吉俣良の音楽に魅かれて見始めたNHK総合の土曜時代劇「忠臣蔵の恋 ~四十八人目の忠臣~」。今まで何度となく映画やドラマで見た話なのについ引きずり込まれてしまう。原作は諸田玲子の「四十八人目の忠臣」だそうだが、この小説は読んでいない。
ヒロインの武井咲演じるきよという女性は実在の女性だが、彼女が恋する礒貝十郎左衛門(福士誠治が演じる)がとても魅力的な人物。江戸で生まれ、幼い頃から眉目秀麗、14歳の時、浅野内匠頭の児小姓になったという。文武両道に秀でていた上、能をよくし、鼓や琴の名手でもあったという。松の廊下事件の後、内匠頭が切腹する際、遺書を託したのは、十郎左衛門と彼が兄と慕う片岡源五右衛門の二人。早くから討ち入りを主張し、大石内蔵助を始めとする家臣団と対立することもあったという。
そして、見事本懐を遂げた後、大石内蔵助らとともに白金高輪の肥後熊本藩江戸下屋敷に預けられた十七士のうちの一人でもある。切腹後、所持品の中から、紫縮緬の袱紗に包まれた琴の爪が出て来たというエピソードが残っている。
山鹿市の日輪寺には、十七士の接待役を務めた堀内伝右衛門が持ち帰った十七士の遺髪を祀る遺髪塔がある。そして十七士が切腹した2月4日には毎年、義士祭りが行われている。
▼細川家に預けられた十七士
大石内蔵助・吉田忠左衛門・原惣右衛門・片岡源五右衛門・間瀬久大夫・小野寺十内
間喜兵衛・礒貝十郎左衛門・堀部弥兵衛・近松勘六・富森助右衛門・潮田又之丞
早水藤左衛門・赤埴源蔵・奥田孫太夫・矢田五郎右衛門・大石瀬左衛門
※熊本藩と赤穂義士のかかわりについては下記の「ふるさと寺子屋」をご覧ください。
「 忠臣蔵と肥後 」
ヒロインの武井咲演じるきよという女性は実在の女性だが、彼女が恋する礒貝十郎左衛門(福士誠治が演じる)がとても魅力的な人物。江戸で生まれ、幼い頃から眉目秀麗、14歳の時、浅野内匠頭の児小姓になったという。文武両道に秀でていた上、能をよくし、鼓や琴の名手でもあったという。松の廊下事件の後、内匠頭が切腹する際、遺書を託したのは、十郎左衛門と彼が兄と慕う片岡源五右衛門の二人。早くから討ち入りを主張し、大石内蔵助を始めとする家臣団と対立することもあったという。
そして、見事本懐を遂げた後、大石内蔵助らとともに白金高輪の肥後熊本藩江戸下屋敷に預けられた十七士のうちの一人でもある。切腹後、所持品の中から、紫縮緬の袱紗に包まれた琴の爪が出て来たというエピソードが残っている。
山鹿市の日輪寺には、十七士の接待役を務めた堀内伝右衛門が持ち帰った十七士の遺髪を祀る遺髪塔がある。そして十七士が切腹した2月4日には毎年、義士祭りが行われている。
▼細川家に預けられた十七士
大石内蔵助・吉田忠左衛門・原惣右衛門・片岡源五右衛門・間瀬久大夫・小野寺十内
間喜兵衛・礒貝十郎左衛門・堀部弥兵衛・近松勘六・富森助右衛門・潮田又之丞
早水藤左衛門・赤埴源蔵・奥田孫太夫・矢田五郎右衛門・大石瀬左衛門
※熊本藩と赤穂義士のかかわりについては下記の「ふるさと寺子屋」をご覧ください。
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