ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

辞世の句 ~母の満中陰法要に寄せて ② 

2023-09-23 | 心の旅

辞世の句 ~母の満中陰法要に寄せて ② 

 満中陰  (まんちゅういん)は「中陰が満ちる」つまり中陰の終わる日、「49日の忌が明ける日」という意味である。

 中陰は中有(ちゅうう)とも呼ばれ、古代インド仏教では、人が亡くなってから次の生を受けるまでの49日間のことを指す。

 日本の仏教では、七七日にあたる49日を区切りに極楽浄土に行けるかどうかの判決が下されるといわれている

    判決を下す閻魔様にも、これらの句を鑑賞していただきたいものである。

 

「菰ぬちの薄日にすがり寒牡丹」

   春に咲く牡丹を温度管理などにより、人工的に冬に咲かせたのが「冬牡丹」。

 それに対し、「寒牡丹」はもともと春と冬に咲く品種で、必要のないところには養分は送らないため、殆ど、葉がない。

 菰を被り、寒さに耐えながら、一生懸命に咲いている「寒牡丹」が薄日に暖をとっている。

 

 「雪渓を踏みしは昔山を恋ふ」

 母は結婚前の銀行員時代に登山部に所属し各地の山を踏破していたようである。

 そのなかでも、白馬大雪渓はもっとも印象的だったという。

 (写真は立山室堂にて)

 

 「踏みゆけば音ついてくる落葉道」

 紅葉もさかりとなれば、大山寺参道は落ち葉で真っ赤に敷き詰められる。

 歩めば、「サクッサクッ」と音がついてくるようだ。

 

 「庭めでて雅び心の風炉手前」

 私は大阪市平野区で従事しているが、平野区の名所を題材に絵葉書を作ったことがある。

 約40~50種くらい作ったと思うが、そのうちの一つを母にお願いした。

 写真をイラスト化したもので場所は「がんこ平野郷屋敷」。

 

 「鳥の来てつらつら椿落しけり」

   ジョウビタキは渡り鳥であるが、何故か人馴れしているようで、撮影者のすぐ近くまで来て、愛嬌を振りまくことがある。

 春になると海を越えて、遠くモンゴルや中国西部、シベリア、サハリンへ渡るときく。

 魂はどこまで飛んでいくのだろう。

 

 「天近し信州山里 星月夜」

 南信州の"しらびそ高原”は、たびたび出かける私のお気に入りスポットだが、両親を連れて行ったことがある。

 中央アルプスと南アルプスを同時に眺望できる2000m級の展望台で夕陽だけでなく、月出と満天の星空も素晴らしい。

  天は確かに近い。

  

 「激つ瀬の飛沫の綺羅と紅葉谷」 

  今にも、激流の瀬音が聞こえてきそうな句である。紅葉が彩を添えている。

  紅葉時に ”みたらい渓谷” や ”赤目四十八滝” などに連れていったが、こんな句を作っていたとは知らなかった。

  

  「癒えぬ身の友の励まし春を待つ」  

  また、元気になって、俳句会に参加できるようになる日が来ることを願っていた。

  俳句会のご友人の励ましを糧に身体が回復すると信じて作ったのだろう。

  

  「露の世や 往生要集 源信忌」 

   いわゆる辞世の句はなかったが、この句が一番それに近いような気がする。

      「喜美子・遺句集」編纂が、せめてもの弔いになれば ・・・・ 

  百万回の ”ありがとう” を添えて。

 

  

 

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惜別の句 ~母の満中陰法要に寄せて ① 

2023-09-21 | 心の旅

惜別の句 ~母の満中陰法要に寄せて ①   

   

