徒然なか話

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真夏の風物詩 ~出水神社薪能~

2019-07-10 14:24:38 | 音楽芸能
 水前寺成趣園の真夏の宵を彩る「出水神社薪能」は今年、第60回を迎えます。今年の番組のメインは「羽衣 替ノ型」。「羽衣」は最も人気があり、演じられることも多いのですが、今回の「羽衣 替ノ型」というのは、金春流の特別な演出が加えられたバージョンです。どう違うかは下記の【見どころ】を参照ください。
 昨年の「出水神社薪能」では公演の途中で土砂降りとなり、最後まで見ることが出来ませんでしたので、今年はなんとか天気が持ってくれることを願っています。



 ◆日 時 8月3日(土)18:30~
 ◆会 場 水前寺成趣園内・出水神社能楽殿
 ◆主演目 金春流「羽衣 替ノ型」シテ 本田光洋
 ◆観能料 無料
  ※18時以降は水前寺成趣園の入園料も無料となります。

▼「羽衣 替ノ型」について(能楽金春ニュースより)
【あらすじ】漁師の白竜が三保の松原で、天の羽衣を見つけます。そこへ天人が現れ羽衣を返して
      欲しいと頼みます。白竜は返す代わりに天人の舞楽を所望します。天人は舞を舞い天
      空へ飛び立ちます。
【見どころ】一般にも広く知られている人気曲です。上演頻度も高いのですが何度見ても面白い曲
      です。筋も分かりやすく、のどかで明るい曲です。後半の舞が特に見どころ。
      今回は小書(こがき:特殊演出)「替ノ型」での上演。終盤の破ノ舞がなくなり、
      キリの謡に緩急がつくなど、より華やかさを増します。


2015年の出水神社薪能「羽衣」