ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

白彼岸の「香林寺」から「21世紀美術館」 ~金沢チャリ逍遥 ④

2024-10-26 | 石川の旅

白彼岸の「香林寺」から「21世紀美術館」 ~金沢チャリ逍遥 ④

   

    金沢に白い彼岸花と願掛け寺で有名なお寺があると聞いて出かけてみた。

 "にし茶屋街” の向かいに位置する約70もの寺社が集まっている寺町寺院群の中にある「香林寺」である。

 

  

 「幸福地蔵菩薩」

 

 願掛けお守りが面白かった。

 定番の「夫婦円満」や「商売繁盛」「合格祈願」だけでなく、「小顔成就」「過食断絶」「復縁成就」「貧乏縁切」「肩凝退散」「婚活成就」「便秘退散」「美女転生」「百寿祈願」「禁酒祈願」「不倫成就」「デブ封じ」「シワ退散」「ハゲ封じ」「愛犬健康」等、トレンディなお守りがある。

    「美女転生」と「デブ封じ」には笑ってしまう。

 ここに来れば、すべての願いを聞いていただけるようだ。

 能面が展示されており、圧倒されそうだった。

 

 

 白彼岸はじめ、季節の花が綺麗だった。

  

 

 

 

 「幸福の道」には、十二支像のほか、羅漢像や沢山の可愛らしいお地蔵様も安置されている。

 

 

 出世達磨(達磨禅師)の口の中へ「願い玉」(五個一口)を投げ入れて、五個のうちに一個でも入ると、出世と金運が上がると伝われている。

 

 京都を思わせる一角、寺町寺院群から、中心街に戻り、兼六園横の「金沢21世紀美術館」へ。

 生憎、休館日だったが、館内一部には入場できる。

 

 

 

 

 

 

 

 おなかが出て見えるのは、球体のせいだ。そうに違いない。それとも、願掛け寺に戻るか。

 と思いながら、腹ごしらえの必要あり。無性にオムライスが食べたくなったのだ。

 兼六園向かいにお洒落なお店を見つけた。

 

 

 「金沢チャリ逍遥」。これにて、完。

 

 



              blogramで人気ブログを分析

人気ブログランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
              にほんブログ村


近江町市場から犀川越えて "にし茶屋街" ~金沢チャリ逍遥 ③

2024-10-25 | 石川の旅

近江町市場から犀川越えて "にし茶屋街" ~金沢チャリ逍遥 ③

 

   主計町茶屋街から近江町市場、香林坊、片町と金沢の中心街をチャリで通り抜ける。

   特徴ある店構えや建物に北都の息吹を感じる。

 

 

 

 近江町市場ではインバウンドさん中心に活気がみなぎっていた。

 

 

 

 

 香林坊界隈でレトロな看板を見つけた。

   昔、営業マン時代はお世話になった町。当時の光景がフラッシュバックする。

 過去へ遡ってノスタルジーに浸るわけではない。

 

 

 

 

 犀川大橋を渡って、金沢三茶屋街のひとつ "にし茶屋街”へ。

 "にし茶屋街” は1820年に加賀藩から公許された花街の一つで、金沢城から見た方角が「西」にあったことから、このように呼ばれた。

 出格子が美しい茶屋様式の2階建ての家並みの通りを歩くと、和洋折衷の大正時代の薫りがした。

 

 

 

 

 

 



              blogramで人気ブログを分析

人気ブログランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
              にほんブログ村


浅野川から俵屋あたり・主計町茶屋街 ~金沢チャリ逍遥 ②

2024-10-23 | 石川の旅

浅野川から俵屋あたり・主計町茶屋街 ~金沢チャリ逍遥 ②

 

 浅野川沿いに「俵屋のあめ」を目指す。当地の私の馬 (相棒)は「黄色のチャリ」である。

 この「黄色のチャリ」に跨って、金沢市街を廻ろうという算段だ。

 

 

 浅野川には有名な七っの橋が架かっているそうだが、こちらは「梅ノ橋」。

 時代劇で見たような橋が多い。

 

 

 最初に茶屋町に行ったあと、川沿いに下り「俵屋のあめ」へ。

 

 

 

 昔ながらの「じろあめ」は、砂糖などを一切使用せず、米と大麦(麦芽)だけで作った水あめ。

 味はシンプルだが、コクがあり、しつこくない甘味が特徴で合成保存料や人工甘味料は一切使用していないうえに栄養価が高く、乳児や高齢者でも安心して味わうことができる。


「ひがし茶屋街」のヒロイン染乃 ~金沢チャリ逍遥 ①

2024-10-22 | 石川の旅

「ひがし茶屋街」のヒロイン染乃 ~金沢チャリ逍遥 ①

 

 金沢を代表する文豪というと、泉 鏡花、徳田 秋聲、室生 犀星を挙げるのが一般的であろうが、私は出身地は違えど、金沢を起点にヒロイン染乃のストーリーを紡いだ作家・五木寛之を挙げたい。

 ここまで言うと、五木ファンは直ぐにピンとくるだろうが、金沢とロシア等世界を舞台にした名作「朱鷺の墓」のことである。

 「朱鷺(とき)の墓」

   日露戦争下の金沢を舞台に、美貌の芸妓・染乃とロシア貴族出身の青年将校イワーノフとの恋の行方を描いた作品。

   そこかしこに男女の性への執着を執拗に織り交ぜながらも、日本が軍事的にアジア大陸へ向かっていく20世紀初頭の時代にあって、一人の女が強靭な愛を貫く運命を壮大なスケールで描いている。                                                                                                         (pixivより)

 ヒロイン染乃がいた、「ひがし茶屋街」は、金沢市を流れる浅野川の右岸、卯辰山山麓に位置し、江戸時代末期から明治時代にかけて建てられた茶屋様式の町屋が数多く残されている。
 文政3年(1820年)、第12代藩主前田斉広の頃に、加賀藩公認の「郭(くるわ)」、現代で言う歓楽街として町割りされた。
 藩公認の茶屋街にふさわしい格式と伝統を受け継ぎながら、気軽に入れるお茶屋から、芸妓を抱える格式高いお茶屋など、さまざまな店が軒を並べ発展した。
 町並みは、京都・祇園新橋と並び国の伝統的建造物群保存地区に指定されている。

 ヒロイン染乃の面影を追うように、茶屋街を散策した。

 

 

 

 

  

   

 

 

  

  

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 



              blogramで人気ブログを分析

人気ブログランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
              にほんブログ村