いつものカメラ屋のジャンクコーナーで見つけました。細身の全身シルバーで絞り付近に大きな円盤があり、ズーム環にはいかにも手製のレバーが付いています。本来はゴムや皮で出来ているピント合わせ部分が取れて金属がむき出しになっているようです。
マウントはバヨネットとネジの両方がついています。バヨネットは合致するマウントは見つかりませんでしたが、ネジはは39mm径でL39マウントとほぼ同等のフランジバックということが判明しました。そもそもL39マウントのTVレンズって、どんな用途に使われていたのでしょうか?
絞り付近の円盤やズームレバーなど、とても怪しい!改造レンズの匂いがします。
さて、何はともあれ、L39マウントが使えると分かれば、マウントアダプターを介してマイクロフォーサーズで試写してみましょう。
広角側の18mmではかなりけられます。
Lumix DMC-G2+CANON TV Zoom Lens V6X18 18-108mm F2.5 <18mm付近で>
望遠側でも間マイクロフォーサーズでギリギリな感じです。もしかすると鏡胴の直径が小さいのでけられやすいのかもしれません。
<70mm付近で>
<108mm付近で>
安物のTVレンズに比べると、写りはかなり良いです。中心はきっちり解像しています。近距離では、少し後ろボケがぐるぐる回るようです。
<70mm付近で>
<35mm付近で>
けっこう謎だらけのTVレンズでした。