乾杯のシーンの後で、ベン・ハーの母と妹に再会します。
部屋の中に入り、メッサラがティルザにお土産を渡すシーンの吹き替えはフジ版のみになっています。(テレビ朝日は完全にカット)
セリフをほんの少しだけ載せておきます。
ティルザ:塚原恵美子
メッサラ:羽佐間道夫
<フジ>
塚原: こんな素敵な宝石初めて。綺麗だわ。ローマの物?
羽佐間: いや、リビアだ。去年行ったんだ・・・
ベン・ハー(納谷悟朗)、母ミリアム(寺島信子)、妹ティルザ(塚原恵美子)、メッサラ(羽佐間道夫)
*フジ、テレ朝ともに、乾杯のシーンの吹き替えがないのが本当に残念です。
***
2 アリアスがローマ皇帝と面会し、ベン・ハーの処置を言い渡されるシーン
フジ版ではこのシーン全部の吹き替えがあります。
テレビ朝日は最後の部分のみです。
テレビ朝日にも吹き替えのある部分を載せます。
ローマ皇帝:高島忠夫(フジ)、仲木隆司(テレビ朝日)
<フジ>
高島: 奴隷としてそちにつかわす故(ゆえ)好きなようにせい。
これが元老院の決定。ローマの世論じゃ。
<テレビ朝日>
仲木: この度の大勝利の褒美として、あの男はその方の奴隷としてつかわすから好きにするが良い。
これが余と元老院の決定である。
テレビ朝日版にはこれらのセリフ以前の吹き替えはありません。
ジョージ・レルフさん演じるローマ皇帝(高島忠夫、仲木隆司)とアリアス
(アリアスが勝利の凱旋をするシーンからです)
*テレビ朝日版のローマ皇帝役は仲木さんだった、とKAMEちゃん。様に教えて頂きました。
本当にどうも有難う御座いました。
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3 族長とのシーン
ベン・ハーが族長に馬の配置のアドバイスをし、その後族長のテントに招かれます。
フジ版はテントの中でのシーンの吹き替えがありますが、テレ朝版はほとんどカットされています。
テレビ朝版にも吹き替えがある部分をご紹介します。
ベン・ハー(チャールトン・へストン):納谷悟朗
族長(ヒュー・グリフィス):相模太郎(フジ)、内海賢二(テレビ朝日)
<フジ版>
相模: ジュダ・ベン・ハーか。ユダヤなのに本当にローマのレースに出たのか。
納谷: ああ、巡り会わせだ。己の意思じゃない。
相模: 何だってわしの馬に乗れんのかな?優勝間違いないのに。
<テレビ朝日>
内海: ジュダ・ベン・ハー。ユダヤ人でもローマのレースに出られたのか?
納谷: ああ、運命の悪戯か。不思議な縁(えにし)でね。
テレビ朝日はこのシーンの最初から、このセリフまで吹き替えがあります。
これ以降の吹き替えはなく、馬達がテントに入ってくるシーンへ続きます。
ベン・ハー(納谷悟朗)、族長(相模太郎、内海賢二)
***
4 エスターの父サイモニデスとの再会
ベン・ハーがついに家に戻り、エスターと再会します。
ベン・ハーの帰りを父に伝えるエスター。
その後、サイモニデスが牢獄で知り合い、今はこの家でボディガード的な仕事をしてくれているマラックが登場します。
マラックが出てくるシーンはテレビ朝日ではカットされています。
このマラックですが、後でエスターが死の谷にいるベン・ハーの母と妹に食べ物を運んでいく時に、エスターと一緒に登場します。
この死の谷のシーンはフジ版ではカットされています。
マラックの紹介シーンをフジは残したものの、死の谷のシーンがないので、マラックはその後登場しません。
またテレビ朝日版では、この部分がない為、死の谷でいきなりエスターを助けているマラックを見る事になります。
でも見るからにエスターを守っている様子なので、それほど唐突には感じませんでした。
マラックのシーンを少しご紹介します。
(マラックは口がきけない設定なのでセリフはありません。)
ベン・ハー(チャールトン・へストン):納谷悟朗
サイモニデス(サム・ジャッフェ):松村彦次郎(フジ)、矢田稔(テレビ朝日)
<フジ>
納谷: 二人はどこだ?
松村: あの日以来わかりません。噂すら聞いてないんです。
納谷: 痛めつけられた様だな。
松村: いやいや大した事はありません。頼りになる仲間もおりましたし。
ああ、これはマラックです・・・
<テレビ朝日>
納谷悟朗: 母達は?
矢田: あの恐ろしい悪夢の日以来風の頼りさえないのです。
以下はカットされている為、マラックが登場しません。
テレビ朝日版では、この部分が前編の最後になり、次週へ続く・・・と言う形になっています。
エスター(鈴木弘子、武藤礼子)、サイモ二デス(松村彦次郎、矢田稔)、ベン・ハー(納谷悟朗)
中央がアディー・バーバーさん扮するマラックです。(死の谷のシーンから)
IMDbによるとバーバーさんのクレジットは無いそうです。
***
5 死の谷から母と妹を助けるシーン
テレ朝版は最初の方がカットされています。
フジではこのシーン全部に吹き替えがあります。
比較の為、テレビ朝日に吹き替えがある部分をご紹介します。
エスター(ハイヤ・ハラリート):鈴木弘子(フジ)、武藤礼子(テレビ朝日)
ミリアム(マーサ・スコット):寺島信子(フジ)、中西妙子(テレビ朝日)
<フジ>
寺島: 来てはだめよ。
鈴木: 信じては頂けないでしょうけどイエス様のお陰で、助かった人が何人もいるんですよ。
<テレビ朝日>
中西: 来ないで。
武藤: ナザレのお方は苦しむ人達をお救いになろうと、私達に手を差し伸べていらっしゃいます。
このシーンはここから始まっており、この前の部分はカットされていました。
***
オマケにレースのシーンからです。
馬も大熱演ですね。(笑)
*クリックするともう少し大きい写真をご覧になれます。
***
*IMDb他
*荒野の流れ者様
*KAMEちゃん。様