劇団ひまわり熊本の今年の夏公演は「おてもやん」だそうです。熊本人としては「待ってました!」と掛け声をかけたい題材です。しかも、おてもやんのモデルになった女性とその作者にスポットを当てた劇は、私の知る限り初めてではないかと思います。
今や全国的に知られる熊本県民謡「おてもやん」ですが、モデルや作者がいたことが知られるようになったのは意外にも近年のことなのです。昭和も後期になった50年代、作者の親戚筋から情報を得た郷土史家が地元ミニコミ誌に発表。しかし、昭和57年に発行された「熊本県大百科事典」の「おてもやん」の項目には、作者やモデルのことはひと言も触れられていません。そして平成の世になって17年、おてもやんに興味を抱いた小山良先生(脚本家・作詞家)が執念のフィールドワークによってまとめた「くまもと人物紀行 おてもやん」を発表。これが世に広まり、作者&モデル存在説がやっと定説となりました。
作者の永田イネとおてもやんのモデルとなった富永トモ(チモ)。この二人の出逢いと友情、そして「おてもやん」がどのようにつくられていくのか、とても楽しみな舞台です。
今回の舞台にも、元花童の東島希海・愛海姉妹が重要な役どころで出演しています。3回の公演(下のパンフレット参照)はダブルキャストですが、3回目の公演では、希海さんがトモ(チモ)を、愛海さんがイネを演じる予定です。「おてもやん」や「ポンポコニャ」を踊る場面もあるそうですから、それもまた楽しみです。
今や全国的に知られる熊本県民謡「おてもやん」ですが、モデルや作者がいたことが知られるようになったのは意外にも近年のことなのです。昭和も後期になった50年代、作者の親戚筋から情報を得た郷土史家が地元ミニコミ誌に発表。しかし、昭和57年に発行された「熊本県大百科事典」の「おてもやん」の項目には、作者やモデルのことはひと言も触れられていません。そして平成の世になって17年、おてもやんに興味を抱いた小山良先生(脚本家・作詞家)が執念のフィールドワークによってまとめた「くまもと人物紀行 おてもやん」を発表。これが世に広まり、作者&モデル存在説がやっと定説となりました。
作者の永田イネとおてもやんのモデルとなった富永トモ(チモ)。この二人の出逢いと友情、そして「おてもやん」がどのようにつくられていくのか、とても楽しみな舞台です。
今回の舞台にも、元花童の東島希海・愛海姉妹が重要な役どころで出演しています。3回の公演(下のパンフレット参照)はダブルキャストですが、3回目の公演では、希海さんがトモ(チモ)を、愛海さんがイネを演じる予定です。「おてもやん」や「ポンポコニャ」を踊る場面もあるそうですから、それもまた楽しみです。