昨夜の熊本城薪能は3年ぶりの開催なので大いに期待したのだが、まぁヒドかった。メイン演目の金春流「半蔀」がブチ壊してしまった。どうヒドかったかはあえて言わないが、金春流の皆さんには厳しく反省してもらわなければならない。おそらくシテだけの責任ではないと思う。不満足な思いで帰路についたが、ふと19号台風のことを思い出し、被災者の皆さんのご苦労を思えば、こんなことなど屁でもないなと思い直した。
ただ、今回の救いは観世流の女性能楽師・菊本澄代さんの舞囃子「経正」を観ることができたことだ。12分40秒におよぶ舞は、一瞬たりとも目が離せない気迫の舞だった。これが観れただけで今回行った価値があった。
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観世流 舞囃子「経正」(菊本澄代)
ただ、今回の救いは観世流の女性能楽師・菊本澄代さんの舞囃子「経正」を観ることができたことだ。12分40秒におよぶ舞は、一瞬たりとも目が離せない気迫の舞だった。これが観れただけで今回行った価値があった。
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観世流 舞囃子「経正」(菊本澄代)