 母は生活に追われながらも多趣味な人でしたが、最後まで残った趣味は ”俳句” でした。

    また、床に臥せてからも、ずっと気にかけていたのは永年、所属していた俳句会のことでした。

 言葉を紡いで、言葉を彫り、言霊を吹き入れる。

 それこそが、俳人の皆さんの希求する処ではないでしょうか。

 母も、そんな作業をいつも、心中で描いていたに違いありません。

 しかし、残念ながら、最後の一年は霞ゆく意識に苛まれ、創作もままならなかったようです。

 私はこのたび、母の残した句を初めて、目の当たりにして、私の写真とコラボしようと思いついたのです。

 最初にして、最後のコラボです。

 生きているうちに、実践していたら、きっと、喜んでくれただろうにと少し悔いが残ります。

 満中陰法要を迎えるにあたって、今回の作品をご臨席いただいた皆様にお渡ししたいと思っています。

 そして、いつまでも、母を憶えていていただけたらと心から願う次第です。

 

 藤袴の香りに酔うて秋蝶来」

 旅する蝶、アサギマダラが藤袴畑に飛来していると聞き、曽爾村に連れていったことがある。

 

 白馬岳映す代田の水光る」

 白馬は母にとって、青春の忘れ形見である。4年前に白馬山麓に連れていったときは娘に戻ったかのようにウキウキしていた。

 

 「華やかに咲けど儚し白木蓮」  

   春到来を告げるかのように咲く白木蓮と青空のコントラストの妙はあまりに華やかだ。

 その光陰を捉えてみたが、鮮やかなだけに散り際の哀れさは見たくない花である。

 

 手水舎に浮かべ紫陽花溢るごと」

 近頃、手水鉢に花を浮かべる魅せ方がお寺で流行しているが、魁となったのは、2017年、長岡京市の楊谷寺ではないかと思っている。

 この写真と句はそのときのもの。

 

 名月や采女に手向く花扇」

 中秋の名月の宵、采女神社では采女の霊を鎮め人々の幸せを祈る例祭が催される。

 猿沢の池にリフレクションする管弦船と名月が神秘的だ。

 

 「濡れて咲く雨の牡丹に傘ささな」

   百花の王に例えられる牡丹の花は母も大好きだったようで、たびたび、登場する。

 珍しい雨の牡丹の描写。「傘ささな」も母にしては珍しい大阪弁表現で斬新だ。

 

 「伊吹嶺 風又風の花野なる」

 夏の伊吹山山頂付近は高山植物が咲き乱れ、色鮮やかなお花畑になる。

 シモツケソウ、イブキトラノオ、イブキフウロ、オオバギボウシ、キリンソウ、クガイソウ、コオニユリ、メタカラコウ、ルリトラノオ、シシウドなど、まさに百花繚乱の世界だ。

 吹きわたる風だけが、花を揺らして通り過ぎてゆく。

 

   「馥郁と光集めて福寿草」

    「馥郁」(ふくいく)を辞書で引くと、”よい香りが漂っているさま”とあり、私、今回初めて知った単語となる。

  母はアナログ人間だが、電子辞書だけはいつも、手元に置いて言霊には気を使っていた。

       冬の寒さのなか、僅かな光を集めて、暖を取る春待ち人のよう。

 

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母・旅立ちの朝に

2023-08-09 | 心の旅

母・旅立ちの朝に

 

 私事ではございますが、本日、母の通夜、明日の告別式を迎えることとなりました。

 お世話になった皆様には心より御礼を申し上げます。

 ありがとうございました。

 不肖な息子でありましたので苦労ばかりかけましたが、最後は少しばかりの介護で百万分の一くらいは孝行はできたかなと思います。

 いや、まだまだ、足らなかったですね。

 本日、通夜で流すスライドショーを昨夜、必死になって作りましたので、その一端をご披露します。

 (TOPは父が写真コンテストで入選した作品で父がずっと、自慢していたもの。左から、母、私、ひいばあちゃん。

 カメラの腕というより、モデルの私が良かったのかな。)

 

 昭和7年生なので、赤字注釈は間違ってますね。

 

 まあ、そこそこだったかな。

 

 銀行員時代。まさに青春。

 

   白馬登山。銀行時代は登山部にいたらしい。

 

 

 私と一緒に。お気に入りの窓だったけど、ここから、落ちて、頭を打ったことがあり、それが原因だと思う。

 

