先日、叔父の四十九日に参列しての帰り、河内川沿いに山越えの道を通った。この道を通るのは久しぶりだったので、野出の鼓ヶ滝で車を停めてしばし眺めた。この滝は歌枕として知られ、詠み人はよくわからないようだが
音に聞く鼓の滝を打ち見れば山川の鳴るにありける
という歌が知られており、落語の「西行鼓ヶ滝」などにも引用されている。滝の音に聴き入っていると確かに鼓の音に聞こえなくもない。家に帰りついてからホンモノの鼓の音が聞きたくなり、YouTubeに登録したなかから次の2曲を選んだ。
1曲目が長唄「晒女」で「晒し芸」の音楽としてよく知られている。
2曲目は長唄「勧進帳」で終盤に盛り上がる「滝流し」の部分。

鼓ヶ滝(熊本市西区河内町野出)
2016.12.25 熊本市国際交流会館 長唄 晒女
2016.1.10 熊本市国際交流会館 長唄 勧進帳 ~滝流し~
音に聞く鼓の滝を打ち見れば山川の鳴るにありける
という歌が知られており、落語の「西行鼓ヶ滝」などにも引用されている。滝の音に聴き入っていると確かに鼓の音に聞こえなくもない。家に帰りついてからホンモノの鼓の音が聞きたくなり、YouTubeに登録したなかから次の2曲を選んだ。
1曲目が長唄「晒女」で「晒し芸」の音楽としてよく知られている。
2曲目は長唄「勧進帳」で終盤に盛り上がる「滝流し」の部分。

鼓ヶ滝(熊本市西区河内町野出)
2016.12.25 熊本市国際交流会館 長唄 晒女
2016.1.10 熊本市国際交流会館 長唄 勧進帳 ~滝流し~
>聴き入っていると確かに鼓の音に聞こえなくもない
新幹線新神戸駅から20分ほど登ると「布引の滝」というものがあるんですが、その4つの滝の一つに鼓ヶ滝がついているのですが、どうも鼓の音に思えません(笑)
ふたつのYouTubeの鼓に注目して拝見しました。
間合いに一つ打つのも難しいと思うのですが、3人の方、4人の方が同時に打つのって余程の練習がいるのじゃーないかと感心しました。
鼓の音量と音色の素晴らしさも感じましたね。
日本各地に鼓ヶ滝と称する滝がありますが、西行が訪れたという有馬の鼓ヶ滝と、ここの鼓ヶ滝は比ぶべくもありません。その昔、肥後耶馬渓と讃えられた景観は失われてしまいました。
唯一、上述の歌のみが往古の滝を偲ぶよすがとなっています。
この歌が都にも聞こえる歌となった背景は、近くに平安時代の閨秀歌人桧垣女のゆかりの岩戸観音や草庵があったことが大きいと思います。
能楽小鼓方大倉流の大倉源次郎さんの演奏会などにも行ったことがありますが、能楽、邦楽の別を問わず小鼓、大鼓の
音の奥深さを感じます。
こんばんは!寒くなりましたね。お元気でいらっしゃいますか?
叔父さまの四十九日だったのですね。お疲れさまでした。
私の伯父(母の兄)、伯母が河内に住んでいて、先週伯父の御見舞い?様子を見に行ってきたので、またまたFUSAさんと偶然一緒でビックリしました。
伯母が合唱部だったらしく、歌が大好きなので、私のリサイタルには毎年伯父伯母と伯母の兄弟夫婦で来てくれます。お土産はいつも「河内みかん」です。
伯母はペルゴレージのオペラ「奥様女中」のセルピーナのアリアが好きで、「素子ちゃん、チッチを歌ってよ」とよく言います。「Zit」と歌っているけど、チッチに聞こえるみたいです。
河内も素敵な所だなあと思って車窓から眺めていました。FUSAさんのブログ拝見して、熊本は景観がいい所がたくさんあるのだなあと思いました。
それからFUSAさんのブログのことを掲載しました。よかったら御覧ください。
ありがとうございます!
叔父の家は玉名市大浜町なんですが、河内町経由で河内川沿いの県道101号を山越えするのが大好きです。
伯母様も合唱をやってらしたんですね。音楽ファミリーですね。(^^♪
河内みかんは美味しいですよね!
以前、縁あって出荷場にお邪魔したことがあります。
「奥様女中」はバロック音楽のジャンルになるんですか?
だいぶ前ですが、バロックが聞きたくてシュトゥットガルト室内管弦楽団のコンサートに行ったことがあります。
熊本は歴史や景観をもっと大事にしてほしいなぁといつも思います。前述の県道101号沿いにも見どころや昔話がいろいろあるんですけどね。
こんばんは!お返事ありがとうございました。
伯母の実家が河内のみかん農家で、確か2番目に大きい所らしいです。
伯母は小柄なので、みかん農家を継ぐことが出来なかったと聞きました。
出荷場とか興味あります。FUSAさん、見学できてよかったですね。
小学生の時にジューシー工場の見学があったのですが、すごく印象深いです。
乳ガンの友達が何人かいて、伯母の実家の河内みかんを御見舞いに送りました。
ガン治療中は味覚障害とか出てつらいそうですが、河内みかんは美味しかったし、風邪予防になったと言われて、嬉しかったです。
奥様女中はオペラと書きましたが、すみません間違いです。
正確にはインテルメッゾという「幕間劇」です。
バロック音楽から古典派音楽への過渡期の楽曲になります。
熊本は色んな名所をいかしきれていないと聞いたことがあります。
FUSAさん、色々教えてくださいね。河内は親戚もいるし、楽しみになりました。
https://blog.goo.ne.jp/np4626/e/0c813d257fb130b53b17c2ed03b01ebc
河内ミカンの酸味と甘みのほどよいバランスはガン患者の方にも喜ばれたというのはわかるような気がします。
次回のコンサートには「Zit」もぜひお聞きしたいですね。(^^♪