ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

たかもちげん先生の写真

2023年08月11日 | たかもちげん

たかもちげん先生の写真入りの紹介がありました。これは珍しいですね。

『フライデーSPECIAL』1991年秋号、「世紀末ニッポンでジワジワ売れる「不可思議」 「宗教マンガ」の「教祖」たちが語る「深淵」」です。

『フライデーSPECIAL』10月15日増刊号 平成3年10月15日発行

取り上げられている作品は、「ゴッドハンド」能條純一、「祝福王」たかもちげん、「少年の国」井浦秀夫、「親鸞」バロン吉元(原案:山折哲雄)、「贖いの聖者」大塚英志原作(作画:白倉由美)の5作品です。

解説は呉智英氏です。

たかもちげん先生の『祝福王』は、『コミックモーニング』1990年25号から1992年8号まで連載されました。

コミックスはモーニングKCで全8巻で刊行され、2001年にはメディアファクトリーMF文庫から全4巻で刊行されています。文庫版の解説は呉智英氏でした。文庫版は電子書籍で読むことができます。

『フライデーSPECIAL』発行当時、たかもちげん先生は42歳でした。1991年は『週刊漫画アクション』で「百年の祭り」の連載も始めています。

1992年には『コミックニューマン』で「雲を履く」、『コミックアフタヌーン』で「チャイニーズ・エンゼル・カンパニー」、『ビッグコミック増刊号』で「やだね!」の連載と、活発な作品発表が続いていました。

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たかもちげん先生「おれは透明人間」

2023年08月09日 | たかもちげん

たかもちげん先生の南波省三時代の作品で注目しているのが、『ミスターマガジン』に掲載された「おれは透明人間」です。

『ミスターマガジン』といっても、講談社発行の青年誌ではなく、辰巳出版発行の成人誌です。

「おれは透明人間」は毎回5ページの作品で、全17回の連載であったと推定しています。私が持っているのは11冊です。作品掲載誌はあと6冊あると推定していますが、入手は困難ですね。気長に探すしか方法はありません。

『ミスターマガジン』、昭和51年10月号が最初の掲載だとおもいます。作品を目にする機会はないと思いますので、スキャンしてみました。紙質が悪く読みにくいですが、大体の感じはわかります。

連載2回目からは、「南波省三」ではなく「なんばしょうぞう」名義になっています。

最終回(?)が掲載されたには昭和53年2月号でした。この頃になると表紙の感じが大分変わっており、掲載しても大丈夫そうですね。

これからも南波省三作品を探してみたいと思います。

 

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たかもちげん先生~南波省三時代

2023年08月07日 | たかもちげん

たかもちげん先生が亡くなられてから、もう20年以上が経過しました。当然ながら新作品の発表はないわけで、コミックスに収録されていない作品の確認が、ファン活動の中心になりました。

『ビッグコミック』や『アクション』などのメジャー誌に掲載された作品は、国会図書館等で比較的簡単に調べることができました。しかし、南波省三時代、たかもちげん先生の下積み時代の作品は図書館に所蔵されていないので、なかなか見つけることができません。

『漫画ジャンボ』、『週間まる秘』、『週刊実話雑誌』、『実話リップ』などなど。これらの成人誌は目録も見当たらないので、古本屋やオークションを頼りに探してきました。

これまで確認できていた掲載誌は12誌でしたが、新たに『漫画ギャンブルパンチ』への作品掲載を確認しました。

「野球狂人の詩」14ページです。

『漫画ギャンブルパンチ』昭和51年9月号 竹書房

現時点での南波省三作品のまとめです。

南波省三の最初の作品掲載は『別冊土曜漫画コミック』でした。昭和48年8月17日号に、3作目にあたる「ガラスの英雄」を発表しています。本格的なアクション漫画でしたが、この1作で同誌への掲載は終了しました。

ほぼ同時期に、『漫画ジャンボ』に作品を掲載しています。

 
『漫画ジャンボ』昭和48年8月15日号 日本文華社
 

『漫画ジャンボ』は「野獣派劇画誌のパイオニア」が売りの成人誌で、同誌には昭和51年まで掲載を続けていました。作品のサブタイトルは「パロディ・コミック」「シニカル・コミック」「性狂育講座」などです。