 弟誕生時。大口の私。

 

 父の還暦祝い時

 

 

 水彩画もやっていた。

 

 介護歴も長かった。3人を見送って、最後は自分も被介護者になった。愛犬ラッキーと。

 

 遺影は早くから準備していました。お気に入りの着物で。

    趣味が俳句だった母作の句

       妖艶な 能の小面(こおもて) 月に舞う

       鳥の来て つらつら椿 落しけり

       緋衣の 巫女の笑まひや 破魔矢受く

 

 

 3年前、最後の家族旅行。

 

 昨年の卒寿祝い。

 突然、あっけなく逝ってしまいましたが、病で苦しまなかったことが救いです。

 本当にありがとうございました。

 

 

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ワンダースターのゆく年 ② ~2022後半100Shots

2022-12-31 | 心の旅

ワンダースターのゆく年 ② ~2022後半100Shots

  2022後半もアクティブに過ごすことができました。皆さんのご閲覧が何よりの励みになります。

  本年も大変、お世話になり、ありがとうございました。

  来年もワンダースターをどうぞよろしくお願い致します。

 7月 

 <野迫川村>

 

 

 <愛染まつり>

 

 <モネの池>

 

 

 <新穂高温泉>

 

 <西穂山荘から乗鞍岳・焼岳・御嶽山>

 

 

 <上高地・大正池>

 

   <祇園祭後祭り>

 

 

 8月

 <岡本太郎展>

 

 

 <質志鍾乳洞>

 

 <美山>

 

 

 <明延鉱山跡>

 

 

 

 <福崎町>

 

 9月 

 セレーナマリア・月の音楽会

 

 <神戸アート水族館アトア>

 

 

 

 10月 

 <明日香・光の回廊>

 

 

 <神戸ハーバーランド>

 

 <CALMGARDEN>

 

 

 <天竜峡>

 

 <しらびそ高原>

 

 

 

 <飯田市 獅子舞フェスティバル>

 

 

 <平城京天平祭 みつきうまし祭り>

 

 11月 

 <長原東わいわいフェスタ>

 

 <奈良公園>

 

 

 <石山寺>

 

 

 <北嵯峨野・直指庵>

 

 

 <厭離庵>

 

 <愛宕念仏寺>

 

 12月 

 <仁和寺>

 

 

 12月 

 <圓光寺>

 

 

 <鞍馬電車>

 

 <貴船>

 

 

 <光の饗宴>

 

 

 ワンダースターのゆく年 ② ~2022後半100Shots

 

  以上、詳細は左カラムから、月別<バックナンバー>をTAPして、ご覧ください。

 

  
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ワンダースターのゆく年 ① ~2022前半100Shots

2022-12-30 | 心の旅

ワンダースターのゆく年   ① ~2022前半100Shots

 2022年もあと僅か。今年も一年を振り返る恒例の「ワンダースターの行く年」上半期です。

 1月

 <美山>

 

 

 <長谷寺>

 

 

 <天理駅前>

 

 <大和民俗公園>

 

 <薬師寺>

 

 <般若寺>

 

 

 <金魚ミュージアム>

 

 

 2月

 <蘆山寺>

 

 <なら瑠璃絵>

 

 

 <鹿寄せ>

 

 3月

    <STOP WAR IN UKRAINE の集い>

 

 <津・結城神社>

 

 

 <東山花灯路>

 

 

 

 <明日香村>

 

 <三春の滝桜>

 

 4月

 <長原東わいわいフェスタ>

 

 <松阪>

 

 <橿原考古学研究所附属博物館>

 

 <船宿寺>

 

 5月

 <平城京天平祭>

 

 <岡寺>

 

 

 <あぶり餅>

 

 <めえめえ牧場>

 

 <霊仙寺>

 

 

 <ロシア人僧侶ジーマさんの平和行脚>

 

 

 <千本えんま堂・狂言>

 

 

 6月

 <矢田寺>

 

  <もりやま芦刈園>

 

 <琵琶湖・沖島>

 

 

 <岩船寺>

 

 

 

