幕末動乱の伏見・寺田屋 ① ~島津久光、そして、坂本龍馬登場!
江戸時代の伏見は京都と大坂を結ぶ三十石船を運航していた交通の拠点でもあった。
寺田屋は、ここ伏見から淀川までを行き来する船旅の観光客で賑わった船宿である。
幕末、この寺田屋で日本史を揺るがす二っの大事件が起こった。
ひとつは薩摩の実力者・島津久光が文久2(1862)年に寺田屋にて薩摩藩急進派の有馬新七ら9名(九烈士)を薩摩藩藩士によって粛清した事件。
のちに「寺田屋騒動」と云われた。
この結果、クーデターを企てていた尊王攘夷の過激派が鎮圧され、久光は公武合体政策の実現(文久の改革)のため江戸へと向かうこととなる。
その舞台となった寺田屋には過去、何度も訪れたがブログ記事掲載のため、再度じっくり見て回ることにした。
寺田屋騒動の4年後、またしても寺田屋において、勃発した事件が、坂本龍馬襲撃事件で、「寺田屋事件」と云われている。
館内は幕末と龍馬の空気に溢れている。
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