8mmシネフィルムカメラ用のニッコールレンズCine-NIKKOR.C 13mm F1.9です。マウントはDマウントで、ペンタックスQ7につけると、35ミリ判換算で約60mmの画角となります。
このレンズ、なんといっても小さいミニチュアサイズです。フィルター径はなんと14.5mm。
ペンタックスQ7の小さなボディにつけても、さらに小さいのが分かるかと思います。
ちなみに、35ミリ判の50mmのレンズと比べると、ミニチュアぶりが際立ちます。
レンズをよーく見ると、絞りの反対側には、SUMMERとWINTERの季節違いと、DULLとHAZYとBRIGHTの3つのクリックがありました。こんな表示は初めて見ました。レンズに書かれている字も小さくて、読み解くにはルーペが必要なくらいです。
さて写りはというと、絞り開放では少しフレアがあり滲みます。また周辺も少し流れています。
最短撮影距離にすると、けっこう後ろボケがぐるぐる回ります。
レンズが小さいので、けっこう無理した設計になっているのかもしれません。
ただ、F5.6まで絞れば、周辺の流れも消え、ニッコールらしくきりっとした絵になります。
PENTAX Q7+Cine-NIKKOR.C 13mm F1.9
Cマウントのシネニッコール25mmF1.8は優等生レンズでしたが、このDマウントの13mmは、なかなか個性の強いニッコールレンズでした。
こういうレンズ、好きです。
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