 ワンダースターのゆく年 ① ~2022前半100Shots

 

 以上、詳細は左カラムから、月別<バックナンバー>をTAPして、ご覧ください。

 

  
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追憶のクリスマス

2022-12-26 | 心の旅

追憶のクリスマス

 

 イブの朝にコロナ濃厚接触者であることが判明。

 クリスマスの予定がすべて吹っ飛んでしまうという事態に。

 無症状のまま、自宅待機を余儀なくされている。

 そこで、最近から過去写真で、泣く泣くクリスマスを追憶することにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、2022。近隣。

 

 

 

 

 

 
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「イマジン」めぐる随想 ~レノン忌に寄せて

2022-12-08 | 心の旅

 イマジンめぐる随想 ~レノン忌に寄せて

               
 
 一発の銃声が、その男を天国に導いた。
 「no heaven」と歌った、その男が天国に旅立った12月8日。
 その日は奇しくも、先の大戦が始まった日。

 それぞれの正義を振りかざして、戦うのは人間の性(さが)なのか。
 もし、そうならば、いずれ、核のスイッチを押してしまうだろう。

 「no countries」と歌った、その男は夢想家だったのかもしれない。
 でも、今は私もdreamerの一人であることを誇りにしたい。

    

 想いが重なれば、それは、いつか現実化することを知っているから。
 だから、想ってごらん。イマジン!

   
                 あずき煮えた




                

   今年ほど、この言葉を待ち望む年はない。

   正義を振りかざす人間は危険だ。

   報復だと偽って人を平気で殺める。

 

 ワンダースターの12月8日の恒例記事を忘れるところだったが、ぎりぎり、間に合ったようだ。     

                

                         

                
                 


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オリビアは風になった。 ~追悼オリビア・ニュートン・ジョン

2022-08-11 | 心の旅

オリビアは風になった。 ~追悼オリビア・ニュートン・ジョン

   「あれから、どれくらいの時間が経ったの?」

   「あれからって?」

   「私の歌を聴かなくなってからよ。」

   「ずいぶん、時間が経ったような気がするね。あのころは毎日のように聴いていたのに。」

 「あれからの人生って、どうだったの?いろんなことあった?」

 「そりゃそうさ。人生だもの。いろんなことがあったさ。ひとことでは、とても言えないくらい。」

 「でも、あなたは本質的には何も変わっていない。いつも、カメラ持ってるでしょ。」

    「そうかな?でも、確かにカメラは持ってる。」

 「あなたはいつも言ってた。一瞬は永遠だ。そう写真で撮るように一瞬を切り取れば、すべては変わらない。永遠だって。」

 「ふっ。そんな青臭いこと言ってたかな。」

 「うそっ!あなたはそれを今でも信じているくせに。私と過ごした一瞬は永遠よ。」

 彼女はそう、ささやくと虹色のプリズムのように揺らぎはじめた。

 僕は彼女が消えてしまう前に慌てて、付け加えた。

 「それから、いつまでも忘れないことも永遠だよ。」

 青春の残像がまたひとつ、風になった。ありがとう。オリビア。

 「オリビアを聴きながら」という曲はオリビア・ニュートンジョンさんの「Making a Good Thing Better」というアルバムタイトルに触発されて作りました。」と制作秘話を明かしたうえで「改めて感謝の思いを捧げたいと思います。どうか安らかに。」と思いを記した。(尾崎亜美)  同曲は杏里のデビューシングルとして1978年に発売。。「オリビアは淋しい心 なぐさめてくれるから」など名前も歌詞に登場。世代を超えた名曲として知られている。               

「話すことなど何もない

  Making good things better
 
  愛は消えたのよ 二度とかけてこないで」
 
 聴くたびに、今でも、心のどこかがチクリとする。
 今回は中村美優さん、みーちゃんのカヴァーで。

 

 

 


