徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

今年の熊本城薪能は・・・

2016-10-20 11:10:41 | 音楽芸能
【日時】11月4日(金)18:00~20:00
【場所】熊本城二の丸広場ステージ
【出演】喜多流
【番組】番組
    仕舞「老松」石田大雅
      「鞍馬天狗」宗村蒼辰

    狂言「梟山伏」(山伏)山内理至 (男)服部和洋 (病人)東信彰
 
    仕舞「八島」狩野祐一

    能 「羽衣」(シテ)狩野了一 (ワキ)飯冨雅介 (大鼓)白坂信行 (小鼓)飯冨章博
          (後見)橋本寛/衛藤光明
          (地謡)塩山良一/末武有二/狩野祐一/山下保昌/渡辺康喜/中村邦生/塩津哲生/大島輝久

    附祝言

◇羽衣 解説
 駿河の国、三保の浦に住む漁夫の白龍が、松の枝に掛けてある美しい羽衣を見つけて、家の宝にしようと持ち帰ろうとします。するとそこへ一人の気高い女性が現れ、「それは天人の羽衣と言って、たやすく人間に与えるべきものではない」と話します。その様子から女性は天人に違いないと思った白龍は、それならば国の宝にしようと持ち帰ろうとします。天人は「その羽衣なくては天上に帰ることができない」と嘆き悲しみます。かわいそうに思った白龍は、衣を返す代わりに天人の舞楽を奏して、見せて欲しいと頼みます。天人は喜んで、羽衣を身にまとい、舞いを舞いながら空遠く昇っていくのでした。


▼昨年の熊本城薪能(金春流 「鵜飼」)


▼仕舞「羽衣」(喜多流 大島衣恵)

地謡「東遊の数々に。その名も月の色人は。三五夜中の空に又。満願真如の影となり。御願円満国土成就。七宝充満の宝を降らし。国土にこれを。ほどこし給ふさるほどに。時移つて。天の羽衣。浦風にたなびきたなびく。三保の松原、浮島が雲の。愛鷹山や富士の高嶺。かすかになりて。天つ御空の。霞にまぎれて。失せにけり。」