徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

海達公子の最後の生き証人 逝く

2015-02-07 19:09:12 | 文芸
 今年の正月は、岩本澄さんから年賀状のお返事がなく気になっていたが、今朝の熊日新聞に訃報が載っていた。
 岩本澄さんは、旧姓を規工川澄といい、大正から昭和初期にかけ天才少女詩人と謳われた海達公子の同級生で親友だった方で、「評伝 海達公子」などの著者、規工川祐輔先生の叔母でもある。僕らのような海達公子ファンにとって唯一の生き証人だった。何度もご自宅を訪問し、お話しを聞かせていただいたが、近年は特別養護老人ホームに入っておられた。昨年5月には「白寿」を迎えられたと伝え聞き、ぜひもう一度お会いしたいと思っていた矢先の訃報に残念でならない。来年は荒尾市で、海達公子の生誕百年の行事が行われると聞いていたので何とかそれまでは生きていていただきたかった。享年98歳。合掌

 澄さんは海達公子との出会いの日のことを、自らの著書「天才少女詩人 海達公子と女学生時代を共にして」の中で次のように述べておられる。

 



仲の良い三羽烏と呼ばれた、左から坂本照子、海達公子、規工川澄