ワンダースター 100万回UU突破記念  ~時空の彷徨星

2022-08-02 | 心の旅

ワンダースター 100万回UU突破記念  ~時空の彷徨星 

 当ブログ「ワンダースター★航星記」も6月に入り、漸く、目標だったトータル訪問者数100万UUを突破するに至りました。

 これも、ビジターの皆さんのご支援の賜物と思っております。

 ありがとうございました。

 

 ここまで、9年半かかり、著名なブロガーさんたちから見れば、遅々たる歩みですが、時流に迎合することなく、自分の書きたいこと、撮りたいことを作品として、仕上げてきたと自負しております。

 今後とも、「ワンダースター★航星記」をよろしくお願いいたします。

 今日現在、トータル閲覧数3504524PV、トータル訪問数1024847UUとなりました。

 当ページは画像をTAPしていただくと記事にジャンプします。

  (自選のインプレッシブな記事です。)

①モネの愛した風景 ~ハスの咲くころ

  gooブログのTOPページで紹介いただいた折には1日、1万5千越えの訪問者(UU)を記録した。

 実はショートストリー仕立てが本懐なのです。

②着物で歩こう!シリーズ (全94回)

 初期のころは平野郷を基点に自らプロデュースしていたイベント。

 その後、地域活動協議会の事業として、加美南部、喜連でも開催。

 奈良県今井町にもプロデュースして出かけた。

③祇園祭・後祭 ~蝋燭売りのわらべ歌

 今年の祇園祭りにも出向いたが、「蠟燭売りのわらべ歌」を聞くことはできなかった。

 一生懸命、歌っている女の子が印象的。

④ 富山の旅シリーズ(全10回)

 立山・室堂は2回目の訪問だったが、何度でも、訪れたいお気に入りスポット。

 黒部峡谷鉄道も次回は欅平の先、黒部ルートに行ってみたい。

⑤ 平野佛像博物館シリーズ (全11回)

 業務途上で仏師・大和さんと運命的な出会いがあり、プロデュースした「平野佛像博物館」。

 現在、大和さんは老人介護施設に入所されているが、博物館復活の要望があることから、また、善処したい。

⑥ 高見山雪中登山 

 雪山の経験は0だったので、疲労困憊だったが、スノーモンスターには狂喜した。

⑦ 屋久島シリーズ (全16回)

 現地5泊の予定が台風のため、2泊となったが、強行スケジュールに急遽変更して予定箇所はすべて廻るという、ハードな旅だった。

 おまけに帰宅時には飛行機の遅れから、関空で一夜を過ごすという、行き帰りに祟られた旅だった。

 しかし、屋久島は一か月くらい、ゆっくり滞在したい素晴らしい島だった。

⑧ ロシアから来たお坊さん

 業務途上で出会った、ロシア人僧侶ジーマさん。

 極めつけは彼の里帰り時にロシアまでついて行ったこと。

 最後の「ジーマさんの平和行脚」も、どうぞ、ご覧ください。

⑨ 東洋民俗博物館 ~エロじじいのコレクション

 「ただ、われ、足るを知る」と見せかけて、「舌を吸って、足るを知る」とは、こりゃー、また一本取られましたのう。

⑩ 琵琶湖の離島・沖島 (全4回)

 あまり有名ではないところ。観光資本があまり、入っていないところ。

 知る人ぞ知るところに行くのが、ワンダースターの真骨頂なのです。

 

 

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ワンダースターのゆく年 ~2021後半100shots

2021-12-31 | 心の旅

ワンダースターのゆく年 ~2021後半100shots

 

 コロナ緊急事態宣言解除を受け、俄かに活動範囲が拡大した2021後半でありましたが、まだまだ注意が必要と自戒。

 本年も訪問いただき、誠にありがとうございました。

 来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

 

 7月 五條市 生蓮寺

 

 京田辺

 

 奈良公園

 

 奈良博

 

 8月 奈良公園

 

 大宇陀

 

 9月 前鬼ブルーと不動七重滝 

 

 

 明神池と池神社

 

 葛城古道

 

 

 明日香村

 

 

 

 元興寺

 

 大井川鐡道

 

 

 

 湖上駅

 

 寸又峡

 