確認できている南波省三時代の最後の作品は、『実話りっぷ』に連載された「四畳半源次物語」です。3ページの小編ですが、昭和54年2月号掲載の第22話「契約更改」まで確認できています。

まだ未確認の作品は多くあると思いますので、気長に探していきます。

まだ不十分ですが、久しぶりにホームページ改定しました。

たかもちげん漫画館



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たかもちげん先生

2023年08月05日 | たかもちげん

皆さんはたかもちげん先生を覚えているでしょうか。代表作は『代打屋トーゴー』、『祝福王』、『百年の祭り』、『警察署長』などです。

たかもちげん先生は、1949年4月15日新潟県三島郡出雲崎町に生まれ、2000年7月5日に逝去されました。51歳というあまりにも短い生涯でした。本名は南波省三。

高校卒業と同時に上京して望月三起也先生のアシスタントになりました。

もう数年前の発売になりますが、『文藝別冊 望月三起也』の年譜には、1968年「南波省三(たかもちげん)が弟子入り」の記述があります。



河出書房新社 「生誕80周年&『ワイルド7』50周年記念」2019年1月30日初版発行

デビューは1973年、『別冊土曜漫画コミック』7月6日号の「新撰組異聞 壬生の朝(あした)」(31ページ)でした。

『別冊土曜漫画コミック』には続いて「暁の闇の中で」「ガラスの英雄」を掲載しています。

『別冊土曜漫画コミック』1973年8月17日号

その後は長い苦闘時代が続きました。

「その後、不定期のアシスタントを続けながら、週間まる秘という雑誌にピンクまんがを描いたり、まんがジャンボという雑誌に、どたばたモノを描く時代が約4年ほど続いた。」 (『オレのまんが道(Ⅱ)』小学館)

『オレのまんが道』では、成人誌時代を「約4年」といっていますが、実際には1973年から1979年と7年間にも及んでいます。

1979年には潮社刊行の『月刊少年ワールド』10月号に、たかもちげんの名で「あいつは意地っぱり」を掲載、少年誌に進出しました。これが「たかもちげん」名義の最初の作品になります。

少年誌時代は1982年まで続いています。

そして1982年、『コミックモーニング』創刊時に行われたコミックオープン「ちばてつや賞一般部門」 で、「代打屋トーゴー」が入選しました。

ちばてつや先生の評は「おもしろさの点で、ナンバーワンの作品だった。・・・また、セリフやコマ運びもみごとで、ストーリーと同時に高く評価したい。この作者が身につけている『漫画ならでは』の楽しさが、だいじなのだと思う。」

その後の代表作のテレホンカードです。

現在、ご子息により「株式会社たかもちげん漫画製作所」が設立され、『百年の祭り』と『リストラマン太郎』の2作品がデジタルリマスター、再配信されています。

最近は南波省三時代の作品探求が中心になっていましたが、もう一度たかもちげん先生の作品を読み直してみようと思っています。

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銚子市制施行80周年記念年越しイベント

2023年08月03日 | 銚子

銚子市は今年市制施行90周年を迎えました。

先日のTwitterに載せた写真です。

この写真は、2013年の年越しイベントで撮影しました。このイベントは銚子市制施行80周年記念行事の一つでした。

劇団シアターキューブリックは、2008年に「銚電スリーナイン」で銚子電鉄車内での演劇を行いました。谷口礼子さんによると、初めての試みだったとのことです。

 
シアターキューブリックは、翌2009年にも「銚電スリーナイン さようなら、イワシ号」を上演しています。銚子との関わりは深かったんですね。

今回、年越しイベントのチラシを確認したらもう一つ発見がありました。年越しイベントにはオオゼキタクさんも出演していたんですね。

オオゼキタクさんは、2018年の「銚電スリーナイン Return to the Roots」で音楽を担当しました。

オオゼキタクさんは車内演劇にも参加し、電車内で歌っていました。

演劇終了後の撮影タイムです。

今年は2023年、市制施行90周年です。2013年の年越しイベントからもう10年が経つんですね。イベントの写真から当時を振り返ってみました。

最後はやはり「帰ってきたキューピッドガールズ」で。

 

 

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