 馬見丘陵公園

 

 敬老会

 

 11月 刈込池と越前大野、九頭竜湖

 

 

 

 勝山

 

 永平寺

 

 

 12月 一休寺

 

 けいはんな記念公園 水景園

 

 奈良公園

 

 嵐山 祐斎亭

 

 

 宝厳院

 

 奥嵯峨野   鮎茶屋平野屋

 

 12月 イブプラット

 

 馬見丘陵公園

 

 

 

 

 


ワンダースターのゆく年 ~2021前半100shots

2021-12-30 | 心の旅

ワンダースターのゆく年 ~2021前半100shots

 

ワンダースターのゆく年 ~2021前半100shots

1月 建仁寺

 

 

   平城京いざない館

 

 2月   節分祭 平野・全興寺 

 

    砂かけ祭 奈良県 廣瀬神社

 

 

    佐保川沿い

 

 城南宮

 

 明日香村

 

 3月 淀水路 河津桜

 

   大和郡山城

 

 平城京址

 

 奈良公園

 

 杭全神社環濠跡

 

 4月 醍醐寺

 

 東寺

 

 奈良公園

 

 佐保川沿い

 

 大和民俗公園

 

 三田・花のじゅうたん

 

 長居植物園

 

 平等院

 

 三室戸寺

 

 5月 長岳寺

 

 石光寺

 

 カルガモ親子 葛城市

 

 高天原野草園

 

 吉城園

 

 大和民俗公園

 

 6月 箸墓古墳

 

 逢香個展

 

 長谷寺

 

 大安寺

 

 般若寺

 

 

 これでも、コロナ自粛した前半でした。

 詳細はバックナンバーをご覧ください。


レノン忌に寄せて ~Get Back Jojo

2021-12-08 | 心の旅

レノン忌に寄せて ~Get Back Jojo

 12月8日は日米開戦の日であると同時に「War Is Over」のジョン・レノンが1980年、NYで凶弾に倒れた日である。

 この日は、”レノン忌”と呼ばれ、冬の季語にもなっている。

 レノンといえば、『ザ・ビートルズ:Get Back』がドキュメンタリー作品として蘇ったようだ。

 「Get Back」は半世紀前、ビートルズ解散直前の中、ピリピリしたムードが漂う楽曲だというイメージがあったのだが、予告編を見る限り、それらを覆すように、バンド活動を生き生きと楽しむ彼等がいた。

 Lennon was killed at the age of 40 when Mark Chapman shot him outside his Manhattan home in New York on 8 December, 1980.

 もし、ジョンが生きていたら、81歳。

 コロナ禍のなか、どんなメッセージを発信していたのだろう。

 

   そのときの自分なんて、実は全く想像できなかった。

   だが、そのときは生きてる限り、確実にやってくる。

 

 

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夏の終わり ~Past photo album より

2021-09-05 | 心の旅

夏の終わり ~Past photo album より

             



 ぎらぎら照り付ける灼熱の太陽光に翳りを感じた途端、虫の音を感じた途端、秋は一足飛びでやってくる。
 夏の終わりぃ~! と歌う間もなく、時は容赦なく過ぎていく。少しづつ、何かを確実に変えながら。

                                             

             

             

             

             

                                             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             
             
             

             

                          
             

             

              

             

             

 (Past photo albumより)

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紫陽花とカタツムリ

2021-06-03 | 心の旅

  紫陽花とカタツムリ


              

               


 雨上がりの午後、咲き誇る紫陽花の狭間にカタツムリを見つけた。
 子どもに戻って、ちょっと、イタズラしたくなって、角をツンツンとつついてみた。
 カタツムリは角に見える目をいったん、引っ込んでみせたが、また、ニョロと出して、迷惑そうにこちらを覗った。
 「もう!何するの!」
 「いやいや、これは失敬。久し振りに君たちを見かけたんで挨拶したかったんだよ。」
 「全く、いらぬお節介ね。天敵がいないようだから、のんびり、散歩に出かけたのに。」
 「天敵?」
 「鳥とマイマイカブリとフランス人よ。最近は韓国人。」
 「鳥とマイマイカブリとフランス人は何となくわかるけど、何で韓国人?」
 「私たちを絞って、化粧品を作る輩が出始めたのよ。エスカルゴだって、身の毛がよだつのに。(毛はないけど。)人間は油断も隙もない。」
 「それはお気の毒。でも、僕はちょっと、話したかっただけだから。」
 「ふん!私たちは寄生虫がいて、恐いんだぞう!」

                          

              

              

 「わ、わかったよ。ところで、君たちはナメクジと似ているけど、殻取ったら、ナメクジになるの?」
 「やっぱり、失礼な奴だな。あんな連中と一緒にしないでくれるかな。」
 「あんな連中!?どちらも陸生の巻貝だって、習ったけど。」
 「そうだよ。でも、進化の過程が全然、違うんだよ。ナメクジはカタツムリから進化したなんて、昔は言われたものだったけど、本当は違うんだよ。」
 「へぇ!そうなんだ。聞いてみるもんだな。もうひとつ、さっきから、気になってたんだけど、君は男?女?」
 「うふっ!実はオネエなの。って、やっぱり、あんた、失礼すぎる。それに今はLGBTの時代よ!男、女とすぐ決めつけないの。」
 「てことは、やっぱり、オネエなの?」
 「だからあ、オネエじゃなくて、あるときは男。あるときは女。まあ、LGBTとも、また違うのよ。」
 「意味わかんねえな。」
 「要はね。私たちはあまり、移動しないんだよ。だから、千載一遇の出逢いを大切にして、男になったり、女になったりして、子孫を残すんだよ。」
 「それは大変そうだね。それにしても、何だか、君たちと久し振りにしゃべったような気がするんだけど。」
 「それはね、あんたが一瞬だけでも、子どもの頃の心を取り戻したからだよ。」
 「子どもの頃の心?」

 カタツムリは、それっきり、自分の殻の中に閉じこもって、もう、出てこようとはしなかった。


               

               

               

               

               

               

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「天気の子」 ~ワンダースター(彷徨星)的見解

2021-01-12 | 心の旅

 「天気の子」 ~ワンダースター(彷徨星)的見解

 

 初公開から、2年後のお正月となる1月3日、「天気の子」がTVでオンエアされた。

 ドラマは数々の謎をチラつかせながら、軽快なテンポで水のように流れる。

 ラストでは降りやまぬ雨により、水没した東京の姿を観せて、我々を愕然とさせた。

 そのとき、水に覆われた町はコロナ禍により、すっかり変わってしまった現在 <今> の世界とダブって見えたのだ。

 2年前なら、異常気象の果ての自然災害の暗示かと思うところだが、きっと、作者にも思いもつかない事態が、リアル世界で起きていた。

 コロナ禍はSFや予言書にも、予見できぬ事態を現出した。

 そして、現在進行中のこの出来事が我々に何かを啓示しているように思うのは、私だけではないはずだ。

 

(画像5点:プリ画像より)

 <蛇足に>

 以前、”晴れ男”だった私は、あのときを境に”雨男”になった。

 それは、3年前、屋久島に行こうと思ったときのことだ。

 旅立つ直前に奇妙なコースを描く台風がやってきた。

 その台風は関東に上陸して、列島を東から西へ横断、北九州に到達した。

 このまま、日本海に抜けるのかと思いきや、踵を返すようにして進路を南へ向けた。

 そして、九州を逆方向に縦断するやいなや、なんと、屋久島の周囲を廻り始めるではないか。

 3日間、屋久島の周りを廻り続けた台風はようやく、去っていった。

 大阪発鹿児島行のフェリーは3度の欠航のあと、やっとのこと、私を乗せて出港した。

 それからだ。いつも、雨雲に追いかけられるようになったのは。

 龍神が憑くと、”雨男”になるという。

 あの台風は龍神だったのだろうか。

 そういえば、あれから、無意識のうちに”龍”がつく場所に出かけるようになった。

 

 